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俺の原動力

今回は俺の原動力になっているものを話したいと思います。
俺の原動力は親友との約束です。
前に話した家族や仲間も頑張れる原動力ですが、初めて本気で頑張ろうと思えたのが親友との約束です。名前はゆうや。今後はゆうやって書きます。

1.ゆうやとの出会い

俺とゆうやが出会ったのは小1です。どうやって出会って仲良くなったかは覚えていません。けどとにかく仲良くて、小1の頃は毎日って言っていいほど一緒に遊んでいました。ゆうやの家に秘密基地を作ったり、俺らのチームは小2からじゃないとサッカー部に入れなかったから、いつもゆうやの家の前の駐車場で夜暗くなるまでサッカーをしてました。毎日サッカーをしてはケンカ。「今の勝負は俺の勝ちだ」とか、とにかくお互いめっちゃ負けず嫌いでした。
中学生か高校生に2人でサッカーで本気で勝とうとして挑んだら簡単に断られたのもいい思い出笑

小2になるとサッカー部に一緒に入って、一緒に試合に出て、楽しかった。けどその時の記憶があんまりなくて、ぼんやりだけど、小1の頃よりは一緒に遊んだり、休みの日にサッカーを一緒にするっていう機会が減ったと思う。ゆうやは当時から俺より背は小さかったけどうまかったし、とにかく負けず嫌いだった。ゆうやにだけは負けたくないとずっと思ってサッカーをしてた。

2.ゆうやとのお別れ

小3になって、衝撃な出来事がありました。
ゆうやが引っ越すことになった。それも結構遠い鹿児島に。俺はもうとにかく泣いて、現実を受け止めるのにめっちゃ時間かかりました。親友とサッカーできなくなるなんて考えてもなかったからもう嫌で仕方なかった。
けど俺らには2人だけの夢がありました。
2人で日本代表になって最強のコンビと言われるという夢が。それを叶えたらまた一緒にサッカーできる。そう思って、俺は現実を受け止めたのをすごく覚えています。
そして半年経ったくらいかな?ゆうやが俺の元に遊びに帰ってきたんです。俺はもう大喜びして、足の骨折れててギブスしてたけど、関係なくダッシュでグラウンドに向かったよね。笑

3.鹿児島に会いにいった小6

兄貴の全国大会が熊本であったからそれを見に行った後に鹿児島が近くだったからゆうやに会いにいった。声も変わってて、方言も全然前と違って驚いた。1番驚いたことは、サッカー選手としてのレベルがもう俺とは全然違った。ボールタッチが柔らかくて、俺とレベルの差が歴然だった。そこから俺は「このままだとゆうやと日本代表で一緒にプレーするっていう夢が叶わない」と思って意識が変わってサッカーに没頭した。あの時ゆうやと会ってなかったら俺はぬるま湯に浸かり続けてだんだろうなって思う。

4.それぞれの道、決断

月日が流れ、高校進学の時、ゆうやはサッカーの名門東福岡高校に進学を決めた。俺はゆうやとサッカーしたいと思ってたから東福岡高校に行こうとしてた。けど色々あって、俺はガイナーレ鳥取U-18に行くことにした。お互いたまに連絡を取り合って、そっちはサッカーどんな感じとかたくさんのことを聞き合った。
高2の終わり頃から高3の途中か記憶が定かじゃないけど、ゆうやから一本の連絡があった。
「サッカーをやめようと思ってる。夢叶えれなくてごめん」みたいなニュアンスだった。
確か遠征帰りのバスの中でその文を読んでとにかく驚いてた。ぶっちゃけ最初は「俺との約束はそんな簡単にやぶるなよ」って思ったけど、色々話を聞いて納得した。その時ゆうやから「俺の分まで頑張ってプロになって活躍してくれ。大地ならできる。」この約束を守るために俺は頑張れてます。もちろんこれだけが原動力ではないけど、この約束が俺を奮い立たせてくれます。気持ちが折れそうな時、目標がぶれそうになった時にこの約束がチカラをくれます。
ゆうや本当にありがとう。




ゆうやはサッカーを通じて、

目標に向かって挑戦し努力してそれが実らなくても、その経験は人生の糧となって助けてくれる。

と言っていました。そんなゆうやとの約束を必ず叶えるために今後も自分の信じた道を突き進もうと思います。


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