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【カルドアンシェル】ワイルドカード生成の細かすぎる仕様について


序文

この記事は、カルドアンシェルをある程度プレイし、基本的なプレイ方法等を理解している人向けの記事です。そして重箱の隅をつつきたい人向け。

「このルールがある時にこれをこうすると……どうなるんだっけ?」という特定状況における疑問を調べたものであり、頭に入れておくともしかして役に立つ時が来るかもしれない程度の豆知識について記述しています。
今回のテーマはワイルドカードについてです。


ワイルドカードは生成カードであって生成カードではない

いきなり矛盾したことを書くようですが、この記事の内容が伝わりやすいため、ひとまずこう表現します。ワイルドカードは生成カードであって生成カードではない。
多くのプレイヤーは「ワイルドカードは生成カードである」という認識でいると思います。実際、ほとんどの場面ではこの認識で問題ありません。

ワイルドカードが生成カードである根拠をいくつか挙げてみましょう。

  • 必殺技でプレイするために青エネルギーが必要である。

  • リブートカードがリブートしない。

  • 使用すると捨て札に加わらず、消滅する。

  • ディーヴァ「灰かぶりの少女」の起動条件および効果の対象になる。

灰かぶりの少女

このあたりで十分でしょう。

では、逆にワイルドカードが生成カードではないと考えられる根拠とは?
それは下記のようなものです。

  • 0コストのワイルドカードを生成した時、ディーヴァ「カナリー・ネープルス」の起動条件を満たさない。

  • ルール「生成カードのコストを2倍にする。」の影響を受けない。

カナリー・ネープルス

上記の2点は勘違いによるプレイミスもあり得るので、頭に入れておいてもいいでしょう。なお、3コストのワイルドカードを生成した時、ディーヴァ「ユラ」の起動条件は満たせますので、カナリーとの違いに注意して下さい。

ユラ

さて、こうして並べてみても、どのような時にワイルドカードが生成カード扱いされ、どのような時にされないのか、一見しただけではその法則性がかなり分かりにくくなっています。

しかし調査した結果、一つの共通点らしきものが見えてきました。
少し寄り道になりますが、まずはこちらをご覧ください。

「生成カードのコストを2倍にする。」の働き方

エクストラダンジョン2のハード+9ですぐ試せるので興味があればご自分で試してみてほしいのですが、このルールは常時働き続けているわけではなく、カードが生成されたタイミングでのみ起動するルールであることが分かります。バトル中のログで確認できるように、カードが生成される度に1枚ずつ「生成カードのコストを2倍にする。」のメッセージが流れます。

このルールが有効な時、「宵闇の不死貴族 ディオール」を(ワイルドカードからではなく、立端存人から)生成し、その後移動するとコストがどう変化するかをおさらいすると、こうなります。

ディオール


・生成されたときにルールの影響を受けてコスト3がコスト6に。
・その後、1マス移動するごとにコストが1ずつ下がっていく。(6→5→4→……)

コスト6の状態から1歩移動すると、もともとのコスト3がコスト2になって、それを2倍するからコスト4(6→4→2→0)、ということにはなりません。これが、コスト2倍ルールが「常時働き続けているわけではなく、カードが生成されたタイミングでのみ起動する」と書いた意味です。
従って、「生成カードのコストを2倍にする。」というルールは、「カードが生成された時、そのコストを2倍にする。」と書いた方が適切でしょう。

さて話を戻して、こうしてみると先に書いた「ワイルドカードが生成カードではないと考えられる根拠」2つ(つまり、カナリーの起動条件と、生成カードコスト2倍のルール)に共通点が見えてきました。
それは、どちらも「カードが生成された時」に起動するということです。このような共通点があるのであれば、ワイルドカードの性質について仮説を立てることができますね。

結論

ワイルドカードから手札に加える時、それはカードを生成したとはみなされない。しかし、手札に入ったワイルドカードは生成カードである。

このような理解をしておけばとりあえず矛盾は生じないかと思います。
生成カードのコスト2倍のルールの適用タイミングとあわせて覚えておくと吉です。


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