見出し画像

令和6年8月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼

令和6年8月も、たくさんのご支援ありがとうございました。
遅くなりましたが8月の動物たちの診療についてお知らせいたします。

毎日の注射など、獣医師が赴いて治療を行う必要がある動物は少し減りましたが、毎日の処置や投薬を行っている動物はまだまだたくさんいます。飼育係が創意工夫を凝らしながら処置や投薬を行ってくれています。

先月末にCT検査を行ったはホンドギツネのオス“がんづき”ですが、残念ながら急速な病気の進行により亡くなってしまいました。しかし、生前にCT検査で原因の目星がついていたことは大変重要なことです。CT検査の結果を踏まえて今後のケアについて検討していた矢先だったため大変残念です。

入院中動物たちについてですが、交通事故で保護されたニホンカモシカはまだまだ毎日のキズの洗浄処置が必要そうです。薬を変えたからか、ごはんを少し変えたからかずっと続いていた軟便は少し良くなる兆しが見えています。アルビノのニホンリスは広いケージ移動し、だいぶ慣れてきた様子です。ただ保護の原因となった外傷の後遺症とみられる症状は残っており、引き続き投薬が必要そうです。そのほかはたくさん食べてたくさん運動しています。



自力で起き上がることが難しくなり入院している高齢のヤギのメス“あんず”はここ最近で急激に立てなくなってしまい、今後いかに生活の質を維持できるかが課題になります。まだ食欲はあるので、食べたいものを食べたいだけ食べられる環境を整えられるよう努めています。

今後も医療レベルの向上を目指していきますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

病院チーム 松原ゆき・滝本明佳・早川温子・辻本恒徳