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現役大学生が、なぜ村山市に移住?? 〜「ヨソから若者を連れてこい」と言われて、自分が移住しちゃった話〜
はじめましての方も、馴染みの方もこんにちは。株式会社ローカル・インキュベートの末永玲於(すえながれお) と申します。前回、プロフィールや移住したきっかけをまとめた、初noteを投稿しました。
今日は僕が山形県村山市に移住するに至るバックボーンとなった、
これまでの事業「関係人口創出」事業の経緯を綴っていこうと思っています。
村山市とボクと。
今から遡ること3年前。大学1年生の時、ホントに偶然のきっかけで出会い、ハマった村山市。当時は神奈川県に住んでいましたが、月一のペースで山形県村山市に通うことに。何度か来るうちに、友達を連れてきたり、勝手に村山コラボイベントを東京で開催したり。こちらとしては、楽しく遊んでただけですが(笑)
そんなこんなで約1年くらいが経過した頃、
「なんで村山を選んだの??」
「なんでこんなところに大学生が来るんだ??」
と面白がってもらい、色んなところに顔を出させてもらうように。
若者が珍しがられる理由は、現在の日本の地方の状況にありました。
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最盛期は4万人以上いた人口も激減し、2020年には23,000人をきり、さらに2045年には13,000人近くまで減少すると推計が出ています。中でも注目すべきは、65歳以上の高齢者の数はほぼ横ばいなのにもかかわらず、生産年齢人口と子供が減ること。つまり、これまで生活を維持させてきた地域の生産力や活力が減退することで、地域の発展はおろか従来の生活水準さえ維持できなくなるのでは?と多くの地方自治体が頭を悩ませています。もれなく、村山市もそのような状況に。
一方で、首都圏に住む20代〜30代が「地方移住」に関して高い関心を寄せているというデータもあります。
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地方に関心の高い若年層をどのようにして獲得するかというのが、多くの自治体にとって課題。
そうした状況の中、僕が面白がってもらえたのが、
”よくわからんけど、若者いっぱい連れてくるやつ” でした(笑)
頂いた仕事が、「関係人口創出」事業。ミッションは「ヨソから若者を連れてこい」。
※関係人口とは
近年、地方創生領域で注目されているホットワード。「観光以上、移住未満」と言われる人口層で、特定の地域に継続的に多様な形でかかわることで、地域に経済効果や社会資本的価値をもたらす人口層。
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はじめての事業『関係人口創出事業』
『関係人口創出事業』2019年度のテーマは、「グリーンツーリズム」。
村山市の主力産業である「農業」の魅力を掘り下げて、首都圏の若者が何度も村山市に来たくなるような観光コンテンツを作ろうという試み。村山市の特産として有名な「蕎麦(そば)」を切り口に、蕎麦作りのプロセスを体験するメニューに。のべ40人の方にご参加いただきました。
畑としてお借りしたのは、農家数の減少や鳥獣被害が原因で荒れてしまった「耕作放棄地」。数年間使われていなかったのですが、地元の農家さんたちに協力いただきながら、開墾するところから始めました。
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採れた蕎麦粉をマフィンに加工して、東京丸の内のイベントで販売しました。
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ここからスタートした「関係人口創出」事業ですが、今年で3年目。
手を替え品を替えて、
2年目は、ECサイトやオンラインコミュニティづくり
3年目は、withコロナに対応したデジタルツールを用いた「関係人口創出」をテーマに、やInstagramやYoutubeなどを用いたプロモーション事業をさせていただきました。
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事業を続けていく中で、
「これはいよいよ腹括らんとな〜」
ということで、
自分がまず移住することに!(笑)
事業開始の約1年半後に移住してきました。
あるメンターからは、「ミイラ取りがミイラになった(笑)」と。
自分の移住もあったり、関係人口創出の取り組みもあったりで、
実際に200名近くの方に村山市に足を運んでいただき、
・早稲田大学を休学し、村山市の地域おこし協力隊として移住した友人
・半年間一緒の古民家に暮らしながら、さくらんぼ農家さんのお手伝いをした友人
・1〜2ヶ月の中期滞在をしながら、村山を堪能してくれた友人
・定期的に通ってくれる友人
など様々なつながりが生まれることに。
このように移住した村山市で「関係人口」というテーマについて取り組む中で、
「さらに持続可能な形で、若者の人口流動を生むにはどうすれば良いか?」
そんな問いを考えるようになりました。
その考察について、次回の記事で紹介したいと思います。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。