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「アボカドについて」

「アボカド超好き~♪」という女子は多い。

だが、アボカドだけをモサモサ食べるわけじゃなく、ましてや、あのヒョウタン型のまま皮を向いて、むしゃむしゃ食べるわけでもない。

あくまでも、何かと挟んで食べたり、何かに混ぜて食べたり、何かに添えて食べることで、アボカドのあのモッサリした感覚に「なんとなく中和」されて、「なんか美味しい…かも?」となる食べ物である。

それなのに、「アボカド超好き~♪」と、アボカドを中心に言えば「私、可愛い。私、女子力高い。私、オシャレ」と思ってもらえると、思い込んでいる女子が多い。

前述した通りに、それはあくまでもアボカドではなく、その「何か」が美味しくなる、「何か」がアボカドと合うのであって、アボカドがメインではないし、独立した美味しさを放っているわけでもない。

だが世の中では、「アボカド」の扱いが過大評価されすぎている。

そもそも「アボカド」はどこの名産なのか?国内?海外?そんなことも知らずに「アボカド超好き~♪」と言っているはずだ。

本当に好きなのであれば、独り暮らしの自宅でも「アボカド」を使った料理をするはずだが、あまり聞いたことがない。

スーパーでのアボカドの扱いが小さいことがその証拠だろう。

もし、自宅でするとしても、それは第三者を招くホームパーティーか、彼氏が来た時に限られる。

なぜなら、「私、可愛い。私、女子力高い。私、オシャレ」をアピール出来る場だからだ。しかし、独りきりの夕食では誰にもそのアピールができないわけだ。

決して、私が「アボカド」が嫌いな訳ではないし、目の敵にする理由もない。

ただ、名前からして「アボカド」なのか「アボガド」なのか中途半端な存在のソレが、今のこの地位を確立できたその経緯を知ることで、今後の人生の歩み方の道標になるのではないかと、ふと思ったので、ここに書き留めてみた。

アボカドみたいに過大評価されたい。

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