「変わらない色」という不自然さ
ハーバル染め師のshihoです。
(ハーバル染めについて知りたい方はこちらをどうぞ)
ここ連日、モノづくりに勤しんでおります。
染めた布を見ていると、植物が織りなす柔らかい色合いに溶けそうになる。
自然由来の色合いは美しく、儚い。
年月とともに色合いは移りゆく。
季節や命の様に、リズムを刻み踊る。
ハーバル染めは生き物です。
現代に生きる私は、服の色が「変わらぬこと」にすっかり慣れてしまった。
強烈な洗剤でガンガン洗っても色落ちしない。
なんて便利なことだろう。
その便利さを享受する代わりに、色と会話することを忘れてしまったように思う。
色を「不動」「固定」のものとして捉えることが増えた。
便利なものアンチ派というわけではありません。
便利なものはとても好きです。
ただハーバル染めと日々暮らしていると、「変わらない」というその不自然さを感じざるを得ないのです。
布に刻まれた色が語り掛けてくる。
「ねぇ、移りゆく私ってとってもチャーミングでしょ♪」と。
変わる色合いが妙に愛しく、一瞬一瞬を大切にしたい。
自分自身で愛を込めて染めているからか、そんな「移りゆく」色という命が愛しくて仕方ない。
何でも植物で染めていた時代は、色褪せた服を染め直して長く着用していたという。
色褪せたのなら、何度でも染めるよ。何度でも着るよ。
なんて、まるでプロポーズの様な言葉を贈りたくなる不思議。
薬品を使って化学染料の堅牢度に寄せるという手はありますが、私のブランドでは現状使っていません。
色の出方がどこか不自然に感じてしまって。
フィクション感がずごっと出てくる。不思議よねー。
というわけで、「便利さ第一。どうしても色褪せるのが嫌だ。」という方は購入をご遠慮ください。
何が言いたいかというと、私は植物の色が大好きだということでして。
好きで好きで堪らない。
地球ってこんなに美しい色で溢れているんだよ!!と世界の中心で叫びたい!
地球に感謝が溢れて、今生かされている自分の命の重みを知る。
ハーバル染めと出会って、私は今そんな想いで生きています。
P.S. 阪急うめだのワークショップ、どの回もお席が満席もしくは残りわずかとなりました♪
命の色を一緒に浴びませんか??地球に生まれたからには、色で存分に遊びましょ♪
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