ブラインドヘッズの攻防 3bet pot(後編)

※本編は2部作の内の後編となります。

SBvsBBの3bet potにおけるフロップ戦略について、全体的にどのような戦略が取られるのか、またレンジ30%CBが適したボードはどのようなボードかについて考察していきます。

前編テーマ：SB/BBお互いのレンジについての考察

後編テーマ：Piosolverを用いたレンジ30%betの考察

2022年1月内で完結する形で2部作の続き物となります。定期購読が非常にお得なものとなりますので、是非ご購読頂ければと思います。

バラで購入することも可能です。

レンジ30%CBについての検証の前提

まず大前提として、BB側のCBについての検証をする際、先に行うSB側のアクションを固定する必要があります。

今回は「ドンクベットレンジを一切持たない場合」の均衡解(以下ソリューション) vs 「ドンクベットを一切打たれない場合」のレンジ30%CBでの比較になります。

厳密なGTOとは、当然ドンクベット込みのレンジとなりますが、Apple to Appleに期待値を比較するため、その条件での比較を行っています。

その上でBB側の3betレンジは下記上図、IP側の3bet Callレンジは下記下図になります。

特にブラフ3betレンジは、細かくはソリューションによって異なりますが概ねこんな感じとして定義しています。

その他ベットサイズ等の定義は下図のようにしております。

それを踏まえ、全1755種のフロップに対して比較を行った結果がこちらです。

1755種のフロップに対して、ソリューションとレンジ30%CBを打った際でどの程度期待値の乖離があるのかを測っています。

下にフロップのカテゴリ別で大まかにそれぞれの傾向及び対策を記載しています。

それでは1個ずつ見ていきましょう。