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マイクロで勝てるようになるために-ポストフロップの考え方 Part1

マイクロで勝てるようになるために、PokerstarsやGG Pokerなどでマイクロステークスに挑戦している人や苦戦中の人向けにステークスアップにつながるような考え方を提供する記事になります。

ポストフロップの考え方について、本記事はPart1として「バランスよりもハンドの強さでシンプルに考える」をテーマに2bet potのIP側における基本ラインを取り上げていきます。


プリフロップについて

まずは前段としてプリフロップについての取り組み方です。

プリフロップについては基本的には、やはりベースラインとなるレンジをざっくりとでも覚える必要があるでしょう。

プリフロップは一番試行回数の多い局面になるので、一つ一つは小さくとも積み重なると大きなEVロスに繋がっていきます。

最終的には厳密にソリューションレンジをそのままやり続けるということをせず、相手に合わせて試行錯誤することは重要なのですが、基礎ができていない内はベースラインはどこにあるのかを覚えるべく、プリフロップのレンジ表を確認し基礎を作っていくのがいいでしょう。

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プリフロップに関してよくある課題を表でまとめています。特に注意すべきポイント2つを解説します。

①オープンがタイト過ぎる

ポーカー初心者を卒業し、マイクロレートでコツコツ打っている人によくあるリークとして、オープンがタイト過ぎるというものがあります。

最初期の何のハンドが強いか分からない状態から一周すると、「こんなハンドで参加できるの、、」とついついレンジを狭めてしまう傾向があります。

レンジが余りにも広すぎるプレーヤーは修正していかないとすぐに破産してしまうので生き残る人は少ないのですが、マイクロレートで長らく滞留している人は、「タイト過ぎるが故に微小なEVロスを常に垂れ流し続けている」可能性があります。

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基本的なことですが特にCO/BTNの位置からしっかりオープンレンジを確保しブラインドのスティールに行くことが重要です。

特にマイクロレートに内は3betがそこまで多くないプレーヤーが多いため、ブラインドからの3betが少ないのであれば余計にスティールは重要になります。


②3betにコールしすぎる

自分がOOPにいるときに3betされてコールしても非常に苦しい展開になる場合が多いです。

特に99以下のポケットペアはセットが刺さらない限り、非常に難しい判断に迫られることが多く、感覚的には降りすぎるくらいで丁度いいかなと思っています。

更にマイクロレートでは3betレンジが標準よりもタイトな場合も多いため、固めにディフェンスを行う意識がよいでしょう。

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※プリフロレンジ画像提供:GTO Wizard(プリフロレンジは無料で見れます)


ポストフロップ


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