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65点を目指して働こう

与えられた仕事で全力で臨む。
期待に応えたいと思えば思うほどそうやって頑張るのが普通ですよね。

”与えられたことに対して100点満点を目指す”
学生ならテストで、大人になってからだと資格試験という機会もあります。
今はちょうど受験シーズンで当時のことを思い出したりも。

今まで自分自身も何をするにしても100点満点を目指してきたつもりでした。
でも最近はちょっと考え方が変わりました。

100点満点は必要ないし求められてもいない

昨年末頃に、仕事ができるとかできないってどういう基準で決まるんだろうかと考えていた時期がありました。

ずっと考えていて分かったことは、求められた仕事を合格点でやれる人のことを仕事ができる人だということです。

じゃあ合格点ってどれくらい?
っていいますと、誰も感動するようなでき=100点満点は求めていません。
60点くらい。「これぐらいやってくれるよね」って人が仕事したいして求めているのってこんなもんです。

それが職場のレベルとかによって60点の難易度が変わったり、合格点が上下したりはありますが、100点満点を求められる場面は相当限られています。

ひとつのことをやって終わりの仕事なら良いかもしれないですが、仕事って普通は次から次にやることが出てくるはずです。
期限もあるでしょうし。

100点満点を求めるがために期限に間に合わなければ0点とみなされるのが社会です。
試験みたいに部分点ももらえません。

だから安定して60点を獲得できる人が仕事ができる人って言われるんだろうなということです。

テストの合格ライン

資格試験の合格点数のラインを調べてみると、分野ごとで変わりますが、5割〜7割くらいを求められることが多いです。

つまり6割前後理解していたらその分野の専門家として認めてもらえるということです。

学生時代の赤点を思い出してください。
私の高校だと30点ぐらいだった記憶があります。
それでちゃんと卒業証書をもらえます。

極端な話、3割理解していれば高校での勉強内容は理解したから大丈夫だと認められることになります。

でも60点取ればいいからって思っているとそれを下回る点数しか取れなくなります。
仕事ができる人って、その仕事の100点満点はどこにあるのかを先に考えてから6割の精度で完結させます。
実際にはそんなに深く考えず感覚でやっちゃうんでしょうけど。
これを普通の人がやるには、何が100点でどこで着地すれば60点なのかを意識するのが近道です。

難しいようですが、繰り返し地道にやれば、よっぽどではない限りたどり着けます。
どれだけ頑張ってもたどり着けない場合は、その仕事が向いてないということでしょう。

私自身は65点を目指していたら60点ぐらいで収まるかなという気持ちでいます。
子どもの頃から100点満点を目指してしまう性格だからこれぐらいで考えるととても気が楽になります。
図工や美術で超大作を作ろうとして未完のまま終えたことは数知れず、、

仕事ができる人間になるためにも、心が楽な仕事をするためにもこのぐらいの心持ちで取り組んでみてはいかかでしょうか。


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