マリサポUAE遠征2024〜end and beginning of our venture
トリコロール戦士達の大奮闘のおかげで、ACL23-24は3試合のアウェイと3試合のホームを経験させていただきました。
先日行ったUAEはこれまでをはるかに超える予想外の連続、人生トップクラスの経験値を得た壮絶な遠征でした。
大きな大きな忘れ物をUAEにしてきた感じです。
忘れ物を取り返すためのステップとして、現地に行ったからこそ見て感じた今回の経験を残そうと思います。
駄文長文ご承知おきのうえで、お読みください。
How to go to Al Ain
まずは足確保について。
今回、事前情報取りには本当に苦戦しました。
位置関係
アルアインはドバイからもアブダビからもちょうど同じくらいの距離。
飛行機でドバイかアブダビに行くことが1st stepですね。
アルアインにも国際空港ありますが、日本から利便性の良い便はほとんどなさそうでした。
私の行程
私自身、今回は週末挟んだ金月が関東出張だったので、1泊3日(実質0泊3日)の超弾丸ツアーでした。
▶︎往路
EK319(エミレーツ直行便)
5/24(金) 22:30 (JST)成田 NRT
5/25(土) 4:50 (GST)ドバイ DXB
▶︎昼間はドバイモールらへんで主に休息
▶︎ドバイ-アルアイン間は西鉄バス移動(おかげでチケット騒動回避)
▶︎翌朝早いのでDXBで待機(ホテルとらず)
▶︎復路
EK312(エミレーツ直行便)
5/26(日) 7:40(GST) ドバイ DXB
5/26(日)22:35(JST)羽田 HND
UAEとの時差は5時間なので、UAE時間+5時間が日本時間です。
5時間時差はボディブローのように効くので、帰国してから2日後あたりが時差ぼけつらかったです。
見聞きした限りの行き方まとめ
▶︎日本↔︎UAE
トランジットの選択肢がかなり多いので、手段は色々あると思います。
・羽田↔︎ドバイ エミレーツ直行便
・成田↔︎ドバイ エミレーツ直行便
・関空↔︎ドバイ エミレーツ直行便
・成田↔︎アブダビ エティハド直行便
・成田↔︎ドーハ(カタール)↔︎アブダビ エティハド トランジット1回
・成田↔︎香港↔︎ドバイ キャセイ トランジット1回(西鉄ツアーがこれ)
・成田↔︎上海↔︎ドバイ 中国東方 トランジット1回
▶︎ドバイ/ アブダビ↔︎アルアイン
今回は西鉄さんバス、サポバス(把握してる限り3団体)が多数出てたので、多くの方はそれに乗られてたようです。
自力で公共バス使っても行けるようですが、東アジアの比にならないくらい難易度高そうでしたし、後述の手荷物検査を安全に乗り越える観点からサポバスが、チケット確保の観点を加味すると西鉄バスが望ましかったと思います。
アウェイの洗礼
今回、想像しえないアウェイの洗礼を受け続けました。
屈辱的な思いもたくさんしました。
でも、起きたことを精一杯、残せる限り書きます。
私の主観が入ってる部分や伝聞もありますが、空気感を伝えたいのでなるべくそのまま残します。
洗礼1〜チケット問題
こんなことが二度とあってほしくないけど、感じたこと、学んだことの多かった洗礼。
まずは、事実をまとめます。
▶︎4/30 西鉄ツアー(チケット付き)リリース
▶︎5/14 クラブからのリリース
アウェイ席2000席確保
▶︎5/22 クラブからのリリース。
試合3日前にアルアインに約束破られて1100席しか確保できていないことが判明。
西鉄ツアー以外は登録制&抽選
▶︎5/24夕方 当落連絡が流れる。UAEや出発空港で落選を知ったサポーターも。残酷。
▶︎5/25 クラブからのリリース
追加席確保。抽選は運営の彩貴さんが取り仕切っていらっしゃりました
ここからは私が直接見た話ではないですが、記録しておきます。
現地抽選の現場をたまたま見た方に伺いましたが、本当に殺伐としていたそうです。
クラブが用意できたチケットがなくなった瞬間、彩貴さんが涙を流されてたとか。
実際、クラブのハードネゴとコアサポの踏ん張りで緩衝帯をなくす交渉がかない、チケットさらに確保できたりしたようで、現地に行った全員のマリサポがスタジアムに入れたそうです。
この一件からは本当にいろんなことを考え、感じました。
1.海外との交渉の難しさ
・ツーカーはまず通じない
・意見を(あってるかは別として)主張することが最低限求められる
・価値観のベースは宗教にあることが多い(これが日本人には理解しがたい面)
・エゴと思えてしまうことを突き通されることはよくある
・理解が及ばないことが平気で起こり得る
・言語の壁
私が仕事をしながら感じている海外との交渉のキツさが上記。
これらは経験しないと知り得なかったです。
5/22のリリースを見て、あ、これはマリノス側かなり理不尽な扱い受けてハードネゴ強いられてると思いました。
きっと、クラブの担当者にとって信じられないことの連続だったと思います。
後から考えればやりしろがあったでしょう。
一例として、私の経験上、数字は言語、国問わず強い説得材料になることが多いです。
説得力アップの観点から渡航人数を早めに把握したらよかったのかなとは思いましたし、最後の交渉がかなったのは登録制にしたことでサポ数の把握ができたことが効いたかなと推測してます。
どこかで後日談を聞いてみたいですし、今のマリノスならこの反省を次に活かしてくださると信じてます。
2.サポーターがとるリスクの費用対効果
今回のチケット騒動では、高いお金を払った西鉄ツアー参戦の方のみ、抽選前に唯一チケットを確保できていました。
お金払ってリスク回避する考え方は良し悪しあると思いますが、理解不能が続く中東では適切なリスク回避だったと個人的には思います。
私もUAEで同行した仲間が西鉄バスツアーを確保してくれたおかげでチケットを確保できたので、仲間には頭があがりませんし、西鉄さんの信頼度を実感しました。
一方で、個人手配やサポバスに、リスクと天秤にかけたうえでチャレンジしてもよいと思ってます。
実際、私はフィリピンも韓国も個人手配やサポバスで行きましたし、そのなかで日本では得られない経験もたくさんできました。(フィリピンや韓国はチケットに余裕があったという事情もありますが)
今回はマリノスにはじめて連れて行ってもらった中東で、サポーターもひとつ学びを得られたってことだと思います。
3.アルアインのひどい運営
アルアインが約束を破ったことに対しては強烈に怒りを覚えました。
後から冷静に考えると、日本人はみくびられてたのかなと感じてしまいます。
予定やお金を工面して、たくさんのリスクも承知で現地にかけつける決断をした仲間達が、アルアインの運営の約束破りで現場に立ち会えないかもしれなかったこと、いちサポーターの私も忸怩たる思いをしました。
試合前、仮に自分がチケットない立場になってたら、
「もうこうなったらスタジアム外で見て別の意味で思い出にしてやる!」
と思ってました。
でも、現場にいたから味わえたやるせなさとか、仲間とともに乗り越えた時間とかを知った今となっては、中に入れなかったら一生モノの屈辱感を味わったと思います。改めてアルアイン運営が憎いです。
4.日産スタジアムへの感謝
このチケット問題が起こった背景の一つは、Hazza bin Zayed Stadiumの25,000人のキャパ。
改めて、72,000人を受け入れられる俺たちのホームって偉大だなと感謝したくなりました。
洗礼2〜駐車場問題
サポバスがスタジアム着くまではまあまあ順調な道のりだったけど、駐車場で全く降りられないトラブルにも巻き込まれました。
30分以上は待たされたと思います。
少なくとも、25,000人入るスタジアムに対して駐車場サイズが適切だとは思えなかったです。
日本でもアクセス問題抱えてるスタジアムはあるけど、出られない問題の方が多いような。。
車中でとにかく不安でした。
結局、駐車場エリアで降ろしていただき、バスは別の場所に駐めたそうです。
(警察車両がバス停車位置に停まってたという話も聞きました)
洗礼3〜ほとんど持ち込めない手荷物
マリノスのリリース見ただけでもかなり手荷物厳しいなと感じましたが、実態は事前情報以上に何も持ち込めない酷いものでした。
手荷物検査する係員によって、基準に大きくばらつきがあったようですし、リュック以上の大荷物の人ほど厳しい検査になったそうです。
手荷物検査ではカバンの中に思いっきり手をつっこまれました。
無条件に手を突っ込まれるのは心理的に耐え難いものがありました。
手荷物検査に時間がかかる影響で待機列が途切れず、試合にも間に合わないかもと焦りました。(係員も痺れを切らして段々基準が甘くなったようですが)
灼熱の地の待機列で待たされるのも地獄でした。
先に入ったマリサポ達が流してくれた情報は、貴重品以外全部ダメと言わんばかりの感じでした。
没収荷物はロッカーや別室預かりで概ね返却あったみたいですが、
洗礼を次々と浴びせ続けてきたアルアイン運営を信じられなくなって、私は「没収=手元に戻ってこないもの」と警戒してました。
バスから降りられず後発隊になった私は、ユニクロのバナナバッグにほぼ貴重品だけいれて、日本円も含めた残りの荷物を全てバスに置いて行きました。
幸いバス内の盗難はなかったですし、荷物没収もゼロでしたが、日本の10倍くらいの危機感を持ちながらやる海外での手荷物の管理の定石(基本手元に置いておけ、貴重品は手放すな)を覆す賭けでした。
個人手配だったら全ての荷物を失ってもおかしくなかったです。
手荷物周りに関しては、サポーターとしてのプライドと自身の命をかけて、日本なら絶対やらないことをやり続けてました。
スタジアムでここまで命懸けだったのは初めてでした。冷静に思い返すほど恥ずかしいこともたくさんです。
持ち込み不可物に関する実体験、見聞きしたことを残しておきます。(事前アナウンスは5/22 クラブのリリース見てください)
飲食類
まず、灼熱のUAEで水持ち込みダメとか殺す気かと思いました。
飲食売店があるとアナウンスありましたが、見た記憶がありません。(あったらしいですが)
発煙筒
アルアインサポが試合終盤に発煙筒炊いてて、応援しながらむせました。
発煙筒炊いたスタジアムの経験は初めてでしたが、本当に嫌な記憶です。
(てか、アルアインサポはOKなの!?)
棒の長さが2メートル以上の旗類
棒2mどころか棒があるだけでもNGだった方もいらしたらしいです。
たとえゲーフラだろうと、S旗だろうと布だからと没収された人もいたと聞きました。
没収が怖くて着替えを持っていかなかったので、汗だくのままバスに乗る羽目になったのが本当につらかったです。
バスの隣席の方に「汗臭くてごめんなさい」と伝えたら「お互い様だから気にしないでください」と言っていただけたのには救われました。
異国の地でともに戦うマリサポはどなたも本当に優しく心強かったです。
傘の持ち込みと使用
マリサポのアイデンティティも奪われました。
その他、係員が相応しくないと判断した物の持込みおよび使用
正直、その他があまりに多すぎました。
係員によって判断基準の差はあったそうですが、以下は持ち込みNGになった人もいたと聞いてます。
・化粧品(なんで持ち込みNGか未だにわからないし、汗だくすっぴんを世に公開して本当にごめんなさい状態)
・Wi-Fiルーター
・モバイルバッテリー
・モバイルファン
・空の水筒
・日本円(ってことは、財布の中を見られた人もいたってこと!?)
特に、硬いものが引っかかるケースが多かったようです。
ピッチに投げると思われたのでしょう。
マリサポは私の見る限り1人としてピッチに物を投げてなかったですが、
テンションあがったアルアインサポのほうがマリノスの選手たちに向かって物投げてましたので。
冷静になると納得できる没収ですが、ホームサポにもちゃんとチェックやれよ、って憤りを覚えます。
ダンマクもかなり厳しかったと聞きました。
徹底的にアウェイサポを苦しめてる気がしてなりませんでした。
自由に表現して応援できる日本のスタジアムは、本当に尊いものだと感じます。
洗礼4〜女卑の文化
イスラム教は女卑の要素が非常に強い宗教だと聞いています。
私はアルアイン行きを数日迷ってたのですが、女卑の文化に対する抵抗感が強かったのも理由の一つでした。
実際、スタジアムではこの地域の女卑の文化を痛感させられました。
ドバイの街が比較的イスラム要素薄めだったので、アルアインの体験が中東のリアルなんだと思います。
女性の私としてはどこかプライドをえぐられたような感じでした。
手荷物検査は男女別でした。
一応女性側は女性係員が担当されてましたが、最初はテントの中に1人ずつ入れられての対応だったようです。
テントに入れるのは、女性の荷物は表に出してはいけないという宗教的背景のようでした。
これが女性待機列の進行を完全に妨げていたんですよね。
キックオフに間に合わないかもと焦りました。
テントの中では荷物のなかみを全て出されたと聞いてます。
テントの中でたった1人しか日本人がいなくて言葉も通じない中でいきなり荷物全部出されたら、ショックをうけてもおかしくないです。
本当に神経を次から次へとえぐり続けるアルアイン憎し。。
待機列が進まずに運営もしびれをきらしたのか、ある時から急に列が進み始めました。
女性の荷物もテント外でチェックする運用、しかも2人体制に変わったのです。
おかげでなんとかアップ前にスタジアムに入れました。
宗教的背景を元にした運営方法を曲げさせるくらい、逞しい女性マリサポがたくさん現地にきてたってことだと思いますが、最初の方に勇敢に戦ったマリサポ女子のみなさん、頑張ってくださって本当にありがとうございます。
先述の通り荷物に手をつっこまれることに嫌悪感は覚えましたが、
スタジアム入りできた瞬間はなんとか中に入れたことの安心感と、ここまで洗礼受けまくって生まれた反骨心に満ち溢れてました。
スタジアムに入ってすぐに旧知のお知り合いサポに会えた瞬間、ものすごくホッとしたことを強く覚えてます。
出国前に調べた時、Hazza bin Zayed Stadiumのホーム側には1ブロックだけ女性専用席があることを知り、これにも衝撃をうけました。(アウェイは男女混合でしたが)
この国の女性はサッカー観ることも高いハードルなのかなとか、
アウェイ席も同じ運用になっちゃったら悔しいなとか。
私事ですが、男性文化の根強い製造業の技術職として働いてます。
この業界は女性がまだまだマイノリティで、事あるごとに女性だからというバイアスをかけられがちで、
日本はまだまだ多様性とか程遠いなと痛感することが幾度となくあります。
同僚や顧客に舐められたこともあります。
でも、中東ほどのバイアスではなかった。
自分の今置かれてる環境が、彼女たちに比べて自由に自己実現できる環境でよかったと思えたと同時に、どこまでも心が痛む女卑の文化でした。
洗礼5〜暑さ
予想通りとはいえ、UAE暑かったです。昼は3分外に出たら融けるくらい。
夜は多少涼しくなりましたが、滝汗が出続けて本当にしんどかったです。
塩タブレットが持ち込めなかったのは本当に痛かった。
一応バス降りる前に塩タブレットたべたり日本から持ち込んだポカリ飲んだりしたけど、それでもきつかった。跳ね続けることはできなくて、声と手拍子がいっぱいいっぱい。
熱中症対策とかいう概念はこのスタジアムにはありませんでした。
命の危機を本当に感じました。
とはいえ暑熱順化できちゃったみたいで、帰国後の日本の気候、本当に過ごしやすく感じます。
洗礼6〜煽ってくるアルアインの選手とサポ
応援に夢中になると試合が冷静に見られない不器用人間な私。
そんななので試合のこととかあまり語れないのですが、アルアインはここぞ!というときにエネルギーを全振りできるサッカーをしていた印象です。
マリノスの選手たちは正直ほとんど何もできてなかった記憶しかないです。
加えて、スタンドが作る雰囲気がブラックホールみたいに、飲まれてしまう感じ。
日本代表が中東アウェイで苦しむ理由を肌でひしひしと感じましたし、これを乗り越えてACL優勝した浦和、鹿島、ガンバは改めてすごいなと思います。
ラヒミのクオリティはすごかった、と後から聞いたけど、私のラヒミのイメージは3点目のゴール決めてマリサポ煽ってきた姿だけ。
ユニ脱いだ挙げ句、まぁまぁ落ち着けとマリサポに対してジェスチャーしてきたときはふざけんなと思いました。
エネルギーが勿体無いのでブーイングこそしなかったですが、怒りを応援に変えようともがいた記憶しかないです。
アルアインサポはもっとえぐかったです。
アルアインサポは信じられないくらいピッチに物を落としてました。
ケニーさんやカツくんが落ちた物を拾い続ける姿がいまでも脳裏にやきついてます。
アルアインサポはスタンドで応援してるマリサポに対しても容赦なくブーイングしてきました。
ブーイングしてきた直後にヤンちゃんがゴール決めたときだけはほらみたことかと思いましたが、やり返せたと思えたのはこの時だけでした。
悔しくてなりません。
最も傷口をえぐられたのは試合後でした。
バスに向かう道すがら、失意のどん底にいるマリサポに対してアルアインサポはバカにするような笑顔で話しかけ続けてきました。全部無視したけど。
バスで渋滞にはまってたら、クルマに乗ってるアルアインサポが身を乗り出してきて、次から次へと煽られ続けました。クラクションもめっちゃ鳴らしてきたし。
一番悔しかったのは私たちに向かって指で5と1を作ってきたクソガキ。その姿を脳裏に焼きつけて地獄まで持っていきたくなりましたね。
横浜にきたアルアインサポは石油王と呼ばれてアイドルのようでしたが、それは仮の姿だったと思うことにします。
アルアインでは彼らのえぐさをこれでもかというくらい肌身で感じ続けたから。
現地ではもぬけの殻すぎてなにくそとも思う気持ちも出てきませんでしたが、時間が経つにつれ、必ずいつか、マリノスとともに彼らを黙らせたいと思えるようになってきています。
ACLアウェイ準備まとめ UAE経験アップデート版
UAE遠征前にこのエントリをあげましたが、新たに知ったことや気づいたこともたくさんあったのでログを残しておきます。
↑役に立ったよーと言ってくださった方もいて嬉しかったです!
成田空港の過ごし方
久々に成田から出国しましたが、やって良かったこと、新たに知ったことたち↓
シャワー
ギリギリ到着リスクを避けたくて早めに成田入りしたかったのと、機中泊前にさっぱりしたかったので、成田着いてからシャワーを浴びることにしました。
空港第2ビル駅直結のカプセルホテル、ナインアワーズでは1時間のシャワー利用ができると知り、行ってみましたが大正解◎
成田発着の機中泊ではこれからも活用したいと思います。
お気に入りポイント↓
・1時間1000円、プライオリティパス利用可能
・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤーあり
・個室シャワーが結構綺麗
・受付のお兄さんに「ACL頑張ってください!」と言っていただけた
オンラインチェックイン時は注意!
行きの便は、マリサポならみんな知ってるキックオフで有名な方と同じ便だったのですが、あの方、空港で呼び出されてたんですよね。
放送の瞬間マリサポ騒然。
ドバイモールでご本人にお会いしたので何があったのか聞いてみたら、オンラインチェックインしてたからチェックインカウンター寄らずに保安検査行っちゃったんだそうです。
(ドバイモールではいちマリサポの私が突然話しかけても、とても愛想よく対応してくださって、より大好きになりました!)
実は私も同じミスをしそうになったんですが、保安検査前にエミレーツのグランドスタッフに
「オンラインチェックインしたんですけどそのまま保安検査行っていいですか?」
と聞いて事なきをえてました。
パスポートのチェックをするそうです。
みなさん、オンラインチェックインして預け荷物なくても、チェックインカウンターには寄りましょう。
制限エリアのラウンジ
深夜発着がない成田空港のラウンジが21時には閉まっちゃうことを失念して、入りそびれてしまいました。
シャワーをのんびり浴びてたのでイミグレ通過した時には20:30をまわってたのですが、これがあだになってしまってたようです。
少しもったいなかったです。
さすが関東
普段はセントレアか関空発着の私にはあまり味わえない、空港でマリサポに次々会う経験ができました。単純に楽しかったです。
ロングフライト対策
色んな工夫をしたり、くたくたになってから乗ったからたくさん寝られたり、隣の人が大外れじゃなかったり、美味しいエミレーツ機内食をいただけたりと、フライト時間は比較的快適に過ごせました。
唯一失敗したのは歯磨きしそびれたこと。
歯磨きシートを持っていけばよかったです。
あと、エミレーツはUSB充電ができたのが助かりました。(西鉄バスもUSB充電できた!)
タイプAの充電コードをひとつ持っていったのは我ながら好判断でした◎
DXBの過ごし方
ドバイ国際空港はとにかく煌びやかで広かったです。
途中のトイレで身支度してたのはありますが、飛行機降りてから制限エリア抜けるまで私はなんと1時間かかってしまいました。。
私が使ったエミレーツ専用のT3の過ごし方まとめ。
トイレ
ありがたいことにTOTO製でかなり綺麗でした。
今回の旅は幸いトイレ環境良さげなところばかり巡り会えました。
UAEはお金のかかってそうなところならトイレも綺麗というのが一つの学びでした。
飛行機降りてから最初のトイレは混んでいますが、その後もたくさんあるので、混んでたら先に進んだ方が吉でした。
セルフイミグレ
お金があることを見せつけたいのか、DXB職員はやたらとセルフイミグレに誘導してきました。でも、入国時も出国時もエラー。結局マニュアル側に行きました。
出国時は、入国時エラーだったからわざわざセルフの入り口行かなかったのに、セルフに誘導してくる徹底ぶり。
で、当然引っかかるというドリフのオチのような経験をしました。
この対策をご存知な方はぜひ教えてくださいませ。。
ラウンジ
DXBはゴールドカードラウンジがなくて、プライオリティパスラウンジがたくさんあります。
ACLアウェイジャンキーで仕事でも海外行く可能性がある私は持ってて損がないと思い、今回を機にプライオリティパスを作りましたが、たぶん正解◎
弾丸ツアーのホテル手配
今回の旅で個人的な一番の失敗は、ホテルを確保しなかったことかと。
今回は朝の飛行機が早かったので、空港で一晩過ごすことにしました。
結果、出国日朝起きてから帰国
日に実家帰るまで横になることがなかったんですが、これも影響して月曜からの1週間で思った以上にダメージが残り続けました。
出発日のも仕事で歩き回って、日本帰ってから1週間休暇がとれなかった(月曜日も出張)という事情もあったので、もう少し自分の身体を労われる行程を組んであげればよかったかもしれません。
バスや飛行機ではたくさん寝ましたが、それでも疲れはなかなかとりきれなかったです。
1時間でも横になっておけば良かった気がしてます
_φ(・_・ DXBのT3にはホテルがあるので、次は活用 _φ(・_・
持ち物
上記以外の持ち物関連まとめ。
スマホは体から離さない工夫を!
実は、同行者がタクシーでスマホを落としてしまい、帰路のドバイ空港着いてからは捜索に時間を費やす経験をしました。
スマホをポッケに入れて落としちゃったんだと思います。
海外旅でパスポートの次点くらいの貴重品になるスマホは、肩掛けするとかとにかく体から離さない工夫をすることが大事だと感じました。(私は日本でも無くしそうなので肩掛けor首掛け基本)
海外でスマホ無くした時の対応はこちらがよくまとまってます。
Wi-Fiルーターよりキャリアプラン、SIM
先述の通り手荷物検査でWi-Fiルーターを没収された方がいらっしゃりました。
中東アウェイはWi-Fiルーターレンタルより、携帯キャリアの海外プランやSIMカード購入のほうがよいと思いましたね。
私はドコモの海外ギガ放題を24時間だけ契約して、あとはドバイ空港のフリーWi-Fiで凌いだのですが特に問題なく過ごせました。
休足時間
疲れた足を癒すのに大変効果を発揮してくれました!これは国内遠征でも使えますね
現金
UAEはクレカ普及率が高かったので、ディルハム(UAE通貨。単位:AED)を使ったのは空港でお土産買った時だけでした。
スーク行かなかったしあまり持ってなくてもなんとかなったんですよね。
ディルハム-円両替とドルを介した両替のどちらが良いか計算した上で、トントン〜ややドル介するほうが有利と判断しました。結果得したかは計算する気おきないので目を瞑ります。
日本でドルに少しだけ換金して、その一部を制限エリア出てすぐの両替屋さんでディルハムに変えました。
写真で振り返るUAEの思い出
ちょっとだけ旅っぽい思い出も残しておきます。
エミレーツの思い出
おもてなし力世界トップクラスのエミレーツ。かなりよきよきでした。
搭乗手続きでグランドスタッフに難癖つける乗客もほとんどいなくてスムーズでしたね。
JALとのコードシェア便だったから日本人CAさんもたくさんいらっしゃいました。ちょっと海外旅行感には欠けますが、ロングフライトでは日本人CAさんありがたいなと感じました。
機内食はJAL、ANA並に食べられるもので私は割と好きでした。
往復ともに、離陸から1時間くらい後、着陸から2時間くらい前に機内食出てきました。
ドバイ空港
お金有り余ってるんだろうなという印象が非常に強い空港でした。
ドバイの街
ドバイの街は、中東の中でも観光客を受け入れる器のある治安のよい場所だと感じました。
次の機会があるならもう少しゆっくり観光したいと思いますが、外出て3分で体が融けそうだから観光ハイシーズンがいいですね。
#あちーよ
ACL23-24を終えて
大冒険だったACL23-24。
ここで振り返って次の冒険に繋げようと思います。
このACLにかける思い
自分の想像以上にACL23-24にかける思いは強くなってました。
最初は会社の5日連続休みがきっかけで行ったフィリピン。
渡航規制も緩くなり、久しぶりに海外旅をしようと思ったときにACLがちょうどありました。
ACLないと行けない国に行こうと思って選んだマニラは、明らかにターニングポイントでした。
マニラで経験した150人のアウェイ。
このACLでは山東2試合の次に少ない数の現地マリサポ数でした。
がっつり応援してた学生時代、私は人数が少なくて一体感が強く感じられるアウェイの方が好きでした。
久々にあの感覚を思い出せたのです。
このマニラで、最近すっかりご無沙汰してたコアそば観戦をACL限定(厳密にはフィリピン行く前のリーグで体慣らしもかねてゴール裏の端っこ行ったけど)で解禁する決意をしました。
アルアインアウェイでは諸々事情があったとはいえ、10年ぶりのコアエリアを選びました。
事あるごとに体力の衰えを感じたけど、選手たちのチカラになることと自分の命を守ることに集中して応援した時間はエモい時間でした。
仕事の都合をつけられる限り、現場を選びました。
結果ホーム3(予選山東、準々決勝山東、アルアイン)、アウェイ3(マニラ、蔚山、アルアイン)参戦。
普段のリーグ観戦率を超える比率で現場を選んだ大会でした。(リーグは10試合/年行けば上等)
現場に行く数に比例して思い入れが強くなり、マリノスとともに優勝を勝ち取りたいという思いも強まってました。
これまでマリノスが経験した中で、横浜から一番遠いアルアインで“世界の果てまで俺たちは共に”を歌えた時は感無量だったし、最高の場所で、トリコロールの勇者たちとアジアを勝ち取りたかったです。
勝ち得なかったということはまだまだ何かが足りないのでしょう。
中東の経験なのかもしれないし、強い心や冷静さなのかもしれないです。
忘れ物、足りないものを見つけにこれからもう一回冒険に向かうんだと思います。
再会と出会い
マリサポの懐の広さ、逞しさ、心強さもたくさん感じられたACLでした。
フェードアウトするようにコアエリアを離れて試合もそれなりに遠ざかっていたから、普段から応援してるみなさんに受け入れていただけるか、忘れられてないか結構不安だったんですよね。
でも、旧知の方たちは学生時代と同じように接してくださり、故郷に帰ったような感覚を覚えました。
とても久々に再会した仲間もいましたが、ブランクを忘れさせるくらい自然と関われてました。
特に、若い子の成長はおばちゃん微笑ましかったよ。
新しい仲間もたくさん増えました。
ACLに全部行ってる方、旧知の仲間の仲間たち、金海空港のフードコートでたまたま話しかけた方、釜山で困ってたから一緒に地下鉄移動した方、蔚山でたまたま隣で応援した方。。。
本当にきつかったアルアインでトップクラスに嬉しかった思い出は、蔚山遠征で出会ってお二人に声をかけていただけたこと。
旅ならでは、ACLアウェイならではの出会と再会の良さを感じられました。
ユニを着て飛行機乗って現地歩くことで、知らないマリサポでも自ずと仲間意識が生まれる楽しさを知ったことも、このACLの大きな収穫だったと思います。
今回のUAEではじめて海外やACLアウェイを経験した(初海外UAEはやっぱり猛者だなと思いますよ)マリサポのみなさんも、ACLジャンキーになられてるといいなぁ。
そして、次のアジアでもまた新しいマリサポとの出会いや再会があるといいなぁ。
日本のスタジアムの素晴らしさ
ぶっちゃけアルアイン経験したからだと思いますが、日本のスタジアムはとても良い環境だと再認識できました。
ビールを飲みながら、好きな時に美味しいもの食べて飲み食いして、のんびり写真撮って、結果に一喜一憂する日常って、ものすごく尊いです。
しばらく日本で試合行く時は無条件に感動してしまいそうです。
人生を濃くしてくれるマリノスの存在
マリノスがあったから、トリコロールの勇者達が勇敢に戦い続けてくれたから、このACLの濃い経験ができました。
改めてマリノスには感謝の気持ちしかありません。
理屈抜きに応援できるチームがあることって幸せだなと改めて感じます。
アルアインでは、マリノスと一緒に残酷な経験、つらい経験もしました。
試合が終わった後は涙が止まりませんでした。
ほんと涙が次から次へと出てきて感情の制御が全くききませんでした。
喜田さんがインタビューを終えてスタンドに1人で来ようとしたときにどうやって迎え入れていいかわからなくて、スタンドから離れました。
200試合以上現地でサッカー観た中で、こんな経験ははじめてでしたが、これがチームと戦いぬいた一つの証なのかな、とか漠然と思ってます。
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