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<だからzoojoが聞きました!> 大人も楽しい動物園へ - 「BREW AT THE ZOO」の裏話・後編

昨年秋に開催された、千葉市動物公園の主催イベント・BREW AT THE ZOO。zoojoがこのイベントに興味をもった理由のひとつが、かわいいデザイン!インタビュー前半では、デザインにまつわるエピソードや、「大人」をターゲットにしたこのイベントの企画経緯を伺いました↓

そしてインタビュー後半では、企画担当者・進野さんが千葉市動物公園へ赴任するまでのお話や、「動物園」に対する想いなどをお聞きしてまいりました!

公園→農業→まさかの動物公園!

zoojo(以下Z):そういえば進野さんって、千葉市動物公園に就かれる前は、どんなお仕事をされていたんですか?もしかしてビールメーカーではないですよね?(笑)
進野さん(以下S):千葉大学で都市公園法やまちづくりに関心をもって勉強しまして、そのあと大学院に行って、自然公園やエコツーリズムなどを研究していました。僕の生まれが千葉市だというのと、僕がやりたいことは「地域の人と一緒になって、公園を作ったりしたいな」と感じて、こうして千葉市役所に来ました。
Z:私たちも以前、「動物園=公園という視点から考えてみよう」というイベントで、造園職の方をゲストにお呼びしたことがありまして。その時に公園や造園職のことを教えてもらったのですが、知らないことがたくさんあってびっくりしました!
S:千葉市に入って、まず4年間は公園建設課にいました。最初の2年間は、公園のデザインを、住民の人と話しながら決めていく仕事をやっていました。そして次の2年間で、実際に公園を作っていく仕事に携わりました。基本設計の図面を見ながら、もうちょっと細かい実施設計という図面に落としていく作業と、図面に基づいて現場を作っていく作業の監督業務をやっていましたね。僕がもともと千葉市に入った目的である、「住民の人と一緒に公園を作っていく」という、やりたいと思っていたことにはそこで関わることができたというか。

Z:早速、希望の業務に携われたんですね!
S:その後に農政課という、農業の政策の部署に行きました。そこでは、農業計画に基づいた事業が進んでるか毎年チェックする仕事だとか、農業関係の施設の活用方法を考えたり、地産地消を推進していく活動にも関わっていました。
Z:おお。急に公園から農業関係への異動で。
S:そうですね、農政課では2年間で農家さんや飲食店の方々との繋がりもできたので、3年目では何かおもしろいことをやりたいな〜と思っていました。そうしたらまた異動になって、次は動物園に(笑)
Z:「動物園」への異動だと言われた時、正直どう思いました?
S:本庁の公園建設課で4年働いてる時に、ちょうど「動物公園をリニューアルする」っていう話が出ていて、担当者がすごく忙しそうにしてる様子は見ていました。「大変なところに行くんだな、お前」とばかり周りに言われてたので、ちょっと不安な気持ちが先行してはいましたね。初年度はとりあえず「仕事をひと通り覚える」という1年でした。
Z:異動になるまで、動物園に行ったのはいつが最後ですか?
S:ズーラシアには行ったんですけど、それはいつだろう……大学院2年の時かな。千葉市動物公園には、千葉市に就職してから研修として来ましたね。それがすごく久しぶりの来園で。千葉市動物公園に初めて来たのは、たぶん幼稚園児の頃かなぁ。

「動物園、久しぶりに来ました!」

S:BREW AT THE ZOO 開催当日の園内には、男性だけのグループも結構いたんですが、普段の動物園ではなかなか見ない光景ですよね。
Z :今日zoojoも、「私たちって女子3人で動物園歩いててまわりからどういう風に見られてるんだろうね?」ってお昼ごはん食べながら話してたんですよ。「なんか悩みでもあるのかな?って思われてたりして」なんて(笑)大人だけのグループって普段あんまり動物園にいませんよね。
S:イベントの開催日は、普段いないような客層がかなり来てたなという印象でした。アンケートの回答も見てみると、千葉大の学生さんが企画に関わっていることで、お客さんにも千葉大生が多かったようで。あとはクラフトビール目当ての人とか、「子供の時にはよく来てたけど、今日すごく久しぶりに動物園へ来ました」ってコメントもあって嬉しかったですね。
Z:「最近は動物園って行かないな…」という人たちを動物園に呼ぶのって、とても大変なことだと思うので、大きな成果ですよね!

▲千葉大生による会場装飾のラフイメージ。明るく華やかな会場が想像できますね◎

Z:他のスタッフからの反響はいかがでしたか?
S:たくさん人が入ってたのもそうですし、クラフトビールもとても売れたので成功でしたねって声をいただきますね。管理職としての反省点は、僕はこのイベントをたった2ヶ月で用意するために、普通はやらなきゃいけない「ホウ・レン・ソウ」をかなり省いてしまったという(笑)
Z:そんなことしてる場合じゃない!ってなりますもんね(笑)企画から含めて2ヶ月間って相当タイトなスケジュールですよね。
S:そうですね。会場の装飾も千葉大の学生さんがデザインしてくれたんですけど、中には近隣の小学校でワークショップをやって、子供たちと一緒につくったものもあったんです。小学校とのコラボも本当は他部署の管轄なので、ちゃんとそれは事前にお伺いを立てなきゃいけない話だったとか、ちょこちょこ省きまくってるところはあって、反省点もありますね…
Z:それは、次回への引き継ぎ事項として…(笑)でもお話を聞いていると、勢いがあったからこそ進んだ面もたくさんあったのかなって思います!

▲オリジナルステッカーは、アンケート調査のお礼としてプレゼントしていたもの。zoojoはすっかり気に入ってPCやスマホに貼っています♩

S:後日談としては、ステッカーのデザインを担当した学生さんが電車に乗ってたら、目の前に立ってる人がスマホにこのステッカーを貼っていたらしくて。
Z:えー!それはうれしい!「わたしがつくったんです!」って思わず声かけたくなりますね(笑)
S:こうやって千葉大の学生さんが考えてくれたことで、若い世代に向けたデザインになってるんだなって思いましたね。
Z:「楽しかったね」って去年のイベントの反響があると、「また今年も行きたいな」って思う方もいっぱいいると思います!
S:ぜひ BREW AT THE ZOO を恒例のイベントにしていきたいと思っています。そのためには、仲間が必要です。千葉市内には行動力のある人がたくさんいるので、一緒に動物公園を面白くすることができればと思っています。BREW AT THE ZOO だけでなく、新たな動物公園の楽しみ方につながるような企画を考えて、実現していきたいです。

BREW AT THE ZOO は、地元・千葉のつながりを大切にしているところが何よりの魅力で、進野さんはじめ企画メンバーのみなさんの気持ち・気合いがたくさん詰まったイベントだと感じました。zoojoは BREW AT THE ZOO を全力で応援して、今年こそはおいしいビールを飲みに行かせていただきます!

<ビール会社のみなさまへ>
「動物園でうちもビールイベントやりたいな」「今年のBREW AT THE ZOOに出店してみたい」など興味のある方がいましたら、ぜひお気軽にzoojoへお問い合わせください!
zoojo.team@gmail.com

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