![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125116856/rectangle_large_type_2_4187b994b68ccc4012431a43812af326.png?width=1200)
おい、そこの君!VOCALOID×人間のコラボレーションをやらないか?
やるんだよ!!!!!
今回の記事は、ニコニコサポーターズ Smilesによる企画『ボカロP Advent Calendar 2023』の一つになります。
あたしの他に様々なボカロPの皆様が、ボカロPの視点で多種多様な記事を公開されているので是非読みに行ってください。こんな適当な喋り口の独り言よりももっと素敵な内容や面白い情報がたくさんあります。
さて。
あたしはね、"VOCALOID"という大きなジャンルの中でも特に「VOCALOIDと人間がコラボレーションしている」コンテンツが大好きなんですよね。
それは、一方的で勝手なプロデュースだとか、音楽家たちの手段や救済のひとつだとか、そういうありきたりなものじゃなくて。
もっと生身の心から湧いてくる普遍的で対等な感覚っていうか、なんかそんな感じ。
だってね、普通に過ごしてたら絶対に混ざり合うことのなかった二次元と三次元に生きる者同士の表現や芸術が一つの作品の中で重なり合うって、これ相当すごいロマンじゃないですか。
手段も限られているうえにめっちゃ大変なのに、それでも「君と直接コラボしたいんだ!」ってアレコレ工夫してるその根性と愛って、すごい尊いじゃないですか。
それにね、2023年現在ってVOCALOIDとデュエットしてる作品がすごく増えてるんです。
例えば、一番知名度と勢いがあるってなると、やはり「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」でしょう。
オリジナルキャラクター達と初音ミク達が一緒に、同じステージで歌い踊るパフォーマンスMVや青春ストーリーを楽しみながらゲームをプレイ出来るって、最高だろコレ。
こういった「ボカロの入り口」として最高すぎるコンテンツの目玉となる演出がVOCALOIDとデュエットなのが本当に有難くってね。
肉声の歌声とボカロの歌声の割合が4:1くらいのバランスなので、ボカロにあまり触れてこなかった方々にとっては少しずつ慣れていくのにちょうど良いパート分けになってて素晴らしいんです。
また、元々ボカロ界隈にいるリスナーも、3割くらいの人は「そもそも人間の歌声をほとんど聴かない・好きじゃない」という人がいるように感じます。
この別方向の客層であるはずのリスナー達を繋ぐ架け橋となっているプロセカの様子は、いつ見ても感動するんですわ〜。
(ただ、あたしはプロセカのストーリーに関してめっっっちゃくちゃ地雷コンテンツでどーーーしても好きになれないので、あまり深くは語れないですごめんなさい…。決して嫌いなわけじゃないのよ。)
それから、神椿スタジオに所属するアーティストやプロジェクトにもかなり注目しています。
可不や星界など、神椿スタジオ所属のバーチャルシンガーをベースに誕生した合成音声『音楽的同位体プロジェクト』では、その合成音声の書き下ろしデモソングを、歌声のベースになったバーチャルシンガーが時々一緒にカバーしてくれています。
これ、ホンマに熱い。
もうすぐ発売から3年が経つ現在も尚、たくさんのボカロPさんによる書き下ろしが投稿されていて、供給もまだまだ止まらなさそうでホクホクですわ。
…え、可不ってまだ3年しか経ってないの???ウソやん???
また、VOCALOIDとデュエットの楽曲を定期的に投稿しているGuianoさん、ボカロ楽曲中のラップパートにラッパーや歌い手を起用する平田義久さんなども、美味しいヤミー感謝感謝ハッピースマイルなんですよね〜。
レーベルに所属したアーティストの方々が、柔軟にVOCALOIDとデュエットをしてくれるっていうのが、メジャーなシーンでも受け入れられる表現方法として先陣切ってくれてる気がしてかっこええ〜と思っています。
こういった、どちらかというと"公式"とか"企業"とか寄りなところからの供給がついに出始めてくるとですね。
個人で活動するクリエイター達からもそういうコンテンツは増え始めるんですよね。
プロセカも音楽的同位体も大体3年前に始まったのですが、実際ここ3年間のVOCALOID×人間デュエットソングまたはそれをアイデンティティとするボカロPって、(あたしを含め)めっちゃ増えてるんですよね。
芝さんとTommyさんによるボカロユニット・バーミーズは、キャッチーでダンサンブルな楽曲と映像を、多彩な音楽ジャンルで楽しませてくれます。
何より、初音ミクはハキハキとした歌い回しでTommyさんの肉声の歌声がウィスパーという、VOCALOID×人間の中でも珍しい組み合わせのマリアージュがグラッツェでトレビア〜ン。
駱駝法師さんによるソロプロジェクト・Camelotsは、hyperpopを基盤とする自由な形で突き抜けていくサウンドを武器に、v_flowerと共にボカロシーンへ新たな風を巻き起こそうとしています。
また、こちらも彼が発起人となり始まった"ちょっと変わったポップス"をリリースするインターネットレーベル『ゆくえレコーズ』の活動は、今後のボカロシーンの"ゆくえ"を必ず担っていくであろうと踏んでいるので、今のうちに追い始めて古参を名乗るべし。
また、Kish.さんは幅広くポップな楽曲だけでなく、Kish.さん家の"可不さん"と一緒に会話をする縦型のリール動画を定期的に投稿されています。どっちの喋りもホンマに微笑ましくて可愛いから見て。
ボーカロイドは誰でも使える"音楽ソフト"でありながら、同時に固有のキャラクター性を持っているため、所謂「うちの子」という独特な文化が生まれるのよ。めちゃくちゃオモロいよね〜。
これ以外にも、沢山の「VOCALOIDと人間のコラボレーション」があちこちで増えています。
あたしはこれが、近い将来ボカロ界隈で必ず今以上にオーソドックスな表現になると信じています。
あたしもこれからもっと面白い形で、VOCALOID達とコラボしていこうと思うので、よろしければ楽しみにしていてくだツァいね〜。
さあ、この記事を見たそこの君!!!
オリジナル曲でも二次創作でも良い!!!
君の相棒や友人のボカロと一緒に歌おう!!!
歌が苦手ならお喋りしよう!!!
他にももっともっと色々な形のコラボレーションが出来るはず!!!
以上、DECO*27の偽物、DEMA*27がお送り致しました。デ〜コデコデコ。