作品づくりは楽しいけれど「仮縁作り」は楽しめない
こんにちは、「壁掛けアート」の制作をしている大曽根です。
壁掛けアートの制作は今年(2024)から始めましたが、
レジンによる作品づくりは、昨年(2023年)から始めています。
絵画とレジンを組み合わせた作品を美術展に出す場合、その準備で いちばん面倒だと思うのは「仮縁作り」です。
未だに楽しめません。
美術展の応募要項を読むと「額装すること」
通常、公募展の応募要項には「作品保護のため額装をすること(仮縁でも可)」などと記載されています。
レジンを3~4層施した作品は、作品全体の厚みが増すため、画材屋さんで売っているような額縁にはおさまらない可能性が高いです。
まして、私の作品のように粘土を使って盛り上げた作品は、既製品では対応できません。
手作りの仮縁づくり
結局、自分で展覧会ようの額縁の制作をしなければなりません。
ホームセンターで角材や板材などを買ってきて、自宅の庭で電動ノコギリを使った作業が始まります。
小さな彫刻作りは昔からやっていたので、電動サンダーやバンドソー、ルーター、卓上小型電ノコなどの電動工具類はたくさん所有していました。
ただ、10cm以上の角材を余裕で切れるような電動ノコギリは持っていませんでしたので、Amazonで購入するところから始めなければなりませんでした。
恐る恐る電動ノコギリを使っています
Amazonから強大な箱が届くと、電ノコを組み立て、おそるおそる角材や板材を切るのですが、45度ぴったりに切断したつもりでも、いざ組み立ててみると、直角にくっつかない。1、2度ずれる。
たかが1、2度のずれでも、きれいな四角形に組み立てられない。
角材の長さも1~2mm長くなったり短くなったり・・・などなどなどなど。
毎回、美術展に応募するたびにバタバタしてます。
まぁ、ちょっとの隙間ならパテで埋めて、乾いた後に電動サンダーをかけ、塗装して終了なのですが。
3~4mmもずれてしまって、角材を買い直しに行ったこともありました。
小さな作品の場合は、卓上の小型電ノコで事足りますが、美術展用の作品は、それなりの大きさがあります。
10号、20号、30号用の仮縁作りとなると、電動工具もそれなりの大きさのものがないと仮縁が作れないのです。
まぁ、けたたましい音をたてながら 堂々と電ノコを使用できる庭があるだけでも、田舎に住んでいて良かったな~と思います。
ただ、この半年でかなり上達しました。
今夏、炎天下で汗をかきながら、体に木くずを付けて頑張った成果が出てきたようです。
「なんでも楽しんだもん勝ち」という言葉はよく聞きますが、
私の ”楽しめない仮縁作り” は まだまだ続きます。