精索静脈瘤の手術体験談
先程精索静脈瘤の手術を受けてきました!
手術前に体験ブログなどを調べてみましたが
術後経過や痛みなどについて書いているものが少なかったため
書いてみようとおもいます!
精索静脈瘤とは何か?
精索静脈瘤とは精索部にできる静脈瘤のことを言います。そのままですね笑
もう少し詳しく説明すると、精索部には精管、血管、神経、リンパ管などを覆う3層構造の膜があり、そこの静脈が逆流することで瘤になります。瘤ができると、血流が悪くなるため、精巣温度の上昇などによって精巣機能が悪くなります。男性不妊の原因の一つであり、男性不妊患者の全体の40%に認められるようです!
自覚症状がない場合も多いですが、悪化すると陰嚢(タマ)の腫れや凹凸、痛みが生じます。症状の度合いはグレードで表され、グレード1〜3まであります。グレード2〜3で手術の対象となるようです。
私の場合は、高校生くらいの時から睾丸に瘤があるなぁと感じていましたが、特に痛みも感じず、みんなこんな形なのかなと思っていました
友達のをまじまじとみる機会もなかったものですから...
ただ、大学生になって精巣がんなどではないかと不安になって調べてみた結果、症状などから精索静脈瘤っぽいと感じて泌尿器科に行ったらその通りだったという感じです!ちなみに酷いグレード3だったようで、驚かれましたが、痛みはあまりなかったので、個人差があるのかもしれません。
なぜ手術を受けたのか
私がなぜ手術を受けたかというと、性機能が低下するというのも怖いですし、痛みが増してきたら嫌だったというもありますが、1番の理由は社会人になったら時間がなさそうだなと思ったからです。
結局、1日でできる日帰りの手術を受けましたが、それでも痛みが大きくなったら支障が出そうだったので、暇な学生のうちにと思い、決断しました。
精索静脈瘤手術の種類
精索静脈瘤の手術には、いくつか種類があります。多くの人は
(a) 一般的な顕微鏡下低位結紮術
(b) 顕微鏡下高位結紮術
のいずれかを選びますが、たくさん調べてみると
(c)日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術(ナガオメソッド)
というものがあることがわかりました!
今回私はナガオメソッドを選択しましたので、(a)(b)は置いておいて、今回はそれについて説明していきたいと思います。
(a)(b)については、いろいろなサイトで詳しく説明されているので見てみてください!
手術までの流れ
手術までの私がたどった流れについて説明していきます。
まず私が向かったのは、不妊治療を行なっている泌尿器科です。
沢山の妊活をしている方がいて、大学生の私が行くのは結構恥ずかしかったですが、
プライバシーに配慮して、番号で呼ばれるところだったので安心しました。(多くの不妊治療の病院はそうなのかも?)
呼ばれて、まずは触診をされました。ボールのようなものと比べて、タマの容量を測ったり、静脈を触ったりされました。精索静脈瘤になると、タマの容量がへり、また逆流した血液によって温度が上がるみたいです。
そのあと、ジェルを塗られ、エコー検査をして静脈の具合を確認しました。
やはり精索静脈瘤とわかり、手術を勧められました。
グレード1などでは経過観察をする場合もありますが、私の場合少し痛みが出ていてグレード3だったため手術をすることにしました。
手術すると決まり、いろいろな手術方法を説明されました。
私は今まで体にメスを入れたことがなかったので、聞きながら心臓バクバクでした笑
聞いていくと、日帰りでできるものがあると分かり、即それを選択しました。日帰りならなんか痛くなさそうというバカみたいな理由でした。
ナガオメソッドは銀座リプロ外科という病院でのみ行われている手術です。
診察を受けた泌尿器科にて電話で予約してもらいました。
後日、予約した日に銀座リプロ外科に行きました。病院内はかなり綺麗で、病院という感じはあまりしなかったです。
そこでも、お医者さんに様々な手術方法があるよ〜と説明され、精索静脈瘤についての詳しいビデオを見せられました。
ちなみにお医者さんが全ての手術法を説明するのは、医療過誤の時に患者から不法行為法に基づいた損害賠償請求をさせないためみたいです...
そのあと採血して(病気の検査のため)予約を取りました。予約は3ヶ月後になりました。かなり人気で、ぎっしりみたいです。
手術前の流れはこんな感じでした。やっぱり手術が控えてるとなると、めちゃくちゃ3ヶ月が早く感じました。
予約したのが12月だったので正月を挟んで残念な感じでした...
ちなみに手術費用は自費診療なので、かなり高額です。自分は35万2000円かかりました...
社会人になったら必死に返そうと思います...
手術当日
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