クロッキーのヒント

紙と鉛筆を用意してください。

次に、こちらの写真を３０秒眺めてください。

次に写真を見ずに見たものを紙に描いてみてください。

いかがでしょう？
どのくらいかけましたか？

なんとなく形だけ、前の方のライトだけ。
それぞれだと思います。

ではもう３０秒じっくりみてください。

次は伏せずにそのまま描いてみましょう。
ただし１分で描いてください。

意外とこんな方だったんだ！
こんなところにこんな部品あるんだ！

など、色んな発見があったと思います。
しかし時間にも焦られたかと思います。

今回なぜ皆様に体感してほしかったかというと、まず瞬間的に被写体をみるということを体感して欲しかったのです。
そしてそれを１分で描かないと！となると形を把握しないと！と頭のどこかで思いませんでしたか？

一度目は最初に自分が何に注目をしたのか。
二度目はそれを踏まえて、どのくらい情報を入れて時間内に描くということに挑んだか。

クロッキーは実際５分１０分と短時間で目に入った情報をそのまま手に移して描きます。短時間のものであれば見ながら描くという作業になります。

その時に見たものをそのまま描くにはかなり訓練が必要ですが、まず全体視をして取り組むことで描くものの大体の大きさやバランスをある程度頭の中で処理しながら描くようになります。

そしてそれは被写体が人物の時も同じです。
人物だからといって一部に囚われてみるのではなく、必ず全体視するようにします。
それはすなわち、以前にお伝えしたアウトラインを見ると同じなのです。

この訓練を繰り返すことで目が養われてきます。
描く時に同じものを2-3回繰り返して描くのもいいと思います。
まずは、全体視をする訓練と思ってやってみてください＾＾

初めての方は
クロッキー　　１５分
消しゴムは基本的に使わず（使ってる時間が無い　笑）
始める前に資料をじっくりみて観察

描く時に出来るだけ手を見る時間を減らして描けるようになると速くなってきます。
失敗してもいいです。失敗したら正しいと思うラインをそのままもう一度描いてください。
仕上がりが雑で最初は大丈夫です。
まずは時間内に描けれるように頑張ってみてください。
描けたら気になる点は多いと思いますが、2回3回と繰り返し描いてみてください。
そうすることで、最初よりもバランスがとれたり、気をつけるポイントが見えてきます。

この訓練を繰り返すと、最初のじっくり見るの内容がもっとじっくり見て描く時に必要な要素が見えてくるようになります＾＾