【前編】韓国嫌いだった私が「私はね、”K-POPが好き”なんじゃなくて、”BIGBANGが好き”なのよ」と語るレベルにまで成長し、奇跡的に銀座でばったりテソンに会った話
チェコでテスト期間真っ最中の私ですが、
最近のYGのニュースをチラチラと読んでいます。(勉強せろ)
そんな中で思うことがあり、記事にしてみました。
タイトルにもある通り、
私は元々韓国が嫌いな人間でした。
今からおよそ20年前、
当時小学生だった私が初めて韓国という国を認識したのは
2002年に開催された「日韓ワールドカップ」の時です。
その時にテレビで見た
日本の国旗を踏みつけて燃やす大人たちの姿に
恐怖を覚えました。
「なんて野蛮な国なんだろう」
それが韓国に対する私の最初の印象です。
私が中高生になる頃には
多くの日本人が韓国製の偽物の高級ブランド品を買い漁り、
それがいかに本物に似ているか得意げに話すという
酷い有様をよく見かけました。
歴史に関しても色々と思うこともあり、
韓国とは関わりたくないし、一生行かないだろう、
いや、行かないぞ!と思っていました。
そして高校生になったある日のこと。
当時中学生で思春期真っ盛りの可愛い弟が
私と口をきいてくれなくなりました。
何か会話の糸口はないかと探っていた時、
テレビにかじりついて弟が観ていたもの-。
それがBIGBANGでした。
GREENDAY、SIMPLE PLAN、
FALL OUT BOY、LINKINPARKなど
当時の洋楽好きの中高生が
大体どれかを通過すると言われていたバンドに(私調べ)
漏れなくしっかりどハマりしていた私でしたが
「・・・背に腹は変えられん」
と、仕方なくBIGBANGを聴き始めました。
「なんだ、このダサい衣装は!」
「なんて言っとるか全然分からん!」
そんな言葉をぐっと堪えて、
真顔でBIGBANGを聴き続け
さらにクラスにいたK-POP通の子に
彼らのオーディションの話などを聞き、
情報を仕入れること数ヶ月。
2009年のレコード大賞で
BIGBANGが新人賞を受賞しました。
弟がじっと画面を見つめている横で
「BIGBANGの音楽っていいよね。
まじGDかっこいいわ〜。
ってか、この衣装をこんなに格好良く着こなせるのも
BIGBANGだからだよね。
他のアーティストには無理だわ。」
と、知ったかぶりもいいところですが、
半分独り言のようにして言ってみたところ
「え、お姉ちゃんもBIGBANG好きと?」
と、見事数億年ぶりに
弟が私に反応し、会話をしてくれたのでした。
※参考:レコ大でBIGBANGが新人賞を受賞した時の記事
仕方なく彼らの音楽を聴いていた私でしたが
いつの間にか前のめりになって聴くようになり
何なら「GDのラップのとこ歌えるようになりたい」と
部屋で1人、コソ練する日々を送りました。
(T.O.Pさんの方のラップは何とか歌えるようになりましたが
GDさんのラップはやっぱりあの声がないと難しい…)
そんな高校時代を終えて、
大学は地元九州を離れて、大阪の大学に進学しました。
そして私は初めて「ザイニチ」という人たちに会いました。
「えっ、在日の人って普通に日本語喋れるんだ」
私の認識は、本当に、これほど酷いものだったのです。
後半に続きます。
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