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暗黒(笑)の高校時代を照らしてくれた人:恩師に出会った18歳春。

みなさまには「恩師」と呼べる人はいますか?
私にとっての恩師は、高校3年生の時に出会った先生でした。
暗黒のとは書いていますが、そこまで暗い内容ではありませんので、気楽にお読みください。

高校時代はぶっちゃけ苦い。

この記事(https://note.com/zoo_nemui/n/n293478ec6dfe)にも書いた通り、私には今までの人生で尊敬する人が2人います。
1人は就職してからの上司。
そしてもう1人が、高校3年生の時に出会った担任の先生です。

見出しにも書いた通り、私の高校時代は正直苦いです。
友だちができなかった、というわけではありません。
でも、「心から何でも言える」友だちはいなかったと思います。
(特にイツメンというメンバーの中には)

これは、誰が悪いというわけではないと思います。
ただ、自分の中の殻が破りきれなかったとそれだけのこと。

それに加え、高校生の恋愛めんどくさい!(笑)
誰と誰が付き合ってるだの、誰が誰を好きだのすぐに噂が広まって。
私も、一時思いを寄せていた人のことがいつの間にかクラスメイトにバレていたときは、もんのすごく居づらい思いをしました。

可愛い可愛い言われてた男子が相手だったので、女子の目が怖いのなんの。
(ただの自分の思い込みかもしれませんが)


何で知ってるのー。
友だちにしか話してないけどー。
あ、もしかして本人にメアド聞いたからー。
えー、もしかしてそこが出処ー。
(当時の心の叫びです)


そんなわけで、なんとなく窮屈な高校生活を送っていた私は高校3年生に進級したのです。

担任の先生。

「早く卒業したい」
そんな思いで迎えた高校3年生の春。
しかし、そんな感情はすぐにパッと消えることとなります。

なぜなら、高校3年生時の担任の先生が大好きになったから。
きっかけは何だったか分かりません。

でも、鬱々とした私の名前を明るく呼んでくれた時から、なんだかパーっと周りが明るくなったのを覚えています。

それから私は、たくさん先生に話しかけました。
当時の感情は、もしかしたら憧れだけじゃなかったかもしれません。

今も、それ以前も女性を好きになったことはありません。
でも、その先生だけは何故かキラキラと見えて、「これが仮に恋だとしてもいいや。好きになるって性別とか年齢じゃないんだ」と思ったことを覚えています。
(私って変かも、ヤバいと悩んだ時期もありましたが(笑))

先生との思い出。

先生には、受験の面接練習や受験勉強、そして小論文指導で大変お世話になりました。
受験前でメンタルが不安定になっていた時も、親身に話を聞いてくださいました。

それに何より、友人たちは何も触れてこなかった、とあることに対して「どっしたー?」と明るく尋ねてくださった時には涙が出そうなくらい嬉しかったです。

卒業間近な時に、HRの授業で一緒にテニスをやったこと。
頭髪検査で笑われたこと。
日常会話で爆笑してくれたこと。
部活最後の大会の前に握手をしてもらったこと。

今では、そのどれもが青春時代の大切な思い出です。
先生のお陰で「窮屈」な高校生活から「楽しくて仕方ない」高校生活に変化したのは、本当に本当に感謝しています。
(例えるなら最推しが担任の先生という感覚)

その後。

卒業してからも、何度か高校まで先生に会いに行きました。
そのたびに優しく迎え入れてくださって。
「珍しくあたしのことを慕ってくれる子なんですよ~」と他の先生に紹介してくれた時には、本当に嬉しかったです。

先生が結婚して出産されてからは、迷惑になるのではと連絡もしなくなってしまい、今では連絡先を知っているだけの関係です。

でも、あの先生のことです。
絶対に力強くて優しいお母さんになられていると思います。

まとめ。

今の私は、あの頃の先生と同じくらいの年齢にまでなりました。
自分が社会人になり色々と経験して思うのは、「年齢」が人を成長させるのではないということ。
そして「職業」が人を尊敬させる要因ではないということです。

先生は先生だから、素晴らしかった。
あの人だから、あんな鬱々な学生を引っ張り上げてくれた。
そう思います。

これからの自分はどんな大人になっていくのだろう。
願わくば、先生のようになりたい。
そう気持ちを込めて〆の言葉とさせていただきます。


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