指示よりも、問いかけ
ハーフタイムに必ずやっていることがあります。
それは、選手に前半の感想を聞くことです。
小学生の試合はハーフタイムが5分しかありません。
水分補給やピッチまでの移動時間など含めると、実質4分ほどでしょうか。
短い時間ですが、
そのうちの貴重な2分間で、毎回選手に感想を聞きます。
「前半、やってみてどうだった?」
例えば、、、
『パスがよく回ったけど、シュートまであまりいけなかった。』
と言う意見が出たとします。
良いところでも悪いところでも、
ここから掘り下げていきます。
「じゃあパスが回ったのはどうして?」
「どうすればもっとシュートを打てた?」
問いかけることで、能動的に考えます。
『コートを広く使えてたから。』
『みんながもらう前に周りを見てて、ワンタッチが使えたから。』
いろんな考えが出てきます。
出ない意見に対しては、コーチから補足を加えます。
「うん、パスが回った理由はなんとなく分かったね。じゃあ後半も続けよう!
でもシュートまで行かないと点取れないよ?」
沈黙、、、
アイディアが出なければ、質問項目をより細かくしながら、ヒントを与えてみます。
「ハーフラインくらいでFWにボールが入るシーンが何回かあったね。そのときの中盤の選手のサポートはどうだった?」
「サイドハーフが前を向いて持ったとき、FWの選手の動き出しはあった?SBの選手は?」
ポイントを絞って聞くことで、
選手は答えやすくなります。
ここまで絞れば、何かしらのリアクションが返ってくると思います。
その反応を踏まえ、
「じゃあ後半は、味方を追い越す動きができるように、意識してみよう」
と言えるかもしれません。
いきなり後半やってほしいことを伝えるのではなく、
選手から意見を引き出してから伝えることで、
選手の頭にも残りますし、主体的にプレーできるようになるはずです。
問いかけの仕方ひとつで、選手の反応は180度変わってきます。テクニックが必要なところです。
うまくいかないことも多々ありますし、質問すると言う行為自体が、何かこそばゆい気持ちになったりもします笑
ですが、選手にとってはとても大事な作業だと思います!!😊
指示ではなく、問いかけを!
少しでも良いので、取り入れてみてほしいです!!
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