【MTT】ICMとCold Call
トーナメントにおいては、レーキがなくAnteが存在するということから、キャッシュゲームよりかなり広くOpenに対するCold Callレンジが持たれます。
100BB キャッシュゲームでは、基本的にはBTN,BB以外からのCold Callは戦略的タブーであるというセオリーがありますが、MTTの場合は非常に広くCold Callが持たれます。
例えば以下は、8max ES100BB(Chip-EV)でUTGからオープンが入った場合のCOのレンジです。
3betを返す頻度より、Callで受ける頻度の方が高く、これがMTTにおいてはごく一般的な戦略となります。
このように、MTTにおいてはCold Callを適切に使いこなすことが不可欠なわけですが、やはりこれもエフェクティブスタックやICM力学によって、どの程度持たれうるかという点については自ずから差異が出る部分です。
そこで今回は、このCold Callというアクションに着目して、Chip-EVとICM両面からその考え方を紐解いていきましょう。
▼Chip-EV下でのCold Callを考える
ここから先は
4,752字
/
21画像
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?