雑司が谷散人の街道遊歩 0815
中山道 7日目-01 2019.6.11
上州路に入っている中山道の旅、7日目はJR安中駅から。
国道18号久芳橋で碓氷川を渡り、下野尻交差点から左へ分かれる中山道旧道に入ると、安中宿。
安中は古くは野尻の郷と呼ばれ、永禄2年に安中と改められたが、野尻の地名が今も交差点などに残っている。
中山道旧道から右手の路地に入ると、左側に樹々に包まれた西広寺。
その境内に太子堂が静かに佇む。
西広寺前の道を進むと、突き当たりが熊野神社。
境内には推定樹齢1000年を超えるという大ケヤキ。
落雷で一部が崩れ落ちるとともに傾き、鉄柱で支えられている。
熊野神社は、安中城を築城した安中忠政が熊野三社を勧請したもので、安中城の鬼門の守護神。
本殿には美しい彫刻。
安中宿は江戸から15番目の宿。
本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠は17軒と少なく、小さな宿場だった。
古くは野尻と呼ばれ、安中城を築城した安中氏により地名が安中と改められたという。
飯盛女を置かない宿として、大きな発展は無い代わりに、女性や子供連れには人気があったようだ。