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アメリカ駐在妻・留学生へのボランティアのススメ

コロナのせいで状況が変わってきている昨今だけど、こんな状況だからこそ募集しているボランティアもあるらしく、元気な人は人助けしようぜ、ということで書いてみる

移住してきて右も左も分からないし、ボランティアなんて...と思っている人にこそおすすめなのでは、と思っている次第。理由は後述するけれど、兎にも角にも時間だけはある、という人にはボランティアおすすめです


アメリカのボランティア

なんとなくイメージにもある通り、アメリカではボランティアの文化が根強いらしく、統計によると約3割の人が年に一度は何らかのボランティア活動をしている。日本よりもかなり身近な様子が見て取れる

これは個人的な感覚だけど、ボランティアや寄付が盛んな背景には、日本に比べると政府の機能が小さく、貧富の差が大きいことがあると思う

日本なら政府や地方自治体が担っているような機能をNPOなどの団体が担っている。もちろんそれらの団体への税金での補助は少ないので、定常的に寄付を募っており、必要性を認識している人たちが寄付をしている、という印象

実際、物凄い額の寄付がされている。6割の人が過去1年に寄付をしており、金額の中央値が$100というところからも、セレブだけでなく一般人にも寄付は身近なものであることがわかる


ボランティアのメリット・デメリット

実際なにが良いのか?を思いつくままに書いてみる

メリット1:地域社会・コミュニティとの接点が持てる
これ、移住してすぐの人には大きなメリットなのではないかと思う。学校やママ友だけじゃないコミュニティ、しかも地元民との繋がりが持てる

メリット2:ビザに関係なく働ける
私の場合は、就労許可を取るまではアメリカで仕事はできない。でも働くという感覚は失くしたくないし、アメリカの職場がどんな感じかも知りたい!と思っていたので、これは大きなメリットだった

尚、ボランティアの職種によってはバックグラウンドチェック(犯罪歴とかを調べられる)が必要な場合があり、その際SSNが必要になる。ここは働く前に要確認

対価のない労働なんて...という批判もありそうだけど、対価が無いんじゃなくて対価を寄付しているという発想である。寄付したいなという場所でボランティアすべし

メリット3:多少できが悪くても責められない
これは、もうすごいメリット笑。ボランティアだから適当にやろうなんていう人はいないのだけれど、出来が悪くても英語がわからなくても、責められたりしない(こんなこと普通の職場じゃありえない)。だからこそ、練習にもってこいだと思う

メリット4:職歴として一定の評価をしてもらえるので(アメリカでの)就職時に有利
学生でも主婦でも、今後アメリカで就職を考えている場合は、履歴書に職歴としてボランティアの経験を書くことができる。このメリットを享受したい場合は、ボランティアを選ぶ際に、就きたい仕事に関係するまたは共通する要素があるかどうかを基準に選ぶと良いと思う

また、アメリカの就活では過去の上司からの推薦状を求められることがよくある。これも、長期のボランティアをしていればボランティア先の人に書いてもらえる。実際、私と同じところで働いていた学生さんたちは上司にお願いしていた


デメリット:時間を取られる
これはもう最大にして唯一のデメリット(私調べ)。だからこそ、やりたくないことや退屈な仕事には応募しない方が良いし、自分が意味があると思えるボランティアを探そう

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ボランティアの探し方

さて、ここまで読んでやってみようかなー、と思った人向けに、どんな風に探したらいいのか紹介する

①募集プラットフォームで見つける
VolunteerMatchというサイトがあって、色んな機関のボランティア募集状況が載っている

クレイグスリスト(craigslist)という、なんでも載ってるクラシファイド広告のサイトでも、ボランティア募集のページがある


②興味のある施設・団体のHPを見てみる
例えば、日本人でも大丈夫そうなところだと、Japanese Museumや日本庭園のボランティは募集していそう(この状況下なので、少なくとも外出禁止令解除後からの活動になる可能性が高い?)

あとは、地域の図書館やアダルトスクールでは言語交流や語学クラスのために日本語のバイリンガルを探しているところもある


③その他、自分が所属している場所で探す
仏寺・教会や学校では、ボランティアを随時募集している場所が多い。所属している、または家族が通っている場所なら、ハードルが低いかもしれない


私がしているボランティア

今年の2月初めから、とあるフードバンクのFinanceチームでボランティアをしている。フードバンクがessential businessと認定されていることから、shelter-in-place(外出禁止令)が出てからも継続して働いている

VolunteerMatchで探して応募し、数日後に連絡をもらって面接をして、次の週から来てくださいという流れだった。その際、寄付の出所や個人の口座情報などを扱うので、前述したSSNによるバックグランドチェックが必要だった。これは採用されることになってから案内されるので従えばOK

日々扱う情報を見ていると、寄付によってどれだけ大きいお金が動いているのかが本当によくわかる。あとは、アメリカの仕事もまだまだ紙文化なのだな、というのも実感する。流石にハンコ文化はないので全部サインだけど

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他に検討していたのは、DV被害者向けのシェルターでの日英通訳・翻訳、日本庭園のイベントサポーター、など。ファイナンスに関わる仕事か、日本語が役立ちそうなところを探していた


人生でほとんど機会がなかったボランティア、まさかアメリカでデビューするとは、という感じだけど、今のところ楽しくやっている。意外とメリットいっぱいのボランティア in アメリカ、ぜひお試しあれ


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SakiK
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