【Bリーグ-アリーナ探訪-】長崎ハピネスアリーナ
Bリーグクラブのホームアリーナ紹介の第3弾として、長崎ヴェルカのホームアリーナであるハピネスアリーナについて、バスケ観戦者目線で書いていきたいと思います。
https://www.nagasakistadiumcity.com/arena/
長崎スタジアムシティプロジェクト（正式開業は10月14日）によって、Vファーレン長崎のホームスタジアムであるピーススタジアムと共に、スタジアムシティの主要なファシリティとしてジャパネットによって整備が行われたこのアリーナは、今シーズン開幕と共にお目見えしたアリーナとしては、千葉ジェッツのララアリーナと共に注目度の高いアリーナだろう。
琉球とのプレシーズンマッチでお披露目となったが、レギュラーシーズンにおいては、SR渋谷との開幕節からいよいよホームアリーナとしてのデビューとなった。
その開幕節に早速乗り込んでみて、ぜひ皆さんも訪れてほしいと感じたので、ハピネスアリーナの私目線のレビューをしたいと思う。
高低差がリーグNO.1！？ 真上から見ている感覚
写真で中々伝わりづらいのが申し訳ないのだが、これは4F？席の1番上の方から撮影したものであり、階段もかなり急で、これほどの高低差があるアリーナはBリーグ屈指ではないだろうか。
高所恐怖症の私にとってはキツイのだが、バスケ観戦という観点でみると、前の方の頭が被ることはなく、極めて観やすいと感じた。
上層部からだと、コートは真上から見ているような感覚になり、平面的なバスケットコートを俯瞰してみることが出来る。フォーメーションやオフボールの動きも見やすく、これはこれでとても良い席であると思う。
選手の顔はほぼ見えないし、天井が近くなるのでスピーカーも間近にあり、音量が大き過ぎてびっくりするお子さんもいらっしゃったので、カメラワークや音量調整は今後の運用に期待するとして、どこの席からも見えやすい、ということや、限られたアリーナ面積をいかに活用するか、ということに苦心されたことも感じられて、まさに、バスケのためのアリーナ、ということを感じた。
スタジアムグルメ
ハピネスアリーナの特徴として、長崎スタジアムシティという大きな施設の中の1つのアリーナ、ということがある。
アリーナ内部の廊下などはそこまで広くないのであるが、スタジアムシティ全体としてはショップや飲食店フードコートなどが充実してあり、観客はそれらの施設を含めて利用する想定のようである。
※人物モザイクの為一部加工しています
内部のグルメエリアでは、キャッシュレスが原則となっていて、更にアプリで事前注文で並ばずに受け取れる形式もあった。
バスケ観戦は試合前やハーフタイムなど、局所的な混雑になり、このあたりは野球観戦などと比較すると設計が難しそうであるが、モバイルオーダーの活用は今後が楽しみな仕組みである。
入口近くのビアパブでは、スタジアムシティオリジナルのクラフトビール製造も行っていて、そこでオリジナルクラフトビールを買って、会場に持ち込む事が出来た。
シートが良い
ハピネスアリーナのシートは、どの席でもかなり座りやすいと感じた。
長崎ヴェルカはシーズンシートの販売に注力していて、今シーズンはシーズンシートの販売数だけで昨年の販売数を上回るとの情報もあるほどであるが、このシーズンシートは4Fの上層部までどこでも販売をしている。
それゆえなのかは分からないが、上層部の席でもクオリティがとても高く、座ってても全く疲れない席であった。
耐久性や汚れなどを考えると難しい部分ではあるが、約2時間座って観戦するBリーグを考えると、このシートクオリティは重要な部分であると感じた。
アクセス
長崎はコンパクトシティであり、市街地の平坦な場所の面積はそこまで広くない。
スタジアムシティは長崎駅からも路面電車で数駅であり、歩いても行ける距離にある点はアクセス抜群といえるだろう。
路面電車の停車駅は、スタジアムシティ開業に合わせて、スタジアムシティノース・スタジアムシティサウスといった形で改名されていて、更にバスの本数もとっても多いので、空港からの距離を除けば、アクセス抜群のアリーナだ。
最後にスタジアムシティの写真をいくつか掲載します！
開業したばかりということで、センタービジョンの表示が間違っていたり、ん？と思うことは沢山ありましたが、これからの運用経験を通じて、そういった課題は改善されていくことでしょう。
いずれにせよ素晴らしいアリーナであり、長崎のファンの皆さんの熱気はすごいものがありましたので、今後長崎ヴェルカにとっては心強いホームアリーナとなっていくでしょうし、長崎全体においてもスポーツ＆エンターテイメントの拠点として発展していくことがとても楽しみです。（ジャパネットさん、ありがとうございます！）
ぜひ一度行ってみてください！