【MAT】新ニヴ様や新サルカン他
GWは忙しかったため遅くなりましたが、いつものドラゴンレビューです。
「機械兵団の進軍:決戦の後にMARCH OF THE MACHINE: THE AFTERMATH」は50枚と言うこともあり、一気に全部の公開がありましたね!
《至高の者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Supreme》
《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》と同様に5色かつドラゴン・アバターのニヴ様!
メカになったみたいな話もあったような気がしたのですが、違ったようです。
5色5マナ5/5、飛行に加えて単色からの呪禁を持っており、更に墓地の2色のインスタントやソーサリーに再活を与えられる!
能力的には《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》で手札に加えられる2色のカードとの相性はよいですが、使いこなすのは非常に難しそうな気がします。
専用構築向きであり、上手く構築できた場合は活躍もできると考えられるが、構築も難しそうなので、組む人には頑張ってもらいたいところ。
統率者(EDH)の《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》では、再活を与える能力を生かしたいところだが、生かすためには専用の構築が必要となり、非常に難しい。
自身を統率者にする場合は、2色のインスタントやソーサリーを繰り返し使用してアドバンテージを取っていく構成などにできるか。
《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》の統率者に入れてみても相性は良さそうです。
《燃える魂、サルカン/Sarkhan, Soul Aflame》
PWの灯を失い、クリーチャーとなったサルカン。クリーチャータイプは人間・シャーマンと予想通り。残念ながらPWの状態でジェスカイカラー等で白を得て、5色の全ての色を持ったことはあるが、5色にはなっていないPWになることは断念せざるを得なくなった。
カードとしては、青赤の3マナ2/4であり、ドラゴンを1マナ軽くする《龍王の召使い/Dragonlord's Servant》と同じ能力とドラゴンが戦場に出るたびに任意でそのドラゴンのコピーになれる(名前はそのまま)とドラゴンデッキで使えと言わんばかりの能力!
マナ域が被る《火の血脈、サルカン/Sarkhan, Fireblood》や《爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw》と比較すると
・色が異なる
・ドラゴンを唱える場合の影響として、新サルカンは無色1マナ軽くするが、他はドラゴン限定の色マナを組み合わせで2つ出す。
・追加能力が別物。
と差別化は可能であるが、マナを軽減するだけの目的では、上記2体や《龍王の召使い/Dragonlord's Servant》や《ドラゴン語りのシャーマン/Dragonspeaker Shaman》に劣りますが、コピーになるという他にない能力で差別化もできており、コピーのオマケと考えれば十分すぎるほどです!
コピーとしては、後続で場に出たドラゴンになるため、先のターンに出していた場合は、疑似的な速攻付与のようなものとして使用できますし、ドラゴンが速攻を持っているなら、2体で攻撃できます!
性質上、戦場に出た時の能力よりも攻撃時や戦闘ダメージで誘発する能力や単純に打点が高いドラゴン等と相性が良い!
スタンダードでは色的にも特に《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》との相性がよく、速攻があるため、8点与えつつ《予期/Anticipate》を2回、または片方がバトルに攻撃することで4回誘発させることができる!《爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw》と共に3マナの加速兼サポートとして、デッキも組めそうですね!また、《焼却するもの、ジアトラ/Ziatora, the Incinerator》とも相性は良さそうで、サルカンの攻撃とお互いの生贄で18点確保できる!
また構築では3点火力で落ちないタフネス4も偉い。
他の構築では2体になることや速攻を疑似的に得ることを生かしたい。特にタルキールの龍王の若い時や《ウトヴァラのヘルカイト/Utvara Hellkite》、《果敢な雷口/Defiant Thundermaw》、《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》等のドラゴンが攻撃した際に誘発する能力持ちのコピーになれば攻撃時の能力が2回誘発するため、相性が非常に良い。
他にも《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames》や《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》、エインシャント・金属・ドラゴンサイクルなんかの攻撃時や戦闘ダメージで誘発する能力持ちとももちろん相性は良い!
また、《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》になって次の後続を3体出すような動きをしても面白そう!
統率者(EDH)の《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》では、デッキの様々なドラゴンと相性が良く、軽くする能力も始祖ドラゴンと合わせて2マナになるので魅力的。特に始祖ドラゴンを出した時に始祖ドラゴンになれるため、攻撃時の誘発が2回になる!《ヘルカイトの狩猟者/Hellkite Courser》から始祖ドラゴンを出した場合なら、2体で攻撃し、2枚ドローしてパーマネントを戦場に出す動きを2回もできる!今の自分の構築では上述した相性が良いドラゴンも多いため、是非採用してみたいです。
このサルカンを統率者にする場合は、やはりコピーによる疑似的な速攻を生かしたいので、《エインシャント・カッパー・ドラゴン/Ancient Copper Dragon》や《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames》等を採用し、殴るデッキにするのが良いのかな。色的に再誕前のニヴ様達も入れられるのは面白そう。実質、《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》に近い運用ができるか。軽いこととドラゴン自体は戦場に残せるのが利点、代わりにサーチではなく、手札から唱える必要がある点や色が少なく、コンボ適性が低い点等で劣るか。
他にも《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》に入れたり、《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》に入れたりと色が合うドラゴンデッキの統率者なら、有力候補になる!
《コラガンの戦争屋/Kolaghan Warmonger》
タルキールのドラゴンサポートカード。結局コラガンはどうなったんだろう?
3マナ3/2速攻のオーガ・戦士で攻撃するたびにトップ6枚を見てハンドにドラゴンを1枚加えられる能力。《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》のサイクルと少し似ており、1マナ軽くなり、見られる枚数が増えて毎ターン使用できる可能性がある代わりに、出た時の能力でないため除去で無効化され、加えられる枚数も1枚になっている。
ドラゴンデッキではマナが伸びたのにドラゴンがいないなんてこともあるため、その場合のサポートとしては有力候補。除去耐性はなく、タフネスも低いため、2回ほど使用できればラッキーか。
《爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw》、《燃える魂、サルカン/Sarkhan, Soul Aflame》とスタンダードのドラゴンデッキに入れたい3マナの非ドラゴンクリーチャーは割と渋滞しているので、採用枚数が非常に難しい。
統率者(EDH)の《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》では、ハンドにドラゴンを加えたい場合が少ないため、採用は難し目だが、カジュアル寄りでドラゴンを出したい場合や、ジィーリィーランを除去されまくった場合等に役に立つかも。《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》から探せない点は残念。
統率者(EDH)の《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》では、ドラゴンをハンドに加えられる点は悪くないが、5色であるためサーチ等も多く、採用する枠が非常に難しそうではあるが、ドラゴンの枚数次第では採用の余地は十分あるかと。
統率者(EDH)の《爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw》では、ライヴァズから加速はできるのにドラゴンがいないこともよくあったため、採用の可能性がかなり高い。
他にもドラゴンを手札に加えたいドラゴンデッキでは採用の可能性はある。
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