2019年夏。キューバ一人旅【6】バラデロ編1
だいぶん時間が過ぎてしまったが、キューバ旅行記の続き。
ハバナで2泊し、3日目の朝。
今日はビーチリゾートして有名な“バラデロ”で移動。
ハバナからバスで3時間くらい東へ行った場所にある楽園だ。
ホテルで朝食を食べたらチェックアウトし、バスの到着を待つ。
ハバナからバラデロへの行き方はググれはすぐに出てくるが、バスかタクシーか乗り合いバンかになる。もちろん電車とかはない。
ひとり旅なのでタクシーは割高すぎるので却下で。バスで行くことに。
バス会社は2社くらいしかなく、安いけどバス乗り場までタクシーで移動しなちゃのAパターンと、少し高いけどホテルまで迎えに来てくれるBパターンとある。
朝からいろいろ移動したくない自分は、Bパターンを選択。
9:30くらいのほぼ定刻通りにバス会社の陽気なおっさんがロビーに迎えにきた。
フォックスリバー刑務所の刑務長べリックみたいなおっさんだ。
バスはいわゆる大型マイクロバスで、乗り込むとすで別のホテルからの観光客を拾ってきておりほぼ満席。
オールスペイン語圏の観光客で、たったひとりで乗り込んできたアジア人のオレは注目の的。。。
中国人も話し声がデカいが、スペイン語圏の人も巻き舌で大声で話しまくっててうるさいな。
バスが出発するとさっきのおっさんが添乗員とし、バラデロまでの行程を説明しているっぽい。
なぜ、「っぽい」のかというと、スペイン語で説明しているからだ。
まあいい。ただの移動用のバスだから着くまで寝てよう。思っていたら、おっさんがやってきて「大事なことは英語で説明するから安心しなアミーゴ」と。
乗ってるだけし、説明なくてもいいんだけど・・・と思っていたら、なぜかおっさんが司会の「自己紹介タイム」がスタート。
乗っているお客グループごとに自己紹介をさせられてる。なんてこった。
陽気な乗客ばかりで、自己紹介にイチイチ盛り上がぅている。
そんでオレの番がきた。
スペイン語はわからないので、英語で簡単な自己紹介をすると、
「なんでひとりで来たんだ?」「キューバのどこに興味があるのか?」
など突っ込んでくる。
日本人ならではの愛想笑いを炸裂させつつ、わかる範囲で自己紹介終了。
ほっ。朝からハードル高めのアクティビティだぜ。
バスは順調に走り続け、その間もおっさんはキューバについてや、見える景色についてガイドをしてくれている。
ほとんどスペイン語で時々オレ向けに英語で。
熱っぽく語るとこからも、キューバ人のキューバ愛や誇り高さを感じた。
途中、いわゆるドライブインのような場所で休憩タイム。
「ここのピニャコラーダが最高にうまいぞ」と教えてくれて、みんなでピニャコラーダを飲む。
パイナップルをくりぬいた容器に入っていて旨すぎるやないか。
生バンドも演奏していて雰囲気も最高のドライブイン。
続々と観光バスがやってきては、みんなピニャコラーダタイム。
出発時間も全然曖昧で、結局40分くらいいたんじゃないかな?
そうこうしているうちに、いよいよバスは最終目的地のバラデロへ。
首都のハバナと違い、街並みは整備され、いくつものリゾートホテルが建ち並んでいる。
3時間強でようやくホテルに到着した。
つづく。