ついにアメリカ脱出【架空世界一周008】
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昨日はニューオリンズを観光した。今朝は早朝の便で、メキシコの都市、カンクンへと向かう。
今日の予定はこんな感じだ。
6日目
7:30 MNWニューオーリンズ NK1280
10:55 CUNカンクン 13907円
13:49 CUNカンクン CM114
16:14 PTYパナマシティートキュメン国際 51221円
朝七時半発の強行軍だが、昨日はゆっくりできたので問題ないだろう。
今日利用するのは、アメリカのスピリット航空。
調べたところ、「全米で最も安い航空会社」というワードが飛んできた。いいではないか。空港のカウンターで、手続きをしていたら、去り際に
「Maybe, that luggage is too big(多分、その荷物大きすぎるわ)」
と、聞こえた。
でも、僕が持っているのはリュックサック。小学生のランドセルよりも小さい。さすがに僕に向けた言葉ではないだろう。
そのあと機内に入るために搭乗口を通り抜け…られなかった。リュックサックの上についている取っ手をひっつかみ、真顔でこう聞いてきた。法事のときのスタッフの顔より真顔だった。
「Can I check the size of this backpack?(ちょっとカバンの大きさ確認させて)」
いやだから大丈夫やって。いくらチケットが安くても(※)こんな小さい鞄ぐらいええやろう。
(※)ほかの鉱区会社なら12000円以上するシカゴーダラス便がスピリット航空なら3500円(最も安い時期)。スピリット航空はそれくらい安いのだ。
仕方なくOKすると、基準となる箱までもっていき、
「This is going to the cargo compartment because the top part is coming out.I'll take $25.(上の部分出てるから貨物室行。3000円いただくね)」
まじかよ。45×35×20cmの範囲に入らないといけないのかよ。そんなカバン誰が持ってるんだよ。キティちゃんのバッグかよ。
(ちなみにANAは55cm × 40cm × 25cm以内。それでも厳しい方らしい)
そんなこんなで3000円没収され、スマホと財布だけ持って機内へ。
シート狭‼
僕は三列シートの窓側で、非常に窮屈だった。左からは無機質な壁が迫ってくるし、右からはアメリカ人にありがちなハンバーガー体系お爺様の肉が迫ってくる。ケンタッキーの店先に立ってる「ケチャップをこぼしたことがない人」を上からギュッと押してつぶしたようなお爺様だった。
離陸して、飲み物を頼もうとしたら、5㌦と言われた。ペットボトル3分の1ほどの紙コップに500円も払えるかたわけぇ‼
気になって僕はスピリット航空の口コミを調べてみた。
「安かろう悪かろう」「史上最悪」「アメリカで4番目の大手、下から数えたら一番目」「黄色い機体は気持ち悪い」
最後は言いがかりだと思う。
でも思い返してみれば、チェックイン時に隣のおばあさんはキャリーバックというだけで8000円近くとられていたし、僕もちょっと制限超えただけで(というか押し込んだら入ってた)3000円取られ、3口もないジュースいっぱいに500円。上のような口コミをしたくならないでもない。
でも、乗務員の人は陽気でジョークを飛ばしてくれるし、隣に座ったケンタッキー・潰爺の腕の肉は柔らかくて心地よいしでまあ、悪いところばかりではなかった。
利用を予定している方は荷物を宅急便で送っておくほうが無難だ。僕は目的地も出発地も日本だからできないけれど。
そんなこんなで飛行機はカンクンに着陸した。
続く
訪問国:日本 台湾 フィリピン オーストラリア アメリカ メキシコ
訪問空港数:11
総飛行距離:26283㎞
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