「桜の開花宣言」をする人の話。
昨日テレビを見ていたら、靖国神社で「桜の開花宣言」の話題が流れていた。
ブラウン管の中には、いや、今の時代は液晶の中では、
得意げなドヤ顔をしたオッサンが
「お待たせしました~!桜の開花を宣言します!」
と、平成の「花咲爺さん」と言わんばかりのハリキリぶりで宣言していた。
毎年思うことだが、なぜわざわざ「桜が咲いたよ♪テヘペロ」と宣言する必要があるのだろうか?
悪いけど、我が家の新潟じゃ全然まだですけど?
桜が咲いたかどうかなんて、その場所で違うわけだし、そもそも見れば分かるわ。イチイチ宣言すんな。
そもそも、「桜」だけを特別扱いしすぎじゃないか?
チューリップだって、バラだって、百合だって「開花宣言」してやれよ。
ヒマワリなんて、あの夏の炎天下の下、ひたむきに太陽に向かって、ひと夏中咲いてるんだぜ? めっちゃ頑張ってるよ!?
しかも、子供の「自由研究」のネタにまでされて、「今日は何センチ育ったよ」とか、「なんで太陽に向かって動くのか」とか、そんなどうでもいいことの研究材料にされて。現代っ子ならググれググれって、ヒマワリは思ってるわ!
気象庁の人なのか知らんけど、あの得意げに宣言しているオッサンは、「俺が春を運んできてる!」くらいに思ってんだろ。