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【海外リーグ】NBAへの河村選手の挑戦

ついに、NBA挑戦のスタートを切った河村勇輝選手。
このnoteではBリーグ中心に書いていますが、日本人的には昨日のプレシーズンデビューはかなりアツかったので、記録としても書いておきたい。

河村選手の状況の振り返り

昨シーズンまではBリーグ横浜ビー・コルセアーズに所属していた河村選手。
福岡第一時代から特別指定で三遠ネオフェニックスへ所属して、年齢以上に驚かせる活躍をみせた上で東海大に進学。しかしながら、最近行われたバスケW杯やパリ五輪時点で日本代表として活躍することを視野に逆算して、東海大も途中退学の上で、横浜ビー・コルセアーズとプロ契約をすることでここまでの歩みを進めてきた。
パリ五輪で世界有数のプレイヤーの中で怒涛のスタッツとインパクトを残して、注目選手になった河村選手は、今シーズン、富永選手と同様に、NBAのエグジビット10契約で海外挑戦をスタートすることになった。

河村選手が所属するのはNBAのウェスタン・カンファレンス(NBAは東西のカンファレンス制で、Bリーグもいずれこの形式になる予定)に属するメンフィス・グリズリーズで、渡邊雄太選手もこのグリズリーズのエグジビット10契約から2Way契約とステップアップしていった。

河村選手はまずこのエグジビット10契約でチームキャンプやプレシーズンマッチで出場機会を得ることで、上位の契約(2Way契約や本契約)を獲得できるかに挑戦している。この契約が破棄となった場合は、チームとしてカットか、グリズリーズ傘下のGリーグチーム(メンフィス・ハッスル)でシーズンを過ごすかなどの可能性がある。
※2Way契約はグリズリーズ、ハッスル双方でプレーできる契約。ただし、NBAでは2Way契約は1チーム3名までとなっている。Bリーグと比較すると、Gリーグクラブがあり2Way契約があることで、怪我人が出た場合などに対応する裾野を広く持ちつつ、また選手の可能性を確保する役割もある。

グリズリーズの現在の契約ロスターをみると、NBA界隈でまだ成績を残していない河村選手が開幕からロスター入り出来る可能性は現時点では大きくなく、それは本人も認識して長期的視点で取り組んでいるようだが、長いシーズンの中ではトレードや怪我もあるため、Gリーグ含めてしっかりとインパクトを残していけば今シーズンNBA出場をすることも夢ではない。

プレシーズン初戦で強心臓の活躍ぶり

早速日本時間の10月8日にグリズリーズのプレシーズンマッチ初戦があり、河村選手は4Qの残り9分ちょいからクロージングまでをPGとして任された。
プレシーズンマッチで、対戦相手であったダラス・マーベリックスもみんな大好きルカ・ドンチッチやカイリー・アービングやクレイ・トンプソンなどの主力は出場せず、エグジビット10契約選手含めてお試しの数試合という位置づけになる。
だとしても、
だとしても、
初戦でいきなりこの活躍はすごい、と言いたくなるようなインパクトであったと思う。
スタッツとしては、5PTS、3AST。ターンオーバーも1個?あったかと思うが、まず合流後の期間短いなかでPGという最も信頼が必要なポジションで仲間からの一定の信頼を得て、ゲームコントロールをしていた姿は印象的であった。冷静で落ち着いてパス供給もしていたし、求められる得点力のところもいきなりスリーポイントを決める、という強心臓ぶりだった。
約9分間ずっと食い入るようにみてしまった。
アシストがついてほしいばかりに、パスを受けた選手はみんな決めてほしい、と思っていた。

本人としてどれほど満足できる結果だったのかは分からないが、このパフォーマンスであれば、今後の試合でももう少し早い時間帯でテストされる機会を得られる可能性が十分ある。
そこで更に継続した安定性を見せることができれば、3〜4番手のPGに食い込んでいけるのではないか。
そう思わせてくれた。
もちろんNBAで送る日々は解雇と背中合わせであることに変わりはないが、今後とっても期待できる、さすが河村選手という時間だった。

なお、グリズリーズのプレシーズンマッチ4試合はNBA Rakutenがここぞとばかりに無料配信してくれているので、ぜひ!


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