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社内に100台の固定カメラを設置!?会社の裏側をえがく新感覚のNHK番組『のぞき見ドキュメント 100カメ』制作の舞台裏をのぞき見!

はじめまして。お酒と男は濃いめが好きなZOZO広報部の三原です。

記念すべき第1回目の投稿は、昨日(8/21水)放送されて、Twitter等でも話題沸騰のNHK『のぞき見ドキュメント100カメ』について、その制作の舞台裏を紹介したいと思います!

さて、みなさんはこの番組、ご覧になられましたか?!
ご覧になられていない方のために、まずは『のぞき見ドキュメント100カメ(以下、100カメ)』についてご説明します。

簡単にいうと、100台もの固定カメラを社内に設置し、実際に社員がガチで働いているありのままの様子を撮影する、という前代未聞の恐ろしい番組です。そして、視聴者は、ZOZOの社内をまさに“のぞき見”しているような感覚を味わえる全く新しい形態のドキュメンタリー番組なのです。

舞台となったのは、ZOZOTOWNののクリエイティブ制作を手掛け、ZOZOの根幹を担うデザイン部。カメラ100台、収録総時間はなんと約3600時間!!それをぎゅぎゅぎゅっと30分に凝縮しています。
果たして、この番組制作の舞台裏はどうなっていたのか・・・?!

そこで、『100カメ』の撮影から編集まで担当されたNHKディレクター須田雄一郎さんと一緒に、撮影に至った経緯や撮影の舞台裏を振り返ってみました!


──早速ですが、なんで『100カメ』という究極に手間暇のかかるヘビーな番組をつくろうと思ったんでしょうか?

今はWEBを中心に面白いコンテンツが沢山あって、残念ながらTVは劣勢です。そんな中どうやって生き残っていくかと考えた時に、従来の方法ではなく、“今まで誰もやったことがない”表現で切り込みたい、と思って。『プロフェッショナル 仕事の流儀』や『ドキュメント72時間』などドキュメンタリー番組に携わってきたので、ドキュメンタリーの可能性を広げたい、とも思ったんですね。
三谷幸喜監督の「ラヂヲの時間」や「有頂天ホテル」のように色んな個性溢れるキャラクターが出てくる作品が好きで、出番は少ないけど面白くて記憶に残るキャラクターが沢山いる。だからドキュメンタリーも目立つ一人にスポットライトを当てるのではなく、地味だけど個性を味わえて、クスッと笑えるドキュメンタリーを作ってみたいと思ったんです。

──“社内でも大いに議論”があったのですが、今回の番組依頼を引き受けることになったのは、番組にかけるNHKスタッフの“思い”の部分も大きかったと思います。ちなみに、今までのドキュメンタリーの撮影や編集方法と大きく違う点は何でしょうか?

カメラの台数もそうですが、一番は自分の意志を極力排除して、カメラにすべてを委ねることですね。ロケをする場合は、頭の中でストーリーを予測しながら撮っていけるのですが、『100カメ』の場合は、何が撮れるか分からないので、撮れたものだけで編集するしかないんです。いかに日常の一コマに光を当てて面白くするかが腕の見せ所です。インタビューやナレーションがないのも違う点ですね。

──何が撮れるか分からないのに…よくぞ勇気をもってZOZOにオファーして下さいました!そもそも、なぜZOZOを舞台に100カメを制作してみようと思われたんですか?

ZOZOと言えば、前澤社長のイメージが強いですが、だからこそ、その裏でZOZOの成長を支えて頑張っている社員にスポットを当てると面白くなると思ったんです。前澤社長をメインに引っ張り出さなくても、きっと魅力的な人はたくさんいる、と。ましてや、かつてない逆境の中だからこそ、実直に働いている社員の見えない部分を撮りたかったんです。

──そういえば、弊社の経営会議にNHKさんも参加していただき、社長や役員を前に番組について熱弁していただきましたね笑!NHKさんの「良い番組を作りたい!」という思いや熱量に胸を打たれました。
──で、いよいよ撮影に入るわけですが、そもそも本当に100台のカメラを設置したんですか?誤魔化してないですよね 笑!??

ちゃんと100台設置しました・・・笑!その台数がタイトルになっているくらい、番組の肝ですからっ!

──カメラを設置する上でこだわったことはありますか?

ZOZOのデザイン部には女性社員もいらっしゃったので、デスクにカメラを設置する際、「下からのアングルは鼻の穴がみえる!二十顎になる!怒」などのご意見もあり、そこはレッドブルで高さを出すなどして笑、調整させていただきました。あと、同じチーム内での会話も多かったので、関係性が分かりやすいように高い位置にもカメラを設置したことで、よりチーム感が出せました。カメラで撮られているという異常な状態も、長時間で設置することで次第に慣れてきて、できるだけ自然な状態を撮影できるのは、固定カメラの良いところです。あとは、“のぞき見”なので、物陰にカメラを設置したり、アングルなども工夫しましたね。

──収録総時間が、約3600時間だったとのことですが、ケタ数間違ってないですか!?本当に全部見られたんですか笑?吐きそう・・・!!

全部見ましたよ!3チームで手分けして、発言・行動を書き起こしながら構成していくんです。小さな一コマを見逃せないので、ほとんど早送りせずに見ました。毎日見続けていると、ZOZOの皆さんに不思議と愛着がわいきて…特にZOZOでは社員同士があだ名で呼びあうので、NHK社内の会議でもあだ名で共有していたこともあり、より親近感がわいてしまいましたね。久しぶりにZOZOへ打ち合わせに行ったとき、廊下で社員の方とすれ違ったりすると、こっちは家族くらいの馴れ親しんだ存在なのに、相手は「誰ですっけ?」って反応で。その温度感の差はありました悲。

——100台のカメラで撮影する前と後で、印象は変わりましたか?

一見きらびやな職場に思われがちだけど、実際撮影をしてみると、そこにはマジメに実直に働く人たちが映し出されていました。PCをのぞきこむ皆さんの真剣な表情が印象的でしたね。あと、前澤社長は、社員とけっこう距離があるのかなーと思っていましたが、会議の様子などをみると近い存在なんだな、と。私も廊下でたまたますれ違った時にも、普通に「お疲れさまです!」と言われましたし。社員のみなさんは、日々変化があるのでやることも多くて大変そうですが、いかに自分のアイディアを盛り込みながら仕事を楽しめるか、をいつも考えながら仕事をしていると感じました。
今回、尺の関係で入らなかったのですが、社内でカレーをつくって配ったり、社内になぜか箕臼があって餅つきしたり、社内のスケボーランプで夜な夜なスケボーしたり、自腹でパンを買ってきてみんなにパンを配ったり…自分たちで楽しむことを忘れない様子をもう少しお見せしたかったですね。

——結局のところ、『100カメ』を通して、須田さんは何を伝えたいですか?

テレビの世界にいるとどうしても目立つ人にスポットがあたりがち。だけど『100カメ』では、一人一人に光をあてて、みんなが主役なんです。地味と思っている人も、誰しも必ず個性があって必ず見どころがある!それが『100カメ』を通して思うことです。だから、自分と似たような場面に共感して、ちょっとした小さな日常も大切にすることを受け取ってくれたら嬉しいです。

──須田さん、本当にありがとうございました!そして『100カメ』の撮影から編集までお疲れ様でした…!あ、撮影した約3600時間分の機密情報、墓場まで持っていってくださいねーー笑!

ここで、『100カメ』で紹介された“ZOZOの生態”のおさらい!
生態①「あだ名」で呼び合う
生態②社内恋愛、多め
生態③プライベートがさらされる
生態④上司は「直感(ノリ)」で モノを言う
生態⑤メシのことで 頭がいっぱい
生態⑥ダメなら速攻で変える
生態⑦うろたえていては生き残れない・・・
生態⑧社長の理想に翻弄される
生態⑨コーヒー = ガソリン
生態⑩愚痴は上司が帰ったら

最後に・・・
『100カメ』のようにぎゅっと凝縮してまとめたかったのですが、長文になってしまいスミマセン!ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

私事ですが、実は、昨年11月にZOZOに中途入社しました。
ZOZOについて絶賛情報吸収中だった矢先に、この番組に携わることになり、私なりに“ZOZOの生態”を考える良いきっかけになりました。ちなみに番組内で最多露出?のZOZOデザイン部中間管理職「まこっちゃん」曰く、「100カメ第1回目放送の週刊少年ジャンプの三原則が“友情・努力・勝利”なら、ZOZOは“変化・迅速・信念”ですかね。」とのこと。なるほど!!!頼れる兄貴ーーっ!

そして『100カメ』をご覧になって、ZOZOって面白い会社だな、と思ったあなたに朗報です!!

今後、このnoteでは、今まで明るみにならなかったZOZOの内情をどんどん公開していきます!!!
今回紹介されたようなZOZO社員たちの生態についても、今後もっと掘り下げていきます。

お楽しみに♪


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