チェコの音楽はロックが🔥アツい
「NO MUSIC NO LIFE」を掲げての私の音楽遍歴。
チェコの音楽に初めて会ったのは小学生の時。
吹奏楽をやっていた従姉妹のスパルタ的クラシック教育(?)を受け、ドボルザークの新世界の世界(!)にどっぷりハマりました。
チェコの音楽といえばクラシックが有名で「スメタナ」「ドボルザーク」の名前がすぐに浮かぶと思います。でも他にはどんな音楽があるのか。
もちろんダンスミュージックもあればカントリーもあります。
ですがフェスなどではロックが一番盛り上がりますね🤘ビール🍺とともに!
ということでロック好きの私が『クラシックも良きだけど🇨🇿チェコロックも良いよ』とお伝えしたく、ご紹介していきます!
車に乗るときに必ず音楽を聴いていますが、走るモードによってバンドを変えています🚙
そしてチェコ語しかり外国語を覚えるのには歌や映画が一番!
Divokej Bill
私のプレイリストNO.1のバンド『Divokej Bill』。👍推しです(笑)。
プラハに近いÚvalyという町で結成されたバンド。ジャンル的にはフォークロックバンドという位置付けですかね。
アコーディオン、バンジョー、ハーモニカ、ヴァイオリンにギターとドラムでこれぞパブでの奏者といった雰囲気を持った8人組大所帯のバンドです。
中世の時から音楽と共にビールを飲むのは基本ですよね。実際彼らの歌詞には中世に生きる人の生活などが歌われることが多く、歌詞に古語も散見されるユニークなバンドです。
『Rozárka』(ロザールカ)も典型的で、昔のパブの店員ロザールカという女性に愚痴を聴いてもらうという内容です。このロザールカという名前はかなり古いタイプの女性名ですが最近ジワジワ人気が出ているとか。
夫的にはドラマーのテクニックがすごいとのこと。有名なバンドのドラマーとして渡り歩いていた人みたいです。引く手あまたなんですね。
では、おすすめの曲をご紹介します。高速道路を使うロングドライブの時によく聴いています👌
『Dobrý časy』
Good timesという意味でバンドがインディーズから飛び出し成功を収めるまでの想い出を歌っています。
Na zdraví(乾杯)!チェコ語が少しわかる方ならご存知の言葉ですが、ここでは『我らの健康に乾杯』と歌っています。
『Juarez』
フアレスと読みますがスペインの名前です。
普通に暮らしていた夫婦が困窮に陥り、列車強盗を決行して悲劇の結末を迎えるストーリーを歌っています。ラストでのドラムテクがすごいなぁと感心✨
『Běžící pás』
昨年発売されたアルバム『Bazilišek』の1曲目。キャッチーなオープニングが耳に残って気が付いたら口ずさんでいます(笑)Běžící pásとはトレッドミルという意味です。ジムに置いてあるアレですね。
世界の物事全てがトレッドミルのように目まぐるしく動いていると揶揄している感じでしょうか。
Buty
お次のバンドはなんとOstrava発✨、1986年から活動しているチェコ語で「靴」という名の『Buty』。
フォークロックにジャズの要素を盛り込んだ新感覚の音楽と言いますか。まったり峠を走りたい時に車で聴くバンドです。
ファンタジー要素てんこ盛りかつ、ミステリーなおとぎ話(大好きな要素!)をもとにした歌を多く歌っています。時にはバッタになりきったり、「そうくるか」と唸る歌を歌います。
『Beskydy』
ベスキディはモラヴィア地方にある山脈です。
日本の八ヶ岳と似た雰囲気があり、森林警察に守られている壮大な自然が魅力のエリアです。八ヶ岳もそうですが、ベスキディも霧がよく出るエリア。そして霧といえばオバケ(?)!
霧が立ち込めるベスキディに住む人たちは寡黙な牧場主が多く、霧の中からなにが出てくるのか・・・ミステリアスな情景を歌っています。
『Demáček』
デモと訳すこちらの歌。Butyのすべての歌に通じますが、抽象的な言い回してレトロスペクティブであり、聴く人によって色々な解釈ができるのだとか。チェコ語を勉強せねば・・・。
Olympic
最後のバンドは『オリンピック』・・・と言っても、あの国際複合競技大会ではありませんよ💦
チェコスロバキアのロックシーンを牽引する言わずと知れた古株バンドでございます✨
先日行われた中欧フェスティバルでDisk Unionのブースにて販売されていました!余談ですが、私も高校の時DJを目指しており下北沢や高円寺でロックのLP集めまくっていた時期お世話になってました(笑)。
義父のお気に入りバンドで、昔飲み友達だったとか。こんなすごい人と飲み友とは。
実はプラハなどパブに行くと思いがけず有名人や業界人とお酒を交わすことが多いそうです。お忍びというより堂々と来るんです、これが。
個人的に夜のドライブにピッタリな気がしてプレイリストを流しています🚙
『Ulice』
「通り」、「街角」と訳しますがLP版で味のある音源になってます。
夫のお気に入りソングでもあり、長い道を歩くことで思い出を懐かしむ・・・といった内容の歌です。
『Pálím tvář』
「燃ゆる顔」というビックリするような題名ですが、イントロが大好きな曲。2020年発売のアルバム『Kaťata』から。お年を召されても伸びのある声が素晴らしい。まだまだ現役で頑張ってほしい!
まだまだオススメしたいバンドはありますので、折を見て2回目を書いていこうと思います。
それでは今日はこの辺で。
Zduř!