リバー3betブラフハンドの選定

今回の記事では、リバーのレイズに対し、さらにレイズを打ち返していく際のブラフハンドの選定について学習していきます。

このようなケースに遭遇するのは非常にレアですし、しかも多くのプレイヤープールにおいては発端のリバーレイズ自体にブラフが少なく、3bet以降のブラフレンジを持たなかったとて失う利益があまりないことから、議題になることも少ない分野なのではないでしょうか。

実際多くのプレイヤーにおいては、リバーの3betにはナッツハンドがほとんどで、それなりに強いレギュラーであったとしても、3betのバリューの下限は下げれてもブラフレンジは適切に構築できていないケースが多いと筆者は感じています。
そのような中、適切なブラフレンジを選択肢として持つことができれば、大きな武器になり得るでしょう。

そこで今回は、特定のプレイラインを辿った場面を想定して、様々なボードテクスチャーで用いられるブラフハンド候補について検証していければと思います。

GTO Wizard

▼前提のプレイライン

GTO wizard Solutionを用いて検証していきます。
前提は下記の通りです。

・6max cash（ES:100BB）
・NL50 x2.5 3bet:GTO
・BTN vs BB SRP

Flop: BB check/call BTN 1/3 bet
Turn: BB check / BTN check
River: BB check / raise BTN 75% bet / 3bet

リバーで3betができるスタックが残るようにSRPの設定とし、ベットラインも激しくなく・かつ実践的に取られやすい想定としました。
またリバーのベット・レイズサイズは、ボードによって用いられるサイズは異なりますが、おおむね中サイズに寄ったサイズをチョイスしていくことにします。

上記を踏まえて検証していきましょう。