HU-CB戦略③ ショートスタック下でのリンプポットのフロップ戦略考察
今回は、HUのCB戦略シリーズの第三弾として、ショートスタック下でのリンプポットにおけるフロップ戦略を検証していきます。
HUの傾向として、特に100BB下のスタックにおけるプリフロップは、多くのプレイヤーはRaise or Foldの簡易戦略を取っていることと思います。
その戦略自体が間違っているわけではないのですが、本来GTOソリューションでは、100BBのオープンレンジをレイズ or リンプで構成しており、リンプという選択肢も実は有効なことがわかります。
さらにGTOでは、エフェクティブスタックが小さくなってくると、よりリンプの選択肢が使われるようになってきます。
例えば以下は、ES 20BB下でのOpenレンジです。
もちろんレイズの選択肢がないわけではないですが、かなりリンプで参加する頻度が多くなっていることがわかりますね。
このように見ると、特にHU終盤のスタックが浅い状況下ではリンプが絡んだ攻防というのは珍しくなく、通常のSRPとの戦略差を抑えておくことも重要になってきます。
そこで今回は、ショートスタック時のプリフロップSBリンプ→BBCompleteの展開において、お互いのフロップ戦略がどのようになっていくかを検証していきましょう。
▼プリフロップ:BBのCompleteレンジ
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