ホロスコープで1人遊び-天王星を読む-
いよいよトランスサタニアン!
トランスサタニアンとは、「土星外天体」の意味で、天王星、海王星、冥王星をさします。
どの星も公転周期が長期に渡るので、生まれが同じ世代の人は同じ天体であることがほとんどで、私たちの無意識、時代が抱いている集合的無意識、リアルタイムでは意識化しにくい時代精神のようなものが、トランスサタニアンの管轄になります。
天王星のキーワードは、「変革」「革新」「革命」「独立」「新しい時代」「自由、解放」「何かを突き抜けるチカラ」など。
古い世界のしきたりや伝統をぶち壊して新しいシステムを作り始めるとか、地球圏外の宇宙へ旅立つとか、そんな世界観をもっているようです。
天王星は約84年で12星座を一周し、1つの星座に約7年とどまります。
そして、その間、何らかのテーマに関する「変革」を、継続的に促し続けます。個人的な影響をホロスコープから読むときは、トランジットの天体がネイタルの天王星を通過するときなどに注目するようです。
いちりつの「天王星」基本スペック
・サイン:♏(不動宮・水)
・ハウス:6ハウス
・サビアンシンボル:「大きな岩場の海岸」
・アスペクト
: ♌土星とスクエア / ♊火星とトライン
サインとハウスから見ていきましょう。
天王星のサインはさそり座。
⼈や組織との関わり⽅において、独⾃の愛情のかけ⽅をする。
また、蠍座は独⽴⼼を犠牲にするという意味があるが、離反効果のある天王星があることで、その状態から本当意味での独⽴していく⼼を育てる。
そして、ハウスは6ハウス。
働き⽅に⾃分の流儀があり、会社や組織にあわせすぎると実⼒が発揮できないため、フリーランスになる⼈も多そうです。
6ハウスは労働とか義務の部屋で、太陽や水星もあるけど、会社員や組織の中でがっつりといった働き方をしていないのは、ここに出てるかもしれないです。働き方なんてまさに!
会社員は3年ほどやりましたが、その後はいろんな働き方をして、オンライン在宅ワーク歴18年のフリーランスです。
フリーランスとはいえ、小さな会社のバックオフィスサポートをしていて、長いところはアルバイト時代も含めて20年以上サポートしているので、独立状態を保ちながら独自の関係性を築いています。
ここまでは、ネイタルホロスコープのみ見てきましたが、今回は、トランジット木星とネイタル天王星がコンジャンクションしたタイミング振り返って探究してみようと思います。ちょうどミッドライフ・クライシスといわれる時期、拡大発展のチカラと変革のチカラが掛け合わさるタイミングってことですね。
大きな変化が起こったり、らしくないことを始めたり、今までのやり方がうまくいかなくなったり、なんだか心乱れて暴走したりとか、そういう波が訪れるようです。
それまでの価値観が新しい価値観に上書きされるようなシフトチェンジが起こるタイミングのようです。何が変化するのか?は自分の天王星がどのハウスに入っているかにヒントあるようです。
私の場合、トランジット木星とネイタル天王星がぴったりコンジャンクションしたのが2017年11月1日。6ハウスに天王星があるので、働き方になんらかのシフトチェンジをもたらす影響があったと読めます。
もともと、自由な働き方を自然にしてましたが、在宅ワークといっても2017年以前はまだメールや電話中心にコミュニケーションを取ってお仕事してましたし、週に1回程度はリアルな職場に通ってました。
振り返ると、ちょうど2017年の1月にあるオンラインコミュニティに参加しはじめました。子どもが小学校中学年になって、手も離れだしたので、学習欲を満たしたいとか、世界を広げたいとか、そういう欲求が生まれ始めたんだと思います。2007年ごろから子育てをテーマにブログも書き始めてましたし、オンラインはすでに身近でした。最初はストレングスファインダーを受けたりといった自己分析から始まり、そのつながりでストレングスコーチが多く所属するコミュニティに参加することにしたんですね。土星の苦手意識も克服つつあり、入会していきなり3日でリアルオフ会に参加するみたいな思い切った行動もするようになってました。そこでZOOMをつかうとか、経済について学ぶとか、それまで読んでなかったジャンルの本を読むとか、いろんな職種の人とつながるとかが日常になっていきましたし、電子書籍を出すような人も普通にいました。そんなときに出会ったポジティブ心理学やコーチングをいった学びもはじめ、新しいコミュニティに参加したりもしていたら、自分のこれまでのスキルを活かしたお仕事を依頼されるようになり、100%オンラインのみの働き方に移行してといった感じで、徐々に新しい働き方にシフトチェンジしていって、2021年には開業もしました。まさに、2017年が働き方シフトチェンジの大きなきっかけになったと思います。星の導き、すごいですよねー。
ってことで、T木星×N天王星についてはこれくらいにします。
今回アスペクトについては、火星と土星のときに扱ったので割愛します。
最後にサビアンシンボルを見てみます。天王星のサビアンは、世の中にどんな革命を起こす世代的な役割を持っているかを表すようです。
天王星のサビアンは
「巨大な岩場の海岸(A Massive Rocky Shore Resist The Pounding Of The Sea)」
海岸の大きな岩場に押し寄せる波は、感情を表し、巨大な岩場は乗り越えられないという思えるほどの大きな壁。感情大きく揺さぶられる経験をしながらも、変革のために壁を乗り越えようとする世代的な役割を持っているようです。
GoisuNetさんから解説を引用します。
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人への深い失望から心の仕組みを理解する人
感情のかたまりの象徴である大きな波は、海岸の岩場にぶち当たると砕け散ります。蠍座に入って、お互いに心を許し、深い共感を得た仲間たちと出会いましたが、その心の奥には、決して簡単に分かり合うことのできない何か意志のようなものがあることに気づかされるかもしれません。さまざまな体験を通して、深いものを分かち合うことができたと思ったのに、さらに分け入ろうとしたとき、人の個性を作り出している人格には、経験と環境からの影響によって積み重ねてきた、決して容易には変えることのできない意志のようなものが、その心の奥に備わっていることに気づくでしょう。あんなに深く共感したと思えた相手の中に、容易に溶けることのない自我の部分を認めると、なんだか急に相容れないものと出会ったようなショックを覚えるかもしれません。人と人とが本当の意味ですべてを共感し合うことはできないかもしれないと、打ちひしがれるような気持ちにもなり得るでしょう。
この度数を持っている人は、どんなに頑張って心を寄せたところで、思いが通じない、気持ちを浸透させることができないという体験をすることがあるかもしれません。どこか裏切られたかのような、人の心は信用できないといったような気持ちになることさえあるでしょう。
だけれども一時的に打ちひしがれて、人に対して不信を抱いたとしても、決してそこに諦めを持つわけではありません。むしろ、その経験は人間の心や個性がどのように成り立っているのかということへの理解に向かわせることになるでしょう。
そして人の心の複雑な成り立ちを知ることで、改めて別の角度から他者との共感を得るのかもしれません。>>>
これまで見てきた天体のサビアンシンボルたちは、どちらかというと、公明正大で明るく楽しく自由な空気をまとっていましたが、いきなりずーんと重くなるようなサビアンですね💦
でも、本質から変容していくためには、これくらいのがっつりしたサビアンが似合います。わたし、10天体の中でエレメントが水のサインは♏天王星だけなんですよね。次々押し寄せる感情がばしゃんばしゃん岩にぶつかり、少しずつ侵食して削っていくような、忍耐力を感じます。実はこう見えて、VIA-ISでは忍耐力がTOP5に必ず入っているという面もあるんです。けっこう骨太なところもあるのです。
ということで、土星からの試練と火星からエネルギー支援がを活かして、天王星パワーを使っていきたいと思います。