Equityの実現を考える~Turn~
当記事は前回記事の続きとなります。
前回までボードでのcb全体像が決まっているときに、
この情報を基にしてレンジ全体でのcbをFlopで構築する方法を確認しました。実際に特定の状況でcbを打つためにはレンジ全体で構築されたソリューションのうち、今回のハンドがどこに属するのかということを最後に確認し、betレンジに属していればbetする。checkレンジに属していればcheckする。というだけです。
この考え方こそがレンジvsレンジで考えるという手法なのですね。
今回上記のような方法で適切にcbを打った、ないしcbを打たずにチェックした状況でTurnに進んだらどのように考えてアクションをしていけばよいのかということを考えます。
Flopは1500通り以上あり、TurnのシチュエーションというのはこのFlopでどのサイズのcbを打ったか(標準的には3~4size+checkの5種)、さらにターンカードはFlopで落ちなかった3枚以外の49枚のうちどれか。
ざっくりと見積もっても
1500*5*50 = 35万通り以上
存在し、さらにポジションにより膨れ上がっていきます。
暗記していこうという作業は非常に難しく、何らかの論理に基づいてGTOを解釈していくことが不可欠となります。
当記事を通じて、多くの人が五里霧中になるTurnという魔境へ一つのコンパスを持ち込めるようになり、霧が晴れていく、そんな過程を楽しんでいただければと思います。
Turnの戦略や指針なんてわからない。強いハンドといいドローで50~100%betをなんとなく継続してるだけ。という人(おそらくpokerにしっかり取り組む8割以上の人が該当するのではないでしょうか?)や、
感覚的にTurnのシチュエーションを理解していて33%を使ったりpotoverを使ったりしているが、その理屈はわからない。
という人々が楽しめる、内容となっていますので是非ご覧ください。
内容を理解したころには、綺麗な世界が広がっているかと思います。
メインとしてGTO Wizard BTNvsBB, 50NL Generalで説明します。他のポジションでも援用できる一般的な指針を解説します。
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polorized turn
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