Z世代っていま何歳?色んな○○世代を整理してみた
最近すっかり定着してきている「Z世代」という言葉。皆さんの会社にZ世代の社員はいるでしょうか?若い世代のことを指すというのは何となく察しがついていながらも、具体的に何年生まれがZ世代なのか分からない、という方も多いかもしれません。そこで本記事では、Z世代とはじめとして、さまざまな○○世代の定義について整理してみたいと思います。
Z世代って何歳よ?
私もつい最近までZ世代の定義がよく分かっていませんでした。で、ググってみるとさらに混乱。というのも、サイトによって説明にばらつきがあるのです。
たとえば野村総研のナレッジインサイトでは、Z世代について次のように書かれています。
一方Wikipediaでは…
と書かれており、野村総研の記述と比較すると1995年~1997年生まれの位置づけが微妙に異なっています。
ミレニアル世代(Y世代)とは?
Z世代の比較対象としてよく挙げられるのが、一つ前の世代にあたるミレニアル世代(Y世代)です。こちらもサイトによって説明が異なります。
どっちつかずの迷える世代
私自身は1996年生まれですが、自分がZ世代に含まれるのか、ミレニアル世代にあてはまるのかいまいちピンときません。そこで、さらに調べてみると「ジレニアル世代」という言葉が存在することを知りました。
「ジレニアル」とはZ世代の「Z」とミレニアル世代の「ミレニアル」をかけあわせた表現で、ミレニアル世代とZ世代の間の世代を指すようです。ミレニアル世代に入るには若すぎるけど、Z世代を自覚するには大人すぎるよなぁ…と思っていた私にとって「ジレニアル世代」という表現はしっくりくるものがありました。世代というには範囲がかなり狭く、明確な定義も存在しないようですが、私と同じように”自分はどっちつかず”という感覚を持っているであろう1995年~1997年生まれの人が、ジレニアル世代にあたるのではないでしょうか。
ちなみにジレニアル世代で検索するとこんな記事が出てきました。
ジレニアル世代には実家暮らしが多く、家賃や住宅ローンの支払いがないため購買力が高いそうです。(その購買力を活かして家買えばいいのに…)
中間のジレニアル世代という定義を含めた上で、各世代の2024年時点での年齢を整理してみると次のようになります。
ミレニアル世代:30歳~44歳(1980~1994年生)
ジレニアル世代:27歳~29歳(1995~1997年生)
Z世代:14歳~26歳(1998~2010年生)
四大卒のZ世代は、この4月で社会人4年目を迎えています。少し前まではZ世代といえば学生というイメージが強かったからか、Z世代ってもっと若いと思ってました。すでに社会人としてバリバリ働いている年代なんですね。
その他のいろんな○○世代
Z世代のみならず、いつの時代も若者たちは何かしらの特徴にちなんでくくられがちです。イマドキの若者はこれだから…と上の世代から揶揄される側だった人々も、時を経ればイマドキの若者は…と揶揄する側になるものです。ということで、過去にはイマドキの若者と揶揄されて、今となってはすっかり中高年世代に突入しているであろう色々な○○世代をまとめてみました。
団塊の世代
第二次世界大戦後のベビーブーム期である1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた世代を指します。急速な経済成長とともに育ち、日本の高度経済成長を支えました。2024年時点では75歳~77歳です。世代人口が多く、1947年~1949年の3年間は年間出生数が260万人を上回っています。2023年の年間出生数が約75万人だったので、その3倍以上です。人口のボリュームが大きい世代であるため、社会への影響力が強い世代とされています。
団塊ジュニア世代
1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)に生まれた世代を指します。2024年時点では50歳~53歳です。団塊世代の子供の世代にあたります。この世代も人口が多く、社会的影響力が大きいです。
氷河期世代
氷河期世代とは1970年〜1984年に生まれた人達を指し、この世代は別名「ロストジェネレーション世代」とも呼ばれます。2024年時点では40歳~54歳です。生まれ年を見ると分かる通り、団塊ジュニア世代は氷河期世代の一部にあたります。
※X世代
アメリカを中心に定義される世代で、1965-1980年生まれの人々を指します。あまり日本では聞かれない言葉です。X世代はテレビやインターネットの普及を経験し、テクノロジーに適応した最初の世代です。
ゆとり世代
「ゆとり世代」に明確な定義はありませんが、一般的には1987年4月2日から2004年4月1日生まれの、ゆとり教育を受けた世代を指すようです。2024年時点で、年齢は19歳から36歳にあたります。日本のミレニアル世代~Z世代の多くはゆとり教育を受けているということになります。ゆとり教育とひとくくりにされることが多いですが、一定期間おきに学習指導要領が改定されているため、生まれ年によって”ゆとり”度合いは異なります。
まとめ
社会人という範囲内で考えると、当面はZ世代が新世代として扱われると思います。今後も「ゆとりジュニア」「英語早期教育世代」といった世代のくくりが新しく登場しそうですね。