Bubble Factor理論④-スタックの金銭的価値"ICM値"の考え方
今回の記事は、Bubble Factor理論シリーズの第四回ということで、"ICM値"という概念を紐解いていきます。
トーナメントにおけるチップの増減は、キャッシュゲームとは異なり、均一の金銭的価値を保証するものではありません。
基本的に同じチップ量であれば、増やす利益より減らす損失の方が大きくなりやすいのはこれまで見てきた通りですし、
"同じ点数のチップが増える"という現象をとっても、それがトーナメント開始直後であるのか、インマネ付近のバブルなのかでその価値は大いに異なります。
そのため、キャッシュゲームであれば自分のスタック=金銭的価値という単純な話が、トーナメントになると一気に金銭的価値に換算する難易度が上がるわけです。
そこで今回は、スタックを金銭的価値に換算するモデルの1つである"ICM値"を紹介していこうと思います。
▼スタック価値の基本的な考え方
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