弱音は吐くものじゃない
日常生活で弱音を吐くという行為に僕は賛成できない。
「弱音を吐いて自分の弱いところを見せれば、相手と打ち解けやすい」や「弱音を吐かないで、ずっと自分の内に溜め続けていれば、いつか耐えられなくなってダメになる」などの意見に正しい部分があることは認めるのだけれども、僕はどういう場合にしたって共通した条件が付くと思う。その他人に弱音を吐くための条件というのは、「自分がその弱音を内容を、本当の意味では克服していること」だ。
ここで、本当の意味での克服とはどういうことなのか説明しよう。これはまず、簡単に言ってしまえば「大して気にしていない」ということだ。つまり、克服とは受け入れるということであって、もし他人から見てどれほど過酷な状況であろうとも、本人がそれを受け入れることができていればそれは大したことではなくなる。そしてそれができていないのに弱音を吐くという事は、相手に自分の不幸を押し付けるという事だ。これは当然相手に許される行為ではない。その場では微妙な空気になるだけだろうが、相手の心の中では考えるまでもなく許されない行為である。許されない行為をする人間が嫌われ、避けられるのはこの世の法則であるから、したがって、嫌われたり避けられたりという事になんともないのであれば別だが、基本的に本気の弱音を吐くべきじゃないだろう。
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