パチスロひぐらしのなく頃に祭2 のお話
本日はディスクアップから長い期間が開き、ようやくそれに追随するような「フル攻略機械割103%」を謳って登場した6号機期待の台のお話です。
登場から暫く経ちますが、私は今年に入ってから打ち始めまして収支は+150K !! これは残念な事に、昨年通して私がディスクアップで浮いた金額とほぼ同じ、トホホ。103%はあるのかどうかなどは話題になっていたりしますが、私の中では少なくとも低設定でも勝てる台である事は間違いないと思っています。今回は2カ月間打った感想などを書いてみようと思います。
なお私は当機以前のひぐらしシリーズは一切打った事が無いことを念頭にお読みください。
・ノーマル機としての評価
0点です。私はアクロス系やディスクアップを主に打つユーザーですので、出目に対しては結構美しさや意外性、演出と出目の絡み具合の楽しさを求めます。基本的に小役重複がメインのマシンなので出目マシンとは属性が異なる台ですから、出目マシンが好きな人の趣味とは合わないのは致し方ありません。
どちらかといえばクレアの秘宝伝のような演出メインの台に近い部類ではありますが、その一方で中押しすれば非当選時には1殺出目が止まる仕様の為連続演出が基本的に無意味です。もちろん長年のひぐらしファンであれば「だが、それがいい」と思っているのかもしれませんが、フル攻略に使う中押しでは連続演出関連が全て死にます。よってノーマル機としての良さはボーナス成立がひと目でわかる事以外に基本的に無いと思っていいでしょう。
・ART機としての評価
6号機の範囲内ではART機は難しいと言われていた中で、いろはに愛姫に次いで2つ目(?)のART機なので、ART機好きとしては期待していた部分はありました。ARTの純増は1枚/1Gと愛姫やディスクアップより高い代わりにボーナスの枚数が少なめ。愛姫は上乗せ式、ひぐらしはセット数+自力突入式という事で割と差別化はなされているなという印象があります。
ART機は設定よりもヒキにそれなりに依存するから面白いというのが私の持論です。それは聖闘士星矢や番長3のような派手なART機でも、5.9号機以降のそもそもの出玉性能が抑えられてしまった現在の台においても同様だと思っています。そういう面でみるとディスクはDTの有無、G数の振り分けのヒキは影響が大きく、愛姫も7揃いナビのヒキに伸ばせるかどうかが掛かっています。ひぐらしはストックが無い状態において、CZのARTの突入ナビが引けるかどうかは出玉を伸ばす上ではかなり重要なポイントとなっており、そのチャンスを200Gごとに受ける為に目押しが出来るかどうかは非常に重要なポイント。私も周期CZから突入したARTから1000弱程度の出玉を得た事は何回かあり、転落直後であってもコインと相談し200G程度であれば「次まで追ってみるか」と思える程度の丁度良いG数という部分も遊技動機になりえていると感じます。
以上の事から「パチスロひぐらしのなく頃に祭2」はART機であるという認識で打つ事を強くおすすめします。
・同じ103%の機械(ディスクアップ)との比較
6号機がつまらないと言われて久しい昨今、やはりゲーム性での面白さ云々は比較しても団栗の背比べだと思いますし、この台においてはゲーム性で比較できる対象が存在しません。やはりこの台の比較対象となるのはスペック面でディスクアップとなると思います。
ともにビタ押しによる攻略が重要な要素となっていますが、明確に異なる点として「ディスクアップはビタ押しする頻度は9割以上BIG中であり、一定の個所をひたすら狙うのみ。失敗時は上乗せ非獲得のみ」であるのに対して「ひぐらしは目押し箇所こそ一緒でも、シーンによって重みがかなり違う」事が挙げられると思います。
実際にどの程度の割りが下がるのかは不明ですが、個人的には前述した要因によってCZ短縮恩恵のあるCZ転落時の目押しが一番重要な要素かと思います。幸いにもこちらのみ2コマ目押しで恩恵が獲得できるので、一番重要な部分のみ少し簡単になっているのは親切設計。また、左リールでも右リールでも短縮恩恵を受ける事が可能なので、自分の見やすい方のリールでやる事が可能です。
ART突入時の難易度高を選んだ際の目押しは、失敗した場合には20G+20枚ほどの損がありますが、難易度低でも75%でLv2という救済もあるので個々の目押しレベルに応じて選べるのも好印象。(突入リプレイを左から押した場合、Lv2になるリプレイが成立する確率は設定差があると言われています)
BIG中のビタ押しはCZ転落回避ナビポイント獲得のみであり、頻度もそこまで多くなくもともとのポイントが少ない状態では焼け石に水になる事も多く、逆に失敗による損失は少なめ。
通常時におけるチャンス1枚役獲得手順も下段~枠下白7狙いであれば1枚役を獲得する事は可能なので、停止形による獲得手順こそ覚えるまではメンドクサイですが、そこまで難易度は高くありません。
以上目押し関連の特徴を書き連ねましたが、これをどうとらえるかは人それぞれだと思います。個人的には、シーンによるビタ押しの重要性を分散させた代わりに、難しくない&そこまで重要ではない目押しの頻度を上げる事によって、目押しに自信が無い人にとっても腕前に合わせた打ち方が出来る台になっているという感想ですが、皆さんどうでしょうか?
それ以外の部分で違う点として通常時関連があげられます。公表されているコイン持ちがまず違って、ディスクアップよりひぐらしの方がコイン持ちが良いです。また、ディスクはボーナスからのみARTに突入しますが、ひぐらしは通常時CZからでもチャンスが獲得できます。よって、ディスクアップよりひぐらしの方がチャンスにあずかる機会が多く、遊びやすいという印象があります。以前私はひぐらしで1100G嵌った事がありますが、途中のART突入などもあり概ね800枚程度の損失で済みました。これはディスクアップでは起こりえない事。1100嵌って富竹ボーナス(レギュラー)だったのですが、そこから自力でART突入を果たして800枚を取り返すことができました。このレギュラーからでもチャンスがある点もディスクアップには無い点です。
以上の事から、ひぐらしの方がより初心者向けの目押しマシンではなかろうかと私は考えます。
しかし、ディスクアップが勝っている点も当然あります。それはBIG=250枚という点。ひぐらしはBIG(に相当するボーナス)では160枚。オヤシロボーナスは200枚とれますが確率が確率だけにそうそう引けない(約1/1500)。ボーナス確率は割と似たような確率なのでボーナス連打による出玉感は圧倒的にディスクアップに分があります。
またひぐらしは完走型ARTという性質上、ボーナス成立後のART消化中は実質ボーナス無抽選状態であり、ARTの消化のみに充てられている時間が発生します。データマシン等で表示されたボーナス確率がその台の実際のボーナス確率とは大きく異なっている場合がある点も注意しましょう。丁度先ほど打ってきた私は、ボーナス成立を確認し楽しくART残りG数を消化している最中に、本来であればひぐらしボーナス以上確定となる確定役を無駄引きしました。(出てきたボーナスがひぐらしボーナスだったのは不幸中の幸い)
以上の点から、ディスクはひぐらしより瞬発力に優れ、ひぐらしはディスクよりゆったりと遊ぶのに優れていると言えるのではないでしょうか。
・フォロワー150人インフルエンサーからのお願い
先ほど述べたCZの短縮などの恩恵などを考慮すると、CZまで近い台を狙い撃つ期待値稼働という選択肢もあがってきます。この台はメニュー画面を開くと各シーンにおける目押し成功確率を見る事ができます。ここを見る事で200G天井となっているかどうかを判断できるケースが存在します。
例えば転落時における目押し成功率が100%の台は「CZ転落時の目押しをミスった事がない」台となる為、次回のCZは200G以内が約束されます。
また、あらゆる目押しが100%付近で出来ているのにも関わらず、転落時のみ「2/3」となっている台があった場合。「前任者は相当目押しの腕前が高い事が想像されるのにも関わらず、1回だけミスをしている」→ 「辞める直前だけ後任者をハメるためにワザとミスをした可能性が高い」 →「次のCZは400G後である可能性が高い」 と想像できます。
こういったメニューで色々な判断が出来る為、ひぐらしのシマにはそれなりの頻度でメニュー画面を凝視して去っていく人たちやあなたがどいた後の状態をチェックする連中が表れます。G数による期待値がどの程度かも私は知りませんし、そもそもその台がどういった状態なのかは隣で打ってなければ殆どわかり得ないわけですが、ちょっとでも得な状態を狙うような、こういった周りをちょろちょろする奴らがウザい!って思う人は結構いるんじゃないでしょうか?
そこで私から提案があります。実はこの「目押し実績画面」とでもいうのでしょうか。この実績の表示をリセットする事が可能です。やり方は簡単で、これが表示されている画面で中央ボタンを長押しするだけです。これで全ての目押し成功率は0/0表示の状態となります。こうする事で、徘徊している連中からは今まで打っていたあなたが上手いのか下手なのかも、どういう状態で捨てていったのかもわからない状態を作る事が可能です。
この台がアニメ版権である事などから、スロットにそこまで詳しくない人でも打ってみたいと思う人や、前述した遊びやすさを生かして目押しを練習したいという人が多いと思います。私はそういう人にはより楽しんで欲しいし楽しさを共有したいと、微力ながら思っています。ディスクアップの時に「着席したら音量1に下げるのがマナー」みたいな風潮ができましたが、私はこれと同じように「退席する時には履歴をお掃除して、ついでに台をお掃除して帰るのがマナー」になって欲しいなと思っています。
また、自分の実力を知る事ができる良い機能と捉えれば、着席時には前任者の履歴をみて「前の人より上手に出来るようにがんばろう!」と意気込んで履歴を消して、打ち終わった後に自分の結果を見て「今日は昨日より上手くできた!明日はもっと上手くできるようになろう!」と決意を新たに頑張って欲しいのです。目押しの腕前を数字というもので表される事は現実的で残酷な事ですが、それがどんどん100に近づいていく事はモチベーションにもつながるはずです。それに並行して(理論上は)お財布の中身まで増えていくとなれば、まさに自分の力で勝っている事を実感できるわけですから、このようなお役立ち機能をフルに活用して欲しいなと感じます。
私程度の拡散力では何もなし得ないとは思いますが、数少ない読んでくれた方が実践はせずとも共感してくれたら嬉しい限りです。
結論 どっちもすき
以上のことを踏まえて、どちらが好きかというのは個々の判断にお任せしますが、ゲーム性が優れており演出面や出目での楽しみが段違いなディスクアップも、今のところ私のお財布に対してとっても優しいひぐらしもどちらも好き。というのが私の結論です。
目押しマシンはディスクアップの時もそうでしたが、目押しが出来ないと周りから見られてイヤとか恥ずかしいみたいな気持ちをよく聞きます。その点ひぐらしは、色々書き連ねましたが見た目はアニメ版権の萌えスロです。なので、ディスクアップほど殺伐とした空気感を感じたことはありませんのでまだ未体験な方も一度遊んでみるくらいの気持ちで打ってみてはいかがでしょうか。今回はこの辺で。