コーヒーの沼 第29歩 イエメニア
皆さんこんにちは、 コーヒー大好きZKです!
今回は、最近見つけた コーヒー豆のトピックについてです。
突然ですが、「イエメニア」という言葉、ご存知ですか?
「ハイ」と答えたあなた、造詣が深いコーヒー好きですね。
シッカリ沼にハマってらっしゃいますね(もちろんいい意味で、ですよ!)
かく言うZKは、今年に入るまで、全く知りませんでした。お恥ずかしい・・
イエメニアは、日本語にすると、「イエメンの母」という意味。
この言葉が名づけられたのはコーヒーです。
2020年に新しく発見されたコーヒーの新種です。
今の時代にコーヒーの新種が発見されるなんて。ちょっと驚きました。
コーヒー栽培は何百年の歴史のある産業。当時は現代ほど遺伝子学などが
発達している時代ではありません。したがって、農家の方が
「これはアラビカ種、これはブルボン種」といえば、そのコーヒーノキは
アラビカ種であり、ブルボン種であるとされてきたようです。
コーヒー業界では、この手の話は結構あると紹介されていました。
イエメニアが発見には、戦争が関係しているそうです。
2015年内戦により、モカ(有名なコーヒーの品種ですね)の
輸出港のムハーや現地農園が被害を受けました。
この惨状をどうにかしたいと考えたある男性が現地支援を目的とした
会社を設立。その後生産されるコーヒーの流通や品質などの分野も
担うようになったそうです。
その経緯で、生産されているコーヒー豆をDNAレベルで調査、研究をした
結果、これまでに登録されている品種ではないコーヒーが発見されました。
それが、イエメニアです。
新種のイエメニアの特徴は、タフなこと。
・高温環境に強い
・低温環境に強い
・水の少ない地域でも育つ「干ばつ耐性」もある
別の記事によると、アラビカ種の弱点の「病気への弱さ」「育ちにくさ」に該当しないとか。
生産地が拡大する可能性がありそうです。
気になる味はといいますと・・・
残念ながらZKは飲んだことがないので飲んだ方の感想を調べて見ると・・・
・エキゾチックで妖艶な香り
・イエメンらしいスパイシーさ
・どっしり、こっくりした甘さ
・バター感のあるまろやかなコク
チョット想像が難しい・・・
別の人の感想では
・複雑な風味が口の中でぶわっと広がる
・浅煎りでも酸味は少なめ。香ばしいコーヒー
・どっしりした、アーシーな感じ
・重厚な妖艶さを感じる
・スパイシーさがあって、中東の料理に合いそう
どうやら、これまでに飲んだことのあるコーヒーとは一線を画す
テイストのようです。スパイシーなコーヒー、興味がそそられます。
現在は生産量が少ないく、超希少品種ですから、
なかなかないいお値段ですが。
ゆくゆくは、生産量が増え、私たちの手に届く日が来るかもしれません。
物価高が続いているから、むずかしいかな・・・
そして、上記のような品種発見の経緯を知ると、
まだまだZKが知らない未登録品種のコーヒーノキが
発見されるような気がします。
今回はイエメニアの紹介でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。