見出し画像

屋根を越えたら #リライト金曜トワイライト

「この窓から飛ばす紙ヒコーキがあの屋根を越えたら」

貴女はそう言っていつも紙ヒコーキを投げていましたね。
あの屋根を越えたら…
越えたら…それに続く言葉はなんだったのでしょうか。

あの頃の僕はそんな質問も出来ず、ただそんな貴女を微笑みながら見ていた気がします。

あれからどれ位経ったでしょう。
僕は今は小さな国で子供達の先生をしています。未来の見えない子供達。化学の犠牲とも言える子供達です。

この子供達に、あの頃の僕たちの様な未来を届ける事が出来るでしょうか。

僕達は恋をしていた。

少なくとも僕は貴女に恋をしていました。
呟きながら紙ヒコーキを飛ばす貴女に。

時は流れ2人は違う空を眺めてるようになりました。僕は貴女の紙ヒコーキは屋根を越えたのではないかと思っています。

そして僕は今、あの頃の貴女のように。

あのセリフを続きは「幸せになれる」でいいのですよね。

拝啓
幸せですか?
僕は子供達の為に紙ヒコーキを飛ばしています。

————

無謀にもこちらの企画に参加させていただきました。


リライトさせていただいたのは、こちら。

この作品をリライトさせていただいたのは、「紙ヒコーキ」がとても気になったから。

気になりすぎて、もう失礼極まりなく本文無視のリライトになってしまってます。

そもそも小説など書いたことのない僕が、人様の文章をリライトなど…

でも参加させていただいてよかった。

これを機に色々と書いていきたいと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?