新しいカメラを手に入れるまでの心の葛藤の記録⑩
これは私がGR2という大好きなカメラを手放し、新しいカメラを買うことになるまでの心の葛藤を記録したものです。
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新しいカメラの第一候補はNikon Z5。ただ購入を決定づける「グッ」とくるものが無いモヤモヤした気持ちを抱えたまま、カメラに関する様々なブログやYoutubeを眺める日々を過ごしていた。
そうすると、カメラ好きの皆さんの中で、新しいカメラを手に入れるときに“買い替え”をしている人が多いことに気づく。
よく考えればそりゃそうだ。大金持ちでもなければ高価なカメラを次々に何台も購入することなんてできない。
ふと、私の大好きなGR2はいくらで買い取ってもらえるのだろうと思い、Googleに「GR2 下取り」と入力してみた。
“下取り最高価格8万円”
あれ?私が購入した時よりも高くなってない?私の想像とはかけ離れた高額が表示されていた。
この時点までGR2を手放すという考えは全くといっていいほど私の中にはなかったのだが、改めて新しいカメラを手に入れた後の生活を想像してみた。
主な被写体である予測できない動きをする子どもを撮影するのは1台のカメラであっても困難であるのに、新しいカメラとGR2の2台をどれだけ使い分けできるのだろうか?
次第に新しいカメラを主に持ち出し、GR2は保管庫の中で冬眠することになるのではないか?
この日から大好きなGR2を手放すという選択肢が頭の中にぼんやりと浮かんできた。
それと同時に、Z5を調べる中で実は横目で見ていた、いやわざと見ないようにしていた私のときめきを呼び起こす存在となるカメラを意識するようになる。