一人焼肉とかいう無我の境地

1人○○という誰かじゃなくて自分1人で楽しむ系のことが以前から流行ってた。ひとり温泉旅行とかおひとり様なんたらかんたらみたいなキャンペーンって出るほど1人○○っていうのが注目されてる。

僕も1人でわりと色んなことできる人間(というか友達がいない)なので、1人で楽しむことにあんまり抵抗のない人間だと思う。

そんな僕でも一人焼肉っていうのは経験したこと無かったんだよね。まあ、1人で焼肉行くぐらいなら他のお店で済まそうかなあっていう考えになるからやったことなかった。あと普通にまあまあの贅沢なんだよね焼肉。

昨日、妻が夜からお仕事だったんだけどいつもだとご飯作って職場に行くんだけど昨日はちょっとバタバタしてて、夕食はおまかせします!とのことで、好きな物食べようっていうことに。

そこで何となく思ったのが「一人焼肉やってみたい…」だった。多分筋トレした後だったから体がカロリーとタンパク質を求めていたんだと思う。意気揚々と近所の焼肉屋さん行ったら閉まっててワロタ。出鼻をくじかれた…

じゃあもうすき家でさっと済まそうかなあって思ったんだけどもう口が焼肉になっちゃって、とりあえずアテがあったので車を走らせてそこの焼肉屋さんへ向かった。

でもね、焼肉屋さんの前で5分ぐらい入るかどうか迷っちゃった…恥ずかしいとかじゃなくてちょっと一人焼肉贅沢すぎるかなあという貧乏症がチラチラしてきた。でもやった事ないことやってみたいという知的好奇心が勝ち、入店。

カウンターに座ってとりあえず牛タンと豚トロと白米を注文。焼肉屋いって白米頼まない人いるらしい。僕は絶対白米派。お肉と白米を食べるために行ってるから野菜とか食べないもんね。

お肉とご飯が届いていざ鎌倉。一人焼肉だから一気に大量に焼かずに1枚1枚丁寧に焼いてみた。他の人と行くと一気に何枚も乗せちゃうけど1人だから気兼ねしなくていいね。

焼けたお肉を一人占めする。真の自由ってここにあったのかもしれん。自分の好きな焼き加減でおいしくいただけた。

確かに一人焼肉、贅沢だしおいしいんだけどお肉が焼けるのに待ってる時間、限る無く虚無というか無我だった。ぼーっとお肉が焼けるのを眺めていた。火を見ると人間落ち着くっていうのはこうゆう事かもしれんね。

経験として一人焼肉行ってよかったなあと思ったけどリピートしたいかと言われたらちょっと微妙かも。焼肉の醍醐味ってワイワイおしゃべりしながら食べることなのかもしれないね。これは一人焼肉してみないとわかんなかったことかも。美味しいお肉食べるなら別にステーキとかでもいいしね。

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