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旅行記 九州一周旅行1日目〜2日目

こんにちは、harukiです。
今回は、自己紹介noteに綴った通り、今の私の原点になった4年前の九州一周旅行の旅行記を書いていこうと思います。

[きっかけ]

 2020年をむかえて間もない頃、世間ではちょうど流行り始めたばかりのCOVID-19が話題となっていたが、私は就職を控えており、学生生活最後の思い出に、ひとり旅なら感染しても自己責任だと、九州一周鉄道旅行に出かけることにした。

詳しくはこちらのnoteをご覧ください。

 そうして、青春18きっぷ1枚と特急にちりん号に乗るための乗車券、特急券、グリーン券を片手に、5泊6日の旅に出かけました。

[1日目 2020年3月10日(火)]

(1)山陽本線下り(姫路→下関→門司)、鹿児島本線下り(門司→小倉)

 姫路駅の改札口で青春18きっぷに入鋏印を押してもらい、いざホームへ上がった。
日が昇り始めたばかりの朝、7時5分に三原行き普通列車は姫路を出発した、私の長い長い旅が始まる。

山陽本線下り 姫路発三原行き普通


 モーターの音と緑豊かな車窓を楽しみ、大きい街が見えてきたなと思ったら、岡山駅へ着いた。ここでしばらく停車するらしい。再び発車して、倉敷、福山と通り、終電三原の手前糸崎で降りた。降りたはいいものの、留置線以外に何もない、ここで買い出ししなければ、とセブンイレブンへ寄った。

JR西日本 糸崎駅
糸崎駅の留置線


 糸崎からはさらに西へ進み、山陽一の大都市広島、岩国と通り、本州の玄関下関へと着いた。
下関で乗り換えると、ついに関門トンネルをくぐり、九州へ上陸した。姫路を出てからおよそ10時間である。

小倉駅ホームのかしわうどん

(2)日豊本線下り(小倉→佐伯)

 ホーム上のかしわうどんで一服して、さあ小倉からは日豊本線だ!途中、中津では唐揚げを食べ、大分で乗り換え、もうすっかり日付が変わろうとしている頃、大分県の南端佐伯へ到着した。はじめてこんなに長い時間を列車の中で過ごしたな、と思い馳せながら、ネットカフェへ入店した。
(※コミックバスター佐伯店は2024年現在閉店)

[2日目 2020年3月11日(水)]

(1)日豊本線下り(佐伯→美々津)

 2日目、1日かけて佐伯まで来なければいけない一番の理由である、「始発の終電」延岡行き普通列車で宗太郎峠に向けて出発した。
この佐伯と延岡の間の区間は、特急列車こそ毎時1〜2本あるものの、普通列車は下りが1本、上りが2本しかない。大分県と宮崎県の県境には険しい宗太郎峠があり、人家がほとんどないため、このようなことになっている。使用される車両も、特急用車両である787系を先頭車両のみ開放したものである。

 日向市に着くと、観光協会が開くまで時間があったので自転車は借りずに、歩いて細島の方へと進んだ。途中、坂道で何度も息を切らしながら、馬ヶ背遊歩道へ着いた。

馬ヶ背の断崖絶壁

現代人はみな自家用車やレンタカーで楽に来てしまうけれど、坂道を苦労して歩いた先に感じる絶景、ココに日本の大自然の魅力のひとつが詰まっていると私は思う。駅から約6 km歩いた私は人の何倍も何十倍も、馬ヶ背から眺める景観に感動した。そのあと、駅へ帰る途中にクルスの海に出会い、「素敵な人生を歩めますように」とお祈りした。2024年8月現在、私が当時歩いたこの場所に、日向坂(読み:ひなたざか)が誕生したのだから、ほんとうに感慨深い。

日向市駅へ戻った後、数駅列車に揺られ、同じく日向市にある古き良き街並みの美々津へ着いた。神武天皇御舟出の地を歩きながら、街並みを感じて、歩いているだけで心が穏やかになった。

願いがかなうクルスの海

(2)日豊本線下り(美々津→鹿児島)、鹿児島本線上り(鹿児島→鹿児島中央)

 その後、再び列車に乗り宮崎駅へと着いた。ほんとうは日南線へ乗り換えて「とんかつ志乃さん」へお伺いする予定であったが、この日はあいにくの水曜日で定休日であった。泣く泣く、駅前をぶらりと散歩した後、日豊本線の下り列車に乗り、鹿児島中央駅へとたどり着いた。

JR九州 宮崎駅
JR九州 鹿児島中央駅


鹿児島ラーメンをすすって、ホテルへ入り、酷使したからだを休めた。
→3日目へ続く

最後までお読みいただきありがとうございました。次回、3日目と4日目へ続きます。

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