型紙からうちのこのぬいぐるみ作ったよ
はじめに
こちらの記事は2024/5/16にFANBOXで公開した記事とほぼ同一の記事となります。
よろしくお願いします。
うちのこ兼代理キャラの日柑ちゃんのぬいぐるみを型紙から作りました。
なぜ型紙から作ったかというと人外(マスコット)キャラなので自分が納得できる型紙が見つからず自作することとなりました。
高校の家庭科の成績が2(5段階中)でしたが何とかできましたよ!!
⚠️注意⚠️
当記事はぬいぐるみ制作に関する実録記事なので詳細な作り方や細かな用語の解説などはほとんどございません。
あらかじめご了承の上、ご覧いただけますと幸いです。
※途中ぬいぐるみの生首が写ります。ご注意ください。
全体の制作期間
4/18〜5/5(型紙制作〜試作品作り〜本番ぬいの製作終了まで)
日によって作業時間はまちまちですが、休みの日は一日中作業している時もありました。
裁縫中に作業通話してくださった方、ありがとうございました!
参考にさせていただいた方々
たきゅーと様
基本的な縫い方について丁寧に教えてくださってます。たきゅーと様のキャラが濃くて見ていて楽しいです笑
ぴよぴっこ様
刺繍の基礎を学ぶのにオススメ!
ぴよぴっこ様はぬいぐるみ関連の書籍も出されています。
刺繍の本が気になりすぎる…!
オタメイド様
型紙から作るぬいの作り方を参考にしました。
刺繍の解説もシンプルでわかりやすかったです!
その他沢山のぬいぐるみ制作レポ
勇気をもらいました。ありがとうございます!
スペシャルサンクス
千代紙れいさん
Xのフォロワーさんです!
ぬい制作にあたり様々なアドバイスをいただけました。れいさんはぬいぐるみ作家としてご活動されている方です。ぜひXのアカウントをご覧ください!
(このページだとポストが見られないのでX上でご覧ください!)
ぬい作りにあたり購入したもの
ぬいクロスボア(清原)
クリームイエロー×2、ベビーミルク×1、レモンイエロー×1を使用しました。
作りたいキャラクターによって使う色は変わります。今回作成したキャラクターは黄色が基調の動物系マスコットキャラなのでいわゆる肌色はありません。強いて言えばベビーミルクが色白の人間キャラに使えそうな感じがしますね。
今回はユザワヤで売っていたものを使用しました。他の手芸屋さんにもあると思います。
私はトーカイ、ドリームで見かけました。
ぬいクロスボア、めっちゃ良かったのでもっと色のバリエーション増えると嬉しいな…!
次はピンクが基調の子を作りたいのでピンクの種類を増やしてください…お願いします…。
慣れたら通販で布を買うのもいいですね。
フェルト
試作品作りや縫い方の練習に使用。
100均でオッケー。
もちろん一発で作れるで!って人はなくても大丈夫です。
私は前述の通り、家庭科の成績が2なぐらいには不器用かつ裁縫なにそれおいしいの?状態だったので購入しました。
その他購入した裁縫関連の道具
たくさんあるのでまとめて書きます!
・先の細い(重要)チャコペン
・ダルマの糸(薄い黄色)
・刺繍針
・刺繍枠(竹枠がオススメ)
・刺繍シート(貼るタイプ)
・刺繍糸
・片面接着芯
書き忘れてるのがあるかもしれない…。
ここにない裁縫系の道具は(同居人が)小学生の時に学校で購入したものを使いました。
侮ることなかれ…めちゃくちゃ使えますのでご自宅にある方は使ってみてください。私は実家にあります(…)
今回購入した裁縫系の道具は刺繍枠と片面接着芯以外は手芸屋さんで購入しました。
糸や針は100均だと脆かったり使いにくいと聞いたので…。
刺繍枠は100均のものでも全然大丈夫でしたが、プラスチック製だとつるつる滑ってやりにくかったので竹製がオススメです!
特筆すべきものの解説
紙粘土
以前購入したものです。型紙制作に使用しました。時間が経つと固まってしまうので油粘土の方がいいです。
いらない紙(チラシや新聞紙)
粘土の芯になります。
粘土の節約にもなります。
もちろん全部粘土でもオッケー!
綿
綿は100均の開けたら膨らむ綿より粒わたの方がオススメです!!
ですが手芸屋の粒わたは高いので最初は100均の綿でいいと思います。
余談ですがワッツには粒わたがあります。100円プラス税で買えます。サイコーやな!!
あると便利だったもの
ウッドクリップ
百均で購入。以前イベントで使用したものが家にあったことを思い出し使ってみました。
まち針を使いこなせなかったので…。
個人的にはすごく使いやすかったです。
ウタマロ石鹸
刺繍シートを落とす用。水だけでは落ちなかったので使用しました。
めちゃ綺麗に落ちました!(ご使用は自己責任でお願いします)
自分の作りたいぬいの形に近いぬいぐるみ
ダイソーで売っていたうさぎのぬいぐるみが自分の理想な体型に近かったので参考にしました。
もちろん版権ぬいを参考にしてもいいでしょう。いっぱい触ってみて研究だ!
(べたべた触るのは自分のものだけにしようね)
割り箸(割ってないもの)
手芸用鉗子がなくて割り箸で綿を詰めました。絶対鉗子でやった方がいい。
今回のぬいぐるみを作り終えた後ユザワヤに買いに行きました。
制作風景
うちのこはマスコット体型なのでまずは型紙制作からスタートです。作りたい体型を紙粘土でこねこねします。この時の完成度によって形が変わってきますので頑張りましょう。ちなみになんでこんな色なのかというと、家にあったものを使ったからです…新しく買う方は全部同じ色で大丈夫かと。
完成したらラップを巻きつけて上からテープをぺたぺた貼ります。
テープを全体に貼れたら油性ペンで切り込む場所を書いてパーツごとにカッターなどで切断します。
切り落とした状態は立体的になってますので切り込みをいくつか入れて平面になるようにします。(これはダーツと言います。)
自分も見よう見まねでやったからうまく説明できないです!ごめんなさい!
平面になったものを紙にうつしたものがこちら
ネタバレですがこの型紙は顔以外ほぼ没になりました。顔の型紙もわりと変わってます。
これをiPadに持っていってアイビスペイントで清書します。
こういう型紙制作ではアイビスは向いてないと思います…ベクターレイヤーが追加されたので大分やりやすくはなったと思いますが。
清書した型紙を印刷して、それを布に写します。今思うとここで型紙を切ってお試しでペーパークラフトのように組み立てたら良かったですね…
今回はフェルトで試作品を作ってから本番用の布(ぬいクロスボア)でやるつもりだったので失敗しても大丈夫やろ!って感じでした。
フェルトに写した後切って縫って組み立てのがこちら。今見るとあんまりかわいくないし糸見えまくりだしボロボロだ…😭
あと綿があんまり入ってなくてスカスカ…。
これは試作品なので多少かわいくなくても大丈夫です。
できあがった試作品を基に直す場所を考えます。
初心者だった私はとにかくダーツを入れまくったら立体的になるんだ!と思い込んでいましたが必ずしもそういうわけではなく、市販のぬいを見ると胴体や手足にはダーツがほとんど入ってませんでした。
なんだってー!!
というわけで顔以外の型紙を作り直すことになりましたとさ。
できあがった型紙を紙に印刷し、ペーパークラフトのように組み立てます。
体が小さい!手のバランス悪い!足かわいい!と言いながらこの作業を繰り返します。
どれだけ丁寧にやったかによって後の完成度に直結するので頑張りましょう…!!!
型紙ができたらパーツごとに切って本番用の布に写します。
水で消えるチャコペンを使いました。
写し終えたらパーツごとに裁断したいところですが、先に刺繍をするのをオススメします!なぜかというと先に裁断すると刺繍枠に入らないサイズになってしまい詰むからです…。
そのままだと布が長くて邪魔だと思うので刺繍枠に入るサイズに布をカットしておきます。写したところを間違えて切らないように気をつけます…!!
刺繍をやっていきます。
先に言っておくと刺繍は時間はかかりますが、時間をかければかけるほどきれいに見えます…!!!スカスカの刺繍になると悲しいので頑張りましょう!
刺繍シートに図案を写します。
私は型紙に図案も一緒にプリントしていたので、下に型紙を敷いてトレースしました。
刺繍シートはスマ・プリという貼るタイプのものを使用しています。
A4サイズ×2枚で1000円程度だったのでまあまあ高かったのですが、意外とそんなに使わないので1枚のシートで何体かのぬいぐるみが作れそうです。
もちろん100均のものを使用してもいいと思います
調べてみるとセリアで取り扱いがあるみたいです。
図案を写し終えたら布に貼ります。
この時に気をつけてほしいのが裏面ではなく表面(ふわふわの方)に貼ること!うっかり裏面に貼りそうになってしまいました。
綺麗じゃなくても最終的には全然問題なかったので大丈夫です。
・表面に貼る
・貼る位置を間違えない
こちらを気を付ければ何とかなります。
刺繍をしていくのですが、顔の刺繍だけで4日かかりました…。
所要日数は図案の難易度やぬいぐるみの大きさや裁縫に対する慣れで変わりますのであくまでも目安としてお考えください。
後日別のぬいぐるみ(サイズ同じ)に刺繍した時はもっと早くできましたよ!
以下刺繍ダイジェストです
手汗がやばくて何回も図案をなぞり直しました…。
完成したら刺繍シートを流しに行きます!
がその前に、今回は水で消えるチャコペンを使ってますので、このタイミングで布を裁断します。
先に洗ってしまうと消えちゃうので…。 (やらかした)
バケツに水を入れてウタマロを使って洗います。
洗ってもネチョネチョしてたり跡が残っている場合はシートが残っていますので落ちるまで洗ってください。私は石鹸で布を撫でるように洗いました。
水で消えるチャコペンを使っている場合、すすぎが甘いと後に復活することがありますのできちんと洗いましょう。
洗い終えたら水気を切った後、タオルドライをしドライヤーで乾かします。部屋干しだとばさばさになるらしいので…。
乾かす時はドライヤーの強さは弱めで、毛足を撫でるように優しく乾かします。できれば風は強く当てすぎない方がいいです。
こうすることで再びふわふわ感を取り戻せます!!柔軟剤がなくてもなんとかなります!
この工程はとにかく時間をかけてください。絶対手抜かない方がいいです。
他のパーツを水で消えるチャコペンで描いている場合はこのタイミングで一緒にすすぐと良いでしょう。
ちなみに水で消えるチャコペンは水の量が少ないと時間差で復活してしまいます。
霧吹き程度の水だと翌日には復活していました。たくさんの水で洗いましょう。
あとはひたすら縫うだけ!!!
ここまでくるともう完成間近です!頑張りましょう。
今回は胴体と手はくっつけて、頭と足は別で作る型紙だったのでそれぞれ綿を詰めます。綿はお金に余裕があれば粒わた推奨です。
もちろん粒じゃない綿でもいいのですが触り心地が全然違います。
日柑ぬいは手だけ粒わた100パーセントで、かなりパンパンにしましたがそれでも柔らかいです。
頭や体は普通の綿ですが触り心地があんまりだったので次回作は粒わた100パーセントにします。てか詰めすぎて固い笑
綿を詰めたらコの字縫いをします!定期的に糸を引っ張りつつ位置を見ていきましょう。
この際に引っ張りすぎると糸がちぎれてやり直しになるのでほどほどの力でやりましょうね!
アニメ観ながらやってたので無駄に時間かかった…。
各パーツをくっつけたら最後の一仕事です。
手足をケモノっぽくします。
糸でぬいぐるみを引き締めることで手指、足指の再現ができます。
やり方は簡単で、引き締めたい位置に針を入れて出して引き締めてもう一回同じ場所に糸を入れて玉留めをして、玉留めを中に押し込みます(説明下手)
恐らくここまで作ってこられた方ならすごく簡単なのでやってみてください。
手足をケモノっぽくしたら、縫い方が甘いところがないか確認し…
完成!!
めっちゃかわいくできて満足!
ここまで頑張った甲斐がありました😭
ですが反省点がいくつかありまして
・バランスが悪い(胴体や足が小さすぎる、輪郭がぞらお絵と違う)
・縫い目がずれている
・縫い方が甘い場所がある(糸が見えています)
・刺繍糸が浮いてしまった
・綿詰めすぎて触り心地が微妙で、少し押したら綿が漏れそうな感じがする
・色んな理由で何回も洗ったので刺繍糸がちょっとボサボサ気味(遠目で見る分には問題ない)
などなど色々ありました。
ですがそれを上回る満足感!
同人誌もそうなのですが完成品が見たくて頑張っちゃうんですよね…。
ちなみに2体目もこのレポを書いている間にできてました
星百合ちゃんのマフラーと尻尾飾りは作り直す予定です…😵💫
1体目のノウハウのおかげで1週間で完成しました。
今回作った2体は先日開催されたコミティア148に連れていきますました🙌
すごく好評で嬉しかったです!
お写真も撮っていただけて嬉しい限りです。
今後のイベントにも連れていく予定ですのでよろしくお願いします。
おまけ 型紙公開するぞ
こんな感じの型紙を用意して作りました。全てA4サイズです。
※この型紙は2体目の星百合ぬいで使用したものです。日柑ぬいはバランスが悪かったので作り直しました。
縫い代とか配置とか適当すぎでは!?って感じですが自分が分かればいいんや…(ダメです)
この型紙には耳や尻尾は含まれておりませんのでご自身で作成してくださいね!
※恐れ入りますが作り方についてはこちらでは説明できかねます…。
この型紙は下記の規約を守っていただければ大丈夫です。
大丈夫なこと
・配布型紙を使用して作品を作る
・配布型紙の改造
・配布した型紙を参考に新たな型紙を作る、または新しく作った型紙を使った作品の販売
・この型紙を使用して製作した作品をプレゼントする(金銭が発生しない範囲であればご自由にご利用ください)
ダメなこと
・型紙の無断転載、自作発言、販売
・この型紙を使用して製作した作品を売る
・誹謗中傷や政治的な発言で使用する。
上記のことを行わなければ大丈夫です。
この項目につきましては予告なく変更する場合がございます。
この型紙を使用して発生したトラブルについては責任を負いかねます。
著作権、著作者人格権は放棄しておりません!
髪なし動物系マスコットキャラ(2〜3頭身程度)を想定して作っておりますが、アレンジで髪をつけたり人間キャラの製作に使用しても構いません。
マスコットキャラの自作ぬいがもっと増えるといいなあ…。
ここまでお読みいただきありがとうございました!