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PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られな かったお金の話 後半

■事業戦略4本柱

事業の見直しを図ったピクサーはレンダーマンに関わる営業チームの縮小そしてコマーシャルアニメーション事業からの完全撤退することで事業再編を行うとともに新たな事業戦略打ち出した。

① 取り分を4倍に増やす。(ディズニーと結んだ契約では取り分20%)
② 制作費用として7500万ドル以上を調達する。
③ 製作本数を大幅に増やす
④ ピクサーを世界的ブランドにする

■ピクサーをIPO(株式公開)資金調達をする

IPOに必要事項として、安定・確実性を好む投資家達に投資してもらえるための信頼を作らなくてはならない。ここ関して第3者の意見が欲しいと判断したローレンスは、かつて弁護士時代の恩師でありピクサーへの転職を後押ししてくれたラリー・ソンシニに相談をすることに。
 そこで株式を公開するにあたり取締役会をきちんと監督している必要性があると感じたローレンスは現取締役がスティーブだけであるところからさらに取締役の座に就く候補を探すことになる。そしてあげれた候補の3人との交渉を成立させ取締役としてスティーブあわせ4人の取締役が決定した。

  ピクサーCEO      スティーブ・ジョブズ 
弁護士事務所シニアパートナー スキップ・ブリッテンハム
アップル 元最高事務責任者 ジョー・グラツィアーノ
              ラリー・ソンシニ

・IPOに向けやるべきことは次は投資家と企業のパイプ役を担いさらに心置きなく投資してもらう為には投資銀行の信頼性が必要。
→当初はシリコンバレーでも大きな実績のあるゴールドマンサックス、モルガンスタンレーの大手2社が候補であったが交渉の末、破断。
→・テクノロジーのスペシャリストである ロバートソン・スティーブンス
 ・コーウェン&カンパニー ハロルド・ヴォーゲル
 そして投資銀行であるハンブレクト&クイストをIPOアナリストとして迎え入れることにした。

■トイ・ストーリープレミア公開。そして株式公開へ

一般公開に先立ちロサンゼルスでトイ・ストリーがプレミア公開されこの段階でピクサーには投資の注文が殺到した。トイ・ストーリーの歴史的大ヒットを受けいよいよ株式公開。取引終値は39ドルの値をつけピクサーの市場価値は15億ドルを推移した。

■その後

・ディズニーと新契約締結。
・ネクスト社アップルによる買収でスティーブ・ジョブズCEOに返り咲き
・ディズニーがピクサーを買収
・スティーブ・ジョブズ膵臓腫瘍による呼吸停止で死去
・ローレンスはピクサー退社後東洋思想を学びその後2015年にサンフランシスコに瞑想センター設立。

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