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絵本でほんのりカフェ気分【31】『行ってみたかった鹿児島を訪ねて ③ 仙厳園編 猫神神社にも注目』
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第31(行ってみたかった鹿児島を訪ねて ③ 仙厳園編 猫神神社にも注目)
霧島神宮を後に、霧島山系を南下して錦江湾とも呼ばれる鹿児島湾を目指します。
海沿いの道路に出ても仙厳園は思いの外遠く、予定より遅れていたこともあって、Maxは少しいらいらしながら運転をしてしまいました。
やっと、鹿児島を代表する名勝の仙厳園に到着しました。
★薩摩藩の世界文化遺産を学ぶ
入場ゲートから入って直ぐに、世界文化遺産オリエンテーションセンターを訪ねました。
そしてセンターで主に紹介されている、反射炉について学びました。
不純物が多くもろい銑鉄を溶かして、強い鉄にするための装置のことです。
この鉄を砂型に流し込み、固まったら近くの工場群で加工して、大砲の筒を作っていたのです。
薩摩藩の別邸があったこの地では、江戸幕府の監視の目も届きません。
こっそり外国の脅威に対抗するためと、明治維新を睨んだ日本近代化の礎を作り上げたのだと思います。
ただMaxはその時、インターネットにしろロボット技術にしろ、世界の進歩は「軍事」からだなと複雑な気分になりました。
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★仙厳園からの桜島を望む
仙厳園は島津家の別邸で、日本庭園と背後に雄大な桜島を望むことができます。
日本庭園は、灯篭や庭石などがとても大きく、雄大な桜島とマッチしているようでした。
また立派な御殿もあって、内外の客人の「迎賓館」として使われたとのことですが、今回はそこまでは見学しませんでした。
天気はあまり良くなくて、天気が回復することを期待していましたが、残念ながら桜島山頂の雲は払われませんでした。
しかたなく、写真を撮って、お待ちかねのショップに向かいます。
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★鹿児島の名産品を見て回ります。
仙厳園には、沢山のショップがありましたので、レストランも含めれば、一日散策ができそうです。
短時間の散策でも、何か記念品を買うつもりで、早足で見て回りました。
最初に目に付いたのは、素晴らしい工芸品の薩摩切子です。
良いものは価格に切りがないので、何となく一番安そうな薩摩切子の「ぐい呑み」などを考えていました。
Maxの心はときめきましたが、残念ながら「ぐい呑み」でも予算の10倍からそれ以上だったのです。
しかたなくウインドウショッピングに専念せざるを得ませんでした。
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★何かお土産の記念品を探しました。
薩摩焼酎や木工品の置物などを探していた時でした。
目に留まったのが、「セロ弾きの猫」の置物だったのです。
Maxが長く住んだ岩手の「宮沢賢治」の世界を感じたのです。
賢治ワールドでは、「セロ」とは「チェロ」のことで、とても良い置物をゲットできたのでした。
今回の鹿児島旅行の思い出の品として、長く大切にできると思いました。
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★「セロ弾きの猫」との更なる縁とは
「セロ弾きの猫」を購入して分かったのですが、仙厳園の敷地内には、「猫神神社」が祭ってありました。
猫を祭った神社なんて珍しいですよね。
なぜ猫が祭られているのかを調べたところ、豊臣時代に遡ることが分かりました。
秀吉の朝鮮出兵に参加した島津家の武士たちが、猫を戦場に連れて行ったとのことです。
猫の目の瞳孔の開き具合で、時間を知ることが目的でした。
7匹の猫を連れて行って、2匹は戻って来ましたが5匹は戦死してしまったため、猫神神社を創建したとのことです。
猫の置物が作られていたことに納得し、さらに「セロ弾きの猫」への愛着が更に増したMaxでした。
★仙厳園の散策を終えて
駆け足での仙厳園散策でしたが、鹿児島の良い思い出になりました。
特に「セロ弾きの猫」は、宮沢賢治への思いと猫神神社の御利益も得られそうでとても嬉しく思いました。
またもう一つ思ったことは、世界では戦争が絶えず、武器の技術が急速に進歩しています。
科学技術の進歩が、人々の暮らしを豊かにするだけでなく、ドローンやロボット戦士などが、人々を傷つけ苦しめることが無いように、努力していかねばならないと感じました。
仙厳園を後にして、もう一つ是非訪れてみたかった場所に向かいます。
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