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【MTT】vsアーリーポジションのCold Callを考える

MTTとCash Gameのプリフロップ戦略の違いは数多くありますが、その中の1つとして、MTTにおいては”あらゆるポジションからCold Callが選択肢に上がる"というものがあります。

基本的にCash Gameの場合は、オープンに対して、BTNやBB以外でCallで入るアクションは均衡戦略上は肯定されにくいのが常識です。
一方でMTTの場合は、RakeがなくAnteがあるという要素もあり、全ポジションからCold Callというのが存在します。

例えば、以下は9max MTT ES100BB(Chip-EV)で、UTGのOpenに対して、UTG+1の均衡戦略を示したものです。

UTG open→UTG+1 ???

無視できない程度のCall頻度が存在するどころか、3betよりもCallの頻度の方が高いというのが見て取れます。

まさに今回取り上げたいのは、こういったMTT特有のアーリーポジションのCold Callです。
そこで本記事ではESやポジションを考慮して、このアーリーポジションのCold Callというのがどのように変化するのか、そのヒューリスティックスを得るよう考えていきましょう。

▼ポジション別のCall頻度-ES100BB vs UTG open

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