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12年後に好きだと気付いた人:中学時代に置いてきた、たった1つの後悔。

今日のテーマはずばり恋愛です。
しかし甘酸っぱい恋愛ではなくて、ちょっとビターなものを。

中学時代、私には仲の良い男の子(A君)がいました。
でも、当時はまったく恋愛対象ではなく。
むしろからかったり、からかわれたり、テストの点数で競い合ったり。
本当にごくごく普通の友人関係だったと記憶しています。

私には当時、めちゃくちゃ好きで片思いしている子もいましたし(笑)

でもそんなA君とは、些細なことがきっかけ(私が悪い)で疎遠に。
そこから話すこともなくなり、中学を卒業しました。

それから、彼のことなど何も知ることもなく(むしろ存在も忘れていた)12年。
ふとした拍子に中学時代の日記を見返し、とあることに気付いたんです。

「…あ、これ。私、絶対A君のこと好きだったんじゃん」と。

日記には、当時好きだった人や友だちのことも書かれていました。
でも、それ以上に書かれていたのがA君のこと。

「A君と同じ高校行くぞ!」
「A君に◯◯って言われた!」
「A君と部活中に目が合った!」
「A君にテスト負けない!」

など些細な内容です。
しかしそれを読んだ途端、当時のことを思い出して、猛烈に胸がギューッとなったことを覚えています。

そしてそれと同時に、なんだかどうしようもなく泣きたい気持ちになりました。


後悔
過去の愛しさ
A君へ抱いていたであろう、気付かれなかった恋心。


さまざまな感情が混じり合い、しばらくボーっとしました。

結局は、彼と同じ高校に行くこともなかったし、むしろ仲が悪くなってしまいました。
もう今はどこで何をしているのかすら知りません。

あの時あんなことを言わなかったら、しなかったら。
脳裏に浮かんでは、かき消してしまいたくなるような場面ですが、それでも何度も頭の中に浮かんできます。
きっとそれはこの先ずっと、ふとした瞬間に思い出されるのでしょう。


好きだ好きだ、という憧れのような感情に消されてしまっていた
あまりにも拙かった恋心。

中学を卒業して、来年で15年。
あの頃の私たちからしたら、倍以上を生きている。
本当に不思議な気持ちです。

たぶんもう、一生彼と会うことは無いと思います。
ただどこかで幸せに、とそう願うことしかできません。

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