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メタバースVirbelaでDX環境を整える意味

株式会社ガイアリンクがバーチャルワールドプラットフォーム「Virbela」の日本公式販売代理店として7月末にプレスリリースしてから3ヶ月が経とうとしています。既にワールドに入って部屋を借りて頂いている会社さんや団体さんも出てきており、イベントなども随時行っています。ありがたいことに評判は上々。日本へのローカライズにおいてまだまだ課題点は数多くありますが、北米からローンチしたこのシステムも無事日本にフィットしている様で少しだけホッとしています。少しだけ落ち着いたのでこれまでの経緯とこれからの可能性について、当事者の立場から皆さんに今何が起こっているのかお伝えしたいと思います。

株式会社ガイアリンク
取締役副社長 千野 将 
https://gaia-link.net


ZOOM上陸やbeforeコロナから準備は始まっていた


思えばVirbelaとの出会いは3年ほど前に遡ります。経営している別会社の関連イベントで、当社代表の石井とたまたま都内のホテルの朝食が一緒になった時、アメリカの不動産会社「eXp Realty社」が開発し外販スタートに向けて準備をしているらしいメタバース”Virbela”(3D仮想空間の意味)の存在を知りました。当然当日はコロナのコの字も存在せず、もっと言えばZOOMのズの字も日本では流通していませんでした。ビデオチャットといえば「appear.in」などの黎明期サービスをアンテナが高い人たちがチラホラ使っていたような時代。「ビデオチャットなんてものは気休めにしかならないし、会った方が早い。それに失礼だ。」誰もがそんな事を言っていた時にメタバースの話で2人だけで盛り上がっていた我々。今考えるとVirbelaとの必然な出会いだったように思います。

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日本市場に向けて取り扱いを目指そうということになり、検証を始めたわけですが、まず驚いたのがアバターによる音声会話のクオリティの高さ。360度を認識するので没入感が凄まじい。右から話しかけられたら右から聞こえ、遠くにいる人は声が遠く聞こえる。----まるでその場所にいるかのような感覚を持ち、「これは近い将来確実にすごいことになる」と感じたゾクゾクは今でも鮮明に覚えています。当時その存在を知っていたのは日本で10人にも満たなかったと思います。現在はよりアップグレードして良質な音響システムを担保できていますが、当時のグレードとしても十分感動に値するものでした。なので、ZOOMが本格的に台頭してきた2020年初頭でも、あまりビデオチャットの優位性について個人的な衝撃は特に受けませんでした。当初から複数人により会話は音声被りがあり、Virbelaの方が上であると認識していたからです。

さて、そんな水面下による2年半ほどのアメリカVirbelaを運営するeXp World Technologies社との交渉を経て、日本で初めての公式販売代理店としてスタートすることになったわけです。(※違法にシステムを販売する業者さんもちらほら出てきているようですが、公式販売代理店以外が販売・譲渡することは禁じられています。どうかご注意ください)

プレスリリース(2021/7/1)
ガイアリンク、 米国発の総合バーチャルワールドプラットフォーム「Virbela」と日本代理店契約(Reseller Partnership)を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000081120.html

アバターで国内外から出勤。オフィス環境のバーチャル化によって、あらゆる業務効率をアップ


2021年7月23日には日本語ローカライズのためのモデルワールド「GAIA TOWN」をオープン。これからの新しいチームビルディングを考える中小企業さんや団体にとって画期的なソリューションとなる!と息巻いてスタートしたものの、プレスリリース後にある誤差が生まれていることに気がつきました。

・・・大手の法人さんからしか問い合わせが来ない。コロナ禍であるにも関わらず、ほとんどの方はZOOMやTeamsでのコミュニケーションに重きをおいている。ここで、当社の露出の少なさ、そしてメタバースで仕事やエンタメを表現することの伝え方が圧倒的に足りていないことを痛感したのです。中小企業の社内環境問題を解決することを最大の命題にしていた当社にとっては、これは「大きな誤差」でした。

Virbelaのシステムは、アカウント認証後にアバターを無料登録し、パブリックな空間でも無料で使うことができ、専用のオフィスやイベント会場などは有料で使っていただくことができます。アバター同士で音声会話をしたり、WebページやPDF、リアルタイム映像をシェアしたりすることにより、距離や環境を超えて社内コミュニケーションを取ることができる画期的なシステムです。現に当社のスタッフは日本にとどまらず、例えばメキシコから出社しているメンバーも居ます。

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今でこそ、国内外でもさまざまなメタバース(メタヴァース)が発表されていますが、ビジネス用途としてはトップクラスのクオリティを担保できている自信があります。ガイアリンクはVirbela専門の法人ではなく、コロナ前からの2年半の検証の結果、あくまでVirbelaが最も素晴らしいものだという認識を持っているから販売を決めたという経緯があります。新型コロナウイルスが猛威を振るい出した2020年は、「バーチャル展示会」として色んなサービスが利用されていましたが、そのほとんどはアバターで会話も出来ず、リアルのコミュニケーションとは言い難いものでした。


この「誤差」に気付いて、問い合わせをいただいたお客様に逐一、メタバースで実現できることとそのメリットを懇切丁寧に説明を行ってきました。

・距離の概念がなくなりアバターで出勤できる
・各コンテンツにはスクリーンがあるので、今まで使ってきたWebツールと組み合わせて使うことができる
・リアルな顔を見続けるビデオチャットに比べてストレスを軽減できる
・一般的ビデオチャットと違い話しかけたい人には自分で歩いて話しかける
・観客も声を出せるのでリアルな交流もできるイベントが可能
・有料オフィスは一人当たり1300円/月。リアル物件と比較した手軽さ
・ミーティングIDなどが存在しない。24時間アクセス可能な世界


親会社である不動産eXp Realty社は、このような環境を用い、バーチャル空間で不動産仲介業を行い、ナスダックに上場するやいなや1年で株価を3倍近く跳ね上げさせたことでも一躍有名になりました。

Virbelaでは、空も飛べなければ、アニメライクなアバターでもないですし、非現実的な動きが出来たりするわけではありません。しかし、数あるメタバースの中でビジネスに活用する上で非常に平均値が高いのです。それが、ガイアリンクがVirbelaを選んだ最大のポイントです。

かわいいアバターなどを利用できるエンタメ向きのメタバースなども素晴らしいものが出てきていますので、遊びや趣味の交流などに活用したい場合は、他のサービスを利用することをオススメします。一方、ビジネス利用としては平均値が高いVirbelaを一度お試しいただけたら、と思います。

当社チームスタッフの努力が段々と実ってきた結果、ありがたいことに学習塾の夏期講習、大学のゼミやイベント、医療学会の500名規模の学術発表会、様々な経営者交流会、大手メーカーのチームカンファレンスなど、多岐にわたる実績を積んでいくことが出来ています。常に窓口をオープンにしていることにより、段々と「メタバースで働く、交流する」という概念が市場に滲み出してきているのを感じます。

教育、医療、ビジネスシーンのユーザーが多くなっているのもVirbelaの特徴が少しずつ認知されてきた証なのでは、とも感じています。

メタバースで本質的なDXを体現できるか


DX(デジタルトランスフォーメーション)、XR、IX、SDGsと、突如新たなパワーワードが日本国内に現れてきた昨今。重要なのは本質的な行動です。口に出したり、虹色のサークルバッジを胸につけているだけでは何もイノベーションは起きません。これを一過性のムーブメントに終わらせてはならないのです。
まずは社内のIT環境をマシンやネットワークから見直したり、当たり前の様に行われてきた従来のコミュニケーション手法を考え直す時期に来ています。

このサービスをやっていて特によく言われる言葉が2つあります。

・ZOOMと何が違うんですか?
・お前はリアルを否定するのか!けしからん!


誤解を招いてしまう恐れがあるので、いい機会なのでハッキリと弁明しますね(笑)1つ目は、ここまで読んで下さった方ならもう分かって頂けていると思います。問題は2つ目です。

ガイアリンクは、メタバースをはじめとした距離・性別・収入・経験・宗教を超える空間を提供しそれをベーシックとすることにより、リアルをスペシャルなものにするために運営しています。つまり、2つ目の考えとは全く逆サイドの概念を持っています。人と会ってお茶したりお酒を飲んで話をすること。生で芸術やスポーツを楽しむことの醍醐味。自分の足で歩いて山を登り、純度120%の美味しい空気を吸うこと。コロナ禍によって失われてしまった今まで当たり前だった何気ない日常が、実は凄まじくスペシャルだと言うこと。それを伝え、次の時代へ商的・文化的な人間らしさを伝えていくことを使命にしています。

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社名も、ガイア(地球)とリンク(つなげる)から作りました。

2作目が待たれるジェームズ・キャメロン監督の「アバター」や「マトリックス」の世界までいかずとも、何事にも変えがたいリアルの素晴らしさと、メタバースでの業務ストレスの低い効率の良い環境をバランス良く日常に散りばめていくことが、次の時代のベーシックになると信じています。

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とは言うものの、日本のITリテラシーは先進国と呼ばれている中ではかなり低いものがあり、それがビジネス業界に大きな影響を及ぼしていることも明確です。GAFAなんて言葉が出てきて、それらに日本企業が一社も明記されていない時代を、30年前の我々は想像できたでしょうか。


義務教育のテリトリーを飛び越え、それぞれの地域・企業が人を育てていく必要があります。我々が提供するメタバースでは、社内研修やオフィス出社はもちろん、講演会や音楽ライブを行うことも可能です。「居住地」という概念が存在しないので、個人的にはこの空間で世界中から有識者を集めた会議や、福祉・環境保護・良質なマネー教育に関するカンファレンスなどがどんどん行われていければ素晴らしいな、と思っています。地球という単位で、あらゆる有益な情報や知識共有ができるという点でも、365日24時間稼働しているメタバースはとても有益なものなのです。

もちろん当社もビジネスですが、こんなことになってしまった社会への使命感に駆られている部分が相当大きいのは明らかです。

「DX」の概念はあまりにも広く、人によって解釈は異なるのですが、まずはオフィス環境をハイブリッドにしコストカットとチームビルディングのバランスをとりながら両軸で展開していくのは、とても賢い利用方法と言えます。現に、利用して頂いているお客さんからは「”はたらく”という世界観が変わった」のような声もたくさん頂いています。ありがたいことです。

START DX SUMMIT 2021

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12月2日〜3日には、ガイアリンクがVirbelaを日本にご紹介をはじめてから初の自社開催大型イベントを開催します。今回はDXにフォーカスを当て、様々な解決策を提供できるサービス業者さんは22,000円からブース出展を可能にし、ユーザーさんとの直接の接点を増やすことが狙いです。一番の目的は、メタバースで交流することの醍醐味や可能性を肌で直接感じてもらうこと。

一般参加は無料で可能なので、ぜひ特設ページの中の一般申込から登録をお願いします。普段もGAIA TOWNは開いていますが、イベントの申込フォームに入れていただくと、当日のビンゴゲームに参加していただくことができます。
https://gaia-link.net/startdx


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まだまだ走り出したばかりですが、日本におけるメタバースの黎明期をリードする存在として世の中にこの概念を伝えていく責任を強く感じています。

黙っていても陽は昇りますが、社会はどんどん先へ進化してしまいます。もし良かったら、あなたも新しい世界をつくるために手を貸してくれませんか?我々は、いつでもドアを開いています。


この指、止まれ。
https://gaia-link.net







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