コーヒー屋始めます その6 あなたのお店はどんな店?もっと教えて編

みなさまこんにちは、ヨチヨチ歩きを始めたコーヒー屋ZKです。
1月末から実店舗での営業を始めました。

前回まで、やりたいことをコトバとスウジでまとめました(事業計画書)
当note 開設してからもうすぐ1年半経つのですが、実は全期間で
この『国語編』と『算数編』が最も『ビュー』と『スキ』を頂戴した
話題でした。短期間で1-2 独占です。 
noteをご覧になる方々は事業に関して興味を持たれているのだと
感じた次第です。ご覧いただいた方々、まことにありがとうございます。
と思う反面、拙くて ゴメンネ ごめんねぇ とも感じています。
やったこと、やってて感じたことを身の丈で書いていきますので、
今後もよろしくお願いします。

今回は事業計画で描いた、『ZK COFFEE LAB.の設計図』の中身を
もう少し紹介しようと思います。最後までお付き合いください。

事業を始めるに当たって大切なこと、それは
『何となく』ではなく、『何を目指す』を明確にすることだと思います。
そして『何を目指す』は後々、成果を見極めやすいように、
『数値化』できればいいと思います。

ただし、数字だけでは『ロマン』の要素が薄くなるので、達成に向けて
こんなお店にして、こんな人に来てもらって、こんな商品を売って
と言う『ワクワク』の部分を適宜盛り込むんで楽しみましょう。これ大事。

一般的に目標設定で見聞きするのは、今年度の売上や今月の契約数など
比較的短いスパンのものかと思います。
ZKもサラリーマン時代に会社の書式を使って、年間目標を設定していました設定された方は分かると思うのですが、短期的(1年先)の目標は、
期間も短いので、保守的というか、なかなか思い切った行動計画や
数値設定を記入できないのです。(ZKだけ?)
ZKの会社では、年間目標の達成度が査定に影響(他社もそう?)しますからいわゆる『置きに行く』目標設定でした。うーん事なかれ主義的です。

このような会社員的発想のままだと、達成はできるかもしれませんが、
個人事業主として生活費を確保する(収益を上げる)のは困難。
事なかれではなく、『事おこし主義』的発想が大切になります。
ZKにとっては考え方を180転換しなくてはいけない、
なかなか高いハードルです。
生活していくため、事業を継続するためのスウジは前回設定済み。
その数字に到達するために、短期と中長期の目標を設定しました。

短期的目標はまず知ってもらうこと。
お店の存在を認知していただき、リピーターになってもらう。
そのために、
・地域の方が普段使いできる
・肩ひじ張らずに来店できる
・滞在型ではなく持ち帰りメインのテイクアウト専門店
・品質、味にはこだわるけど頑固ではないフレンドリーな自家焙煎珈琲店
・手作りおやつとのコラボ
・ターゲットとしたのは
『美味しいものが好きで口コミが期待できるアクティブな女性の方』
 (ジェンダー論ではないのですが、ZKは女性の方が話しやすいのもあり) です。 
そのために、
お店の全体のベースカラーを『白』に、アクセントカラーは『緑』で統一。
明るくてかわいらしい内外装で、小さくてもゆったりとおちつける
雰囲気を目指しました。(居心地よすぎると長居されるのですが・・・)
開店してまだ日は浅いですが、おおむね女性のお客様に好評で、
狙いを外していないなと感じています。

昨今はコーヒー周辺の技術革新がすさまじく、小型のコーヒー専門店も
チラホラ見かけるようになりました。
コーヒーだけのお店だと競合として想定されるのは、
カフェ、喫茶店、豆専門店、コンビニ、豆も扱う食料雑貨店などなど。
強力です。

ユニークさを出すために、手作りおやつをメニューにラインナップ。
関西にいる時からいろいろとコーヒーショップを見て回りましたが、
コーヒーと食べ物(おやつやパン)両方ともこだわるお店は
そこまで多くないのが現状ですね。
どちらかにこだわって、どちらかは仕入れているお店が多いようです。
どちらの商品の原材料も信頼のおける卸業者様から仕入れ、
自分たちで加工作業を行うことで、品質も味も間違いのない商品を
お客様へお届けすることを目指しました。
これはアピールポイントになると自負しています。

例えば市販されているドリップパックの表記を見ると、
製造業者と販売業者が一致していないものがチラホラ。
おそらくですが、焙煎と封入を別々の担当(専門)が行っているのでしょう
ということは、焙煎してから封入するまでを一か所で行っている業者は
珍しいようです。煎って挽いて入れてを一か所で短時間でできるのは、
小規模店舗ならではの強み。フットワークで行きます。
ドリップパックを作る作業はコツコツ作業ですから、
面倒くさいと思う方もいらっしゃるかも。
しかし、これはZKの性格なのか、昨年から封入作業をしてみて、
楽しいといいますか、飽きずに作業しています。
商品が出来上がっていくことに達成感を感じます。
いい香りに囲まれて一人コツコツすることが性に合っているようです。
当分は、この作業を他の人に譲りたくないなと。

チョッと脱線しました。
中長期的な目標として考えたのは、
持続的に販売していくための取り組みと近隣の方との連携です。
自店舗の運営はZKと相方の2人だけですから、販売力には限度があります。
そこで、リピーターとなっていただいた方のお力を借りて、
販路を複数持つ計画。相方がよく言う『収入の蛇口を増やす』大作戦です。具体的には、小売り店や飲食店への卸業を想定。
これが上手く行って、焙煎豆の販売が増えると事業安定が見えてきます。

近隣の方との連携の主役は、手作りおやつ。
ZKがお店を出した宮崎県都城市では、多種多様な農産物が
生産されています。
先日、直売所を探索するとミニトマトにジャガイモ、小麦にベーコン
タマゴや果物などなど。多種多彩な商品が所狭しと並んでいました。
現状、お店を通して購入していますが、ゆくゆくは農家の方から
直接購入し、収穫仕立ての農産物を使った商品開発を目指しています。

中長期戦略の『ロマン枠』で考えていること、
商売に直接関係しないかもしれないのですが、
移住者ZKが情報発信して『都城面白そう』仲間を広げて、
新規顧客になればと企みました。

短期的な目標設定は比較的数字に落とし込みやすいのですが、
中長期的(具体的には3-5年)は壮大です。ロマンです。
しかし、融資を受ける、補助金事業に申請する場合は、
この中長期的ビジョンが必須です。
だって将来展望のない事業に投資をしようとする人はいませんから。

今回は前回、前々回に掲載した内容をもう少し細かく書いてみました。
次回はいよいよ補助金申請の巻です。

今回はここまで。 
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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