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【CL大阪 11-4 & 10-5】2つのブリジュラス/ディアルガについて
どうも、ZitsuhaRikei(@ZitsuhaR)です。 今回は12/21,22に開催されたCL大阪で使用したブリジュラス/ディアルガについて解説します。
このデッキタイプは今回のマスター部門の優勝デッキであり、チャンピオンの紐パンツイートも相まって非常に注目されております。
私自身は10-5で次回のCL権利の獲得という及第点ギリギリの結果でしたが、もう一人、私が所属している金雀枝勉強会のメンバーであるピンゾロのばせき(@basekipcg)もこのデッキタイプを使用して11-4で次回のCLの権利を獲得しています。
チャンピオンの紐パンブリジュラスを差し置いて僭越ではありますが、せっかく二人が次回のCLの権利をとれたので、noteを作成するに至りました。
本記事ではRikei案とばせき案の2つの型について解説します。
(一粒で二度おいしいやつなんでお得ですよ!)
今回も"負けない為の10箇条"でおなじみの金雀枝さん(@pokecatcg)、"モーリー"ことモリシンジさん(@shinji_pokeca)にプレイングご指導をいただきながら、金雀枝勉強会の優秀なメンバーとの練習で調整を繰り返しながら作り上げた構築です。ご一読いただければ幸いです。
〇This note for…
・これからブリジュラス/ディアルガを使ってみようというあなたへ
・シティリーグに向けて情報を入手しておきたいあなたへ
・むずむず花粉で鼻水が止まらないあなたへ
☆この記事のポイント
・Rikei案はディアルガラインが1-1の主にブリジュラスexを主軸とした構築です。
・ばせき案はディアルガラインが2-2のスタークロノス安定構築です。
〇環境考察
テラスタルフェス環境
大きく変わったのはスボミーとレジギガスの登場です。特にスボミーによって不思議な飴で進化することに頼ったデッキ(リザードンex)のシェアが減り、それに対してゆっくり盤面を作りながら攻めていくデッキがTier上位に台頭し始めました。
CL直前の環境考察としては下記のとおりです。
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Tier1は1日で2〜3試合する可能性
Tier2は1日で1〜2試合する可能性
Tier3は1日で0〜1試合する可能性
という基準で考えています。
また、直前のシティリーグで有名選手が優勝したことや、デッキ自体の使いやすさもあり、ソウブレイズとミライドンも増加傾向にあると考えました。
〇環境的に見たブリジュラスの立ち位置
先ほどのTier表に基づいて各対面に対するブリジュラスの有利不利を整理しましょう。
Tier1
サーナイト 微不利(スタークロノス次第)
ドラパルト 有利
Tier2
ミライドン 有利
ルギア 五分~微有利
ソウブレイズ微不利(スタークロノスと相手の採用しているエーススペック次第)
Tier3
古代バレット 五分
タケルライコ 五分
リザードン 不利
レジドラゴ 有利
カニパゴス 有利
ブリジュラス/ディアルガは微不利な対面に対しても、メタカード(ジャミングタワー)の採用や、相手の展開の遅れ、スタークロノス使用によるサイドレース逆転によって勝機があります。
また、最も苦手としていたリザードンexのシェア率激減によって、CL大阪におけるブリジュラスの立ち位置は良いと判断しました。
さらに、Tier表には入れていませんが、大型大会ではカビゴンLOの存在が無視できません。カビゴンLOがとってくるであろう各戦術に対して回答があり、それらが構築を歪めることなく採用されています(詳細は有料部分で解説)。チャンピオンズリーグ規模の大型大会においてカビゴンLOに対して勝率がとれることはかなり評価が高いです。
〇ブリジュラスの特徴
【Pros】
・スボミー耐性
ジュラルドンが1エネ30点を持っている。
かくしふだと縦引きサポートで山を掘り進めるので、グッズロック下でもブリジュラスが完成する。
・捲り性能
ブリジュラスexの高耐久+エネルギー加特性+フトゥー博士のシナリオ(ポケモン回収サイクロン)を組み合わせた受けループによって、相手より殴り出しが遅れてもダメージレースを逆転できる。
スタークロノスの追加ターンによるサイド複数取りや相手のアタッカー枯らしなど、かなり劣勢な状態からでも逆転の可能性がある。
・実は2-2-2のサイドプランを取りやすい
ブリジュラスexのメタルディフェンダーは220点。これは大体のたねのポケモンV、exをワンパン出来る打点である。
ディアルガVstarのスタークロノスも220点。これも大体のたねのポケモンV、exをワンパン出来る打点である。
さらに、これに続いて打つメタルブラストは大抵240-320点が出るため、追加でたねのポケモンV、exや2進化のポケモンexを取れる可能性がある。
【Cons】
・青天井に弱い
300点以上の打点を出してくる相手にはフトゥー博士のシナリオやポケモン回収サイク ロンを駆使した受けループができない。
・手札干渉に弱い
盤面にドローシステムを置かないので、中終盤以降はどうしても相手の手札干渉からのトップ勝負になりがちである。
→試合全体を通して不要札はどんどんトラッシュに送り、強い山を作ることを意識する。また、基本鋼エネルギーはかくしふだと合わせて貴重なドローソースになるので試合序盤からトラッシュに送りすぎない。
無料部分はここまでになります。ここから先の有料部分では、
・デッキレシピとコンセプト
・各カードの採用枚数と理由
・基本的な回し方
・各対面の解説
について解説します。毎回、CLで優勝したデッキは翌週からのシティリーグや自主大会で急増する傾向があります。このnoteをきっかけにブリジュラス/ディアルガに対する知見を少しでも深めていただければ幸いです。
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